- 1.背景
- 2.始めるきっかけ
- 3.毎日行った
- 4.時間を作ること
- 5.心身の波と戦う
- 6.むずかしいスピーキング
- 7.英語以外の効果について
- 8.オンライン英会話以外の英語に関するアクティビティ
- 9.そんなわけでTOEIC
- 10.TOEIC後、勉強法を変えてみた
- 11.読みについて
- 12.おわりに
- 13.松岡宮からのお知らせ
2022年4月からはじめたオンライン英会話。なんとか1年続いたので、その記録を残す。
1.背景
自分の実力は・・・初~中級くらいか。
「英語」は苦手意識があり、好きではなかった。
勉学の厳しい高校におり、講義についてゆくのに精いっぱいだった。
学校の英語の成績は「良くもなく悪くもない」という感じであり、なんとか東大理科Ⅱ類に受かったのでまったく出来ないわけでもないのだろうが、友人たちが能動的に英語を使って活躍しているのをまぶしく見ていた。
20代半ば、とある国立研究所・・・まあ、NCNPであるが・・・3年間だけ研究職をすることになった。研究職に英語は必須であるが、自分の英語力は使い物にならないことを実感する。英語が苦手すぎて、先行研究を読むだけでも苦労の連続だった。まして執筆などは考えられないレベルにいた。研究所の仲間たちは、こんなに英語に苦労をしていないように見えた。それでも研究所での日常会話は日本語だったので、なんとか任期を過ごすことができた。
その後、確かに何本かジャーナルに英語で論文を書き、博士論文も英語で書いたが、それらはすごいお金を出して英文校正の方に直していただいたものである。
どのくらい苦手か・・・。
英語を読んでいると必ず眠気が来る。
先行研究を一生懸命読んでいると、Abstractでもう眠くなる。
そのくらい苦手だ
Crowの連続・・・。
リーディングでそんな感じなのだから、リスニングなどはもう異次元。
何を言っているのか、ほとんど聴き取れない状態であった・・・実は今でもそうなのであるが。
こんなに音楽の好きなわたしが、洋楽をあまり聴かないのは、英語がわからないからである。
親友のAちゃんが、むかし、The Beatlesの「Elenor Rigby」を勧めてくれたことがあった。Aちゃんの手紙の熱意がすばらしく、いい歌詞なんだなと関心を持った。曲がとてもすばらしく大好きな歌になった。
・・・ああああああーるかおぞーザろーりリピーポー♪
・・・しかし英語を聞き取ることは、やっぱり難しかった。
ただそんなふうに洋楽が苦手な中でも、少しはなじみのある洋楽もあった。例えば以下のアーティストが好きで、よく聴いていた。
ジョンレノン&オノヨーコ(ヨーコの歌のほうが好き)
いくつかは、父がよく聴いていたものである。英語を理解できないものの、歌として好きであった。あとから、それらの歌を知っていることが、英語学習にはプラスになることを知った。
そういえば、とても若いころ、TOEICを2度ほど受けた。もはや記憶もないが、自分の最高得点が「660」だったことだけ覚えている。
人の能力のなかには語学の才というものがあり、自分にはそれが無いことは明らかである。その一方、我が国における英語の必要性はどんどん増しており、英語が出来ることへのあこがれはますますつのった。
「いつか英語をきちんとやらねば・・・」という思いはつねにあり、そのきっかけを探していた。
2.始めるきっかけ
オンラインがここまで進化する前から、リアルの英会話教室にもずっと関心があった。
しかしどれも月謝が高いのでためらっていた。
また、リアルだと通う時間を割ける気がしなかった。週に1度でもきついかなという気がした。
近年、オンライン英会話もずいぶん手ごろな価格で利用できるようになったことを知り、やるならオンライン英会話だなと思った。それでも実際にやってみる勇気が必要であった。
そんなとき、2021年か2022年だっただろうか・・・?碑文谷APIA40でハルミさんの出演するライブを配信で観た。
東横線沿線のAPIA40はほんとによいお店で、配信もクオリティが高くてお勧めのハコ。
(出演者も募集しているよう・・・)
アルバム「歌/ハルミ」
ハルミさんは良いアーティストで、アルバムも持ってる。
詩的な言葉は小鳥が日常をえぐるよう、こころに染み入る、いい歌をうたう方である。
追記
ハルミさんは、いまご病気で療養中とのことです。
ご無沙汰しています。元気ですか?
— ハルミ (@harumi_umbaba) 2023年3月7日
療養中につき、ライブ活動は休止していますが、たまにご要望もいただくのでCDや、ステッカー、バッチの通販を始めました。
ご購入希望のかた、ぜひご利用くださいp(^^)qhttps://t.co/PnrpJvSJip pic.twitter.com/u9z5OPwTXg
どうか、すこしでも快方に向かわれますように・・・。
そして、また素敵な歌を聴かせてもらえますように・・・。
追記おわり。
そんなハルミさんであったが、英会話をやっている感じがしなかったので、オンライン英会話をやっていることをMCで話していたことにとても驚いた。
「・・・ライブハウスで出会った仲間が、え、英会話やってるなんて!」
・・・それは偏見だ、ごめんなさい!
ちょっと驚いて、ハルミさんのライブに課金したのち、DMで尋ねてみた。すると親切なハルミさんがオンライン英会話についていろいろ詳しいことを教えてくれた。
細かい情報もそうだが、実際にそれをやっている人の存在は大きく、すっかり背中を押された。
「いまがはじめどきだ!」
と思い、ネットで「オンライン英会話」と検索をした。
すると、「オンライン英会話22社比較サイト」など、たくさんの情報が出てきた。
たくさんサービスがあるのだな・・・と、圧倒された。
ただ、正直なところ、英会話教室の善し悪しは自分にはわからなので、単に「価格が安い」くらいの理由でウェブリオ英会話を選んだ。
どんな教室にも無料のお試し期間がある。
ウェブリオ英会話も、契約する前にレッスンを受けることができたので、フリートークをしてみた。その結果、予想どおりボロボロであった・・・英語で話す時間は、時計の進みが遅く感じる・・・ただ相手の先生がうまく導いてくださり、自分はアーティストでYoutubeチャンネル持ってるとかなぜかそんな話までできたような気がする。
英語で交流できたのは素直にうれしかった。
同時に、先生方に日本語は通じないということもわかった。日本語が通じないという状況が新鮮だった。
・・・もう、やるしかない。
半年前納だと安くなるので、毎日行うコースを、半年間エイヤっと申し込んだ。
Crowしてます・・・。
3.毎日行った
通信環境などについては、ウェブリオ英会話は基本的にブラウザ(Chrome)で行う。機材などは、パソコン&ヘッドセットイヤホンマイクがあれば問題なくスムーズに行える。
いろんな条件でためしてみたくて、DTMをやりながらオーディオインターフェース&マイクごしの英会話、タブレットでの英会話、スマホでの英会話などいろいろな環境で試してみた。どのデバイスでもレッスンを受けることが可能であった。
ただ、時々Chromeがマイクやカメラを認識しないときがあった。そんな時はChromeの設定をいじったり、それでもうまくいかないときはPCの設定でいったん禁止にしてから再起動して許可するなど、あれこれ苦労することもあった。
そんなアレコレのせいでレッスンに数分遅れてしまうこともあったが、おかげでカメラやマイクに詳しくなった。
そして最悪の場合は、「タブレットだけ」あるいは「スマホだけ」でもなんとかなることがわかった。
4.時間を作ること
結果として、ほぼ毎日、25分ずつ英会話を行うことが出来た。
ただ時間を作るのが大変だと思う日もあり、たとえば同じ夜の「23時からと0時から」で2日分をこなすといったスケジュールで行うことも多かった。
良くも悪くも生活の軸が英会話になり、夜通し遊べない、夜にゆっくり出来ないなどの閉塞感もあったが、もともと夜遊びをするほうでもないので、英会話のある生活にだんだん慣れて来た。
旅に出たときは英会話を行うことが難しかった。壁の薄いビジネスホテルで声を出すことにはためらいがあり、出来ないこともあった。
しかし2度目の旅では、スマホでひそひそと会話をすることでミッションクリア・・・。強迫なので、行えないと、落ち着かない。スマホで英会話できることは、継続の大きな助けとなった。
5.心身の波と戦う
誰にもあることだと思うが、自分にも気分や体調の波があり、月に1度くらい、オンラインで学ぶのがつらかった。
眠いとき、体調が悪い時、悩みごとのある時 泣きたい夜・・・
それでもなんとか続けた。
すると、心身の状態が、レッスンの出来具合とくにスピーキングなどにもろに出ることを実感した。つまり、ぼろぼろな気分のときは、単純な読み・理解などはできても、考えて答えを紡ぎ出すことが難しい。英語で答えようとすると、頭が(髪ではない)真っ白になってしまう。
前頭葉機能を必要とするより高度な認知機能を用いる課題においては、微妙な心身の状態の影響を受けることを実感した。
自分は強迫的な性格ゆえ、あるいはお金がもったいないので休まず続けたが、オンライン英会話の契約をしてなくて独学だったら、気分の波にしたがって休んでしまい、続かなかったことだろうと思う。
6.むずかしいスピーキング
オンライン英会話では発音をしっかり修正される。RとLはいうに及ばす、D、F、Th、Sh、ときには母音Aも・・・。
She、World、そんな簡単な語の発音を直される日々である。
日本語にない音がたくさんあるということ、いままで使ったことのない口や舌の動かし方をしなくてはならないということを学んだ。
「フォニックス」というジャンルがあるのを知り、動画などを観てはいるが、言い分けも聞き分けもまだ難しい。
もともとあまり口をあけずに発音する癖があったようだが、英会話ではしばしば口をあけるように指導される。特に、横に「イー」っとしっかり広げるように指導されることが多い。心身が落ち込んでいるときは明朗な口唇動作も明瞭な発声もなかなか難しいものだが、逆に言えば、英語を発声するというのは、顔をあげて、口をはっきり開いて声を出す動作を必要とするようである。
なので、もしかしたら英語を発声することで、元気が出てくるということもあるかもしれない。がんばろう。
繰り返しになるが、その場で自分で文章を組み立てて話すことは難しいことである。自分の作業能力の遅さを実感し、スピードについてゆけないことを実感している。
気持ちに余裕が無いと、過去形にすることを忘れたり、三単現のSを忘れたりする。そのうえ発音も考えねばならない。それらを考えに入れつつ文章を作り語るのだが、まだ自然にはできず、「うーん、あれはこれで・・・」と考えて応答している段階である。
正直、講師にもよる部分がありそうだが・・・いやいや、そんなふうに人のせいにしてはいけないと思い直す。
まだまだだ。
がんばれ自分。
7.英語以外の効果について
講師はフィリピンの先生方である。そのためフィリピンという国に関心をもち、また詳しくなった。日本と違って若者の多い国であり、ときには19歳の講師などに教わることもあった。
講師というバイアスもあろうが、多くの先生のなかに濃厚な家族愛があり、仲間とのパーティーやリゾート、カラオケマシーン(?)の話題があった。
フィリピンの先生方の健康な精神が伝わって来た。
日本の外に出れば、気候変動への関心があったり、そんなに鉄道が便利でなかったり、フィリピンの方はよく船で移動することを知ったり、四季も桜もない世界があったり・・・別の世界があることを実感する。
自分は仕事もフリーランスで、常時オフィスに行くわけでもなく、講師として教えているけれど非正規雇用。貧しくなる日本に呼応しているかのような自分の働きかたを伝えるのは難しかったが・・・。
そうか、桜を愛しても良いし、桜の美を誇っても良いのだ。
日本人でない先生方との会話で、素朴な家族愛や愛国心をもつことは罪ではないということを学んだように思う。「外国の方に日本のことを英語で伝える」といった本はたくさんあるが、それは大事なことなのだと気づかされた。
8.オンライン英会話以外の英語に関するアクティビティ
最近は、朝起きたとき、Youtubeの英語ニュースを流すようにしていた。
アルジャジーラ、ドイツのDW、フランスのFrance24などがお気に入りだった。
それと、もともとTEDを観るのは好きだったが、TEDICTというアプリで、二重字幕で動画を観たりした。検索ワードは、Brain、Neuron、Scienceなどなど・・・仕事に関係ありそうなものを観た。
それらは面白くて知的好奇心が満たされ学びもあったが・・・英語を学ぶという点では現時点では無駄なことだったかもしれない。
つまり、ただ流しているだけではダメであり、わからない英単語をしっかりマスターし、細かく聞き取れるまで繰り返す、などの努力が必要であったことに気づいたのである。
「多くのものを聴くよりも、少ない素材を繰り返し聴いて、確実に覚えたほうが良い。」
TOEICを終えた今、実感していることである。
9.そんなわけでTOEIC
オンライン英会話を受講して1年になる3月末、メルクマールとしてTOEICを受けることにした。
ウェブで「えいやっ」っと申し込むと、日時、必要な装備などについてすぐに返信が来た。場所はすぐにわからず、のちに届いたはがきで、蒲田の東京工科大学であると知らされた。
鉛筆、消しゴム、時計、マスクが必要とのこと。鉛筆削りも必要か、何本の鉛筆が必要か、などと考え込んだが、結果的にはニューヨークで買った安いシャーペンが最初から最後まで活躍し、鉛筆の出番はなかった。シャープペンシルはすばらしい。
ふだん腕時計をつけないので、どうしようかと思ったが、父の遺品の電波時計を使った。バンドはないけれど、公認心理師の国家試験もこれで乗り切ったものだ。
結果的に、その時計を何度も見てしまうことになる。あまりに時間が足りない試験でその時計は本当に役立った。
前述のように、若いころTOEICは2度受けたことがあり、自己最高点は660点。
今回は、1年間オンライン英会話もしてるし、もっと良い点が取れると期待をし、目標は700点とした・・・。
だが、そんな目標への旅は、開始5分で打ちのめされることになる。
リスニング45分が始まった・・・
・・・なんじゃーこの速さわああああ!!
聴いて選択肢を選んでいたのでは間に合わない・・・先に選択肢を読んでおかないととても解けない・・・。
45分間、1000本ノックのような英語を浴び続け、すっかりクタクタになって、やっとリーディングに入った。
リスニングはダメなのはわかっていたが、リーディングはマシなのではないかと思っていたのだが・・・ああ、なんという分量だ。なんという難しさだ。ゆっくり読まないと頭に入らないのに、どう考えても分量が多い。自分なりに急いで解いても時間が足りず、最後の10問は間に合わないと思って適当にマークシートを埋めてしまった。
そして2時間の試験が終了した。
前回超えどころか、大幅に低下する予感に打ちのめされ・・・思った・・・。
・・・なんだったのだ・・・わたしの、この1年間のオンライン英会話とは・・・
こんなにも、英語が出来ないままだ、なんて。オンライン英会話を雑に受けて、ちっとも血肉になっていないのではないか・・・
英語がとても出来る友人のAちゃんが、トホホと嘆くわたしを慰めてくれた。
「次は先読みすればもっと上がるはず。わからない問題はあきらめて先読みだよ~。」
たしかに、TOEIC試験形式への対策をしていなかったなと思う。友人はありがたい。
◆
それから2週間ほどたったある日、TOEICの結果がオンラインで戻ってきた。
結果は、こちら・・・
・・・なんとか700点を超えて、ほっとした。
開始前「初~中級」だと感じた自分の英語力が、なんとか「中級」になったと言っていいのだろうか。
・・・しかしあんな出来栄えで705点だとすれば、705点というのはとてもじゃないが使い物にならない点である。まだまだ、第一歩を歩み始めた段階であろう。
また、リスニングがリーディングよりも低いのは、自分としてもそうだろうと思うし、そんなものだろうと思った。
しかし、全国平均をみると、リスニングのほうがかなり平均点が高いようである。
そう考えると、自分の得点は
リーディング>>>>>リスニング
であり、かなりリスニングが出来ないということになる。
1年間オンライン英会話をしたのだが、リスニングは、まだまだ低いレベルにあるのだと思い知らされた。
10.TOEIC後、勉強法を変えてみた
反省の多い1年であった。
なんとなく英語に触れるのでは身にならないことを実感し、英語を学ぶには集中力が必要だと気づいた。
リスニングについては、流して聴くのではなく、しっかり確実に聞き取れる努力をしようと思った。
アプリのTEDICTも相変わらず好きでPLAYするが、短時間でも集中して観るようにした。
英語の歌も、なんとなく聞き流していたが、これを機にちゃんと歌詞を覚えようと思った。
最初に取り組んだ歌は、ABBAの「Fernando」。
好きな歌なので・・・歌詞を覚えて歌えるように努力してみた・・・・
♪きゃにゅひゃーざだーふぇるなんどぉーありめんばーおざなーあああああああ-----
(・・・なんだ難しいな・・・ついてゆけないよ・・・)
・・・あとから分かったが、「Fernando」は歌詞が混みいっており、どちらかといえば難しい歌であった。覚えやすい「I have a dream」や「Chiquitita」あたりから始めればよかった。カラオケ行きたい←唐突
また、いろいろな本を読んでみたが、とくに「英語で歌おう!スタンダード・ジャズ」という本がよかった。
シンプルなピアノをバックに歌われるスタンダード曲がCDに収録されており、繰り返し聴いている。
例えば「マスカレード」「星に願いを」「枯葉」「スターダスト」「マイ・ファニー・バレンタイン」などである。
それぞれが短いので、歌詞をそこそこ覚えられた。
そして、それにより、英語の学びだけでなく、いままであまりなじみのなかったジャズの良さを感じさせてくれた。
ジャズのスタンダード曲は、形を変えて、さまざまな場面で耳にする。
ジャズを聴くとき、この本に収録されている曲なら歌詞を覚えているので、歌詞を聞き取れるのだ。
・・・よーるくすあー ラッファブー、アンフォートグラファブール・・・
(「マイ・ファニー・バレンタイン」)
当たり前ではあるのだが、これが感動なのであった。
リスニングについては「歌で英語を覚える」ことの良さに気づいたといえる。あまり手を広げず、限られた歌を繰り返し聴くことで、英語の音を覚えようというのが今の目標。
歌や音楽は好きなので、頑張れそうだ。
11.読みについて
英語の読みが不足しているのは自覚していた。
英会話の先生に「英語の本を読みなさい」と言われて図書館から借りてきても、英語はあまりすっと頭に入ってこないので、なかなか読みが進まない。
好きな漫画なら頭に入るかと思って「ブラックジャック英語版」を借りてきたが、それすらひっかかって読みづらいのであった。
結果として、英語をあまり読んでいなかった。
こんな駅名の英語ですら、すっと読めない自分に気づく。
TOEICを終えたあと、あらためて自分は英語の文章が(たとえ理解できても)早く読めないことに気づいた。
自分にとって、日本語はすぐ頭に入り込む言語である。日本語があまりに頭に入りやすく、それゆえに観たくない単語や文章をみて心が痛むこともあるのだが、それも自分の脳が日本語があまりに日本語に適応した結果なのであろう。
英語はそのような枠組みが自分の認知のなかに無い。認知の枠組みを作るためにも、ともかくしっかり読もうと思った。
それにしても英語はわずか文字数が26のアルファベットですべてを表すのだから、日本語とは違った文字である。こんなに違う言語である英語の文章をすらすら読むためには、英語に慣れてゆかねばならない。
要するに基礎的な英語力語彙力が決定的に足りないのである。英語学習ではよく「辞書をひいてはいけない」などと言われ、真に受けてしまっていたが、自分に必要なのは辞書で調べて習得するプロセスだと気づいた。
そこで単語帳サービスを使い始めた。
まずはWeblio単語帳サービス。Chromeの拡張機能ともあわせると便利である。Chromeの拡張機能で英単語の意味を出し、あとから覚えたい単語は、単語帳にワンクリックで放り込む。このサービスで語彙力クイズを作ってやってみたら意外に面白くて、はまった。
単語帳アプリの良さは、復習クイズをスキマ時間にスマホで行えることである。
もっと早くやればよかった。
ただWeblio単語帳は無料だと200単語までであり、不便に感じるようになった。
そこで別の単語帳サービスを探し、現在はAndroidの「究極英単語」という無料アプリを使っている。
これもスマホでテスト形式の復習ができ、スキマ時間に復習をするのにうってつけである。
英語の本を読もうと思っても、やはり現時点では「ブラックジャック英語版」「バイリンガル版 デビルマン」あたりを読んでいる段階であり、それらの漫画でわからない単語があると、「究極英単語」で調べ、あとで学ぶために残している。
英語の読みの学びは、まだまだ模索中であるが・・・感銘を受けたこと・・それは・・・
・・・デビルマンの漫画はスゴイ!!
・・・英語、関係なかった。
12.おわりに
オンライン英会話を1年やっても、自分の場合はまだまだ使い物にならないレベルであった。
だが、「1年やったんだからわかるはずだ」と信じ、専門分野のYoutube動画や、英語論文などに触れるとき、少しだけ取り組みやすさが出て来たように思う。
英語が出来るようになると、すべての夢に近づくような気がする。
何より少し気分がいい。
これからも頑張ってゆくつもりである。
ただくどいようだが、進歩を実感するには、自分の頭では「25分×1年」では、足りなかった。
あと1年続けて、またTOEICを受けてみたいと思う。
英語よ、どうぞよろしくね。
おしまい。
13.松岡宮からのお知らせ
1)きやんのTV 出演。
あおきりえこ様のオファーで、「きやんのCAT TV」チャンネルに出演させていただきました。
Youtubeが現時点で未公開なので・・・YOUTUBE、公開されました。
改めてみると、お恥ずかしい・・・お見苦しい姿で恐縮です。
インスタグラムの配信をリンクしておきます。
あおきさんが、クロコダイルで演った「シャープペンシルの芯」という作品を気に入って下さり、なんと、特別バージョンを披露しています。作品を取り上げていただくのは本当にありがたい。
作品はすべてが実話ではありませんが・・・
「この作品は・・・いじめ?」と言われると「いじめじゃない、いじめ・・かもしれない、いじめなのかな?でも、いじめじゃない・・・」などと戸惑います・・・
それはきっといじめを受けている方の心理も同じかもしれませんね。
いじめだと認めてしまうことの抵抗や、そういう短い概念に吸収されない何か、体験そのもの、言語以前の風景、なにか、自分はそんなものを描き続けているのでしょう。
今回のあおき様など、松岡に何らかのオファーを下さる方には、こちらのCDを聴いていただくようお願いしています。ありがとうありがとう!
「きやんのCAT」の猫輔さんは、牧伸二さんの甥っ子さんでお弟子さん。
楽器なら何でもでき、音楽講師もなさっている、すばらしいマルチプレイヤー。
牧伸二さんがうちの近所で自死にてお亡くなりになったことは、口に出さない秘密のように、通奏低音で流れています。偉大な方だったとあとから知りました。
きやんの(かんの)さんも、2018年の神楽坂イベントで、記念すべきユニットライブを行わせていただきました素晴らしい方。
おそれおおくも付き合い長くなりました。
すてきなご縁に感謝申し上げます。
2)5月のライブ出演
◆5月1日(月) 原宿クロコダイル「ウクレレエイド」
19時~22時のどこかで15分。
上記の話ともつながりますが、クロコダイルの「ウクレレエイド」がウクレレ以外にも出演枠を広げています。
「松岡さんの知り合いの詩人などぜひ誘ってください」と言われますが・・・誘えるような友達が居なくて・・・とほほ。
自分も月曜日は基本的にNGなのですが、5月1日はGWなのでたまたま仕事がなく、急ですが出演させていただくことになりました。
こちらのツイッターをフォローすると出演申し込みなどしやすいです。
ウクレレエイド&「ホットクラブランド」の楽しみ方
— 主催・鰯家猫輔 ウクレレエイド&ホットクラブランド@原宿クロコダイル 出演申し込み窓口 (@yakushikun) 2023年4月11日
1.奇数月はウクレレ以外もOK。ギターやエレピ弾き語りもアカペラも
2.歌のみの方は譜面をお持ちください。イベントのサポートミュージシャンが伴奏します
3. 5/1は人気のポエマーさんが登場!!詩の朗読なども大歓迎#オープンマイク pic.twitter.com/DyaQdD4GxN
・・・人気のポエマーって、誰のことかしら・・・もしかして・・・笑
クロコダイルに気軽に出演できるチャンスですので、関心ある方は5月1日に見にいらして。
MC500円とオーダーです。
◆5月21日(日)17時05分~17時20分
デザインフェスタ57 パフォーマンスエリア
ビックサイト 南館4階
特別なメドレーを製作中です。ぜひ観てやってくださいませ。
物販もいたしますがお取り置きをお勧めします。
お取り置きできるグッズはこちらBASEにあるものになります。
残り少ないものも多いので、ご入手はお早めに!
3)フリマ
5月3日、五反田TOC内のフリマに参加することになりました。
EPレコードなど、音楽系の貴重な音源やグッズを持ってゆこうと思います。
歌作りもするかも・・・。手芸品も売ろうかしら。
(以下は透明ポケットつきスリッパ・・・左右失認の方などにいいかしら?)
フリマ、さっき決まったばかりなので・・・またお知らせします。
4)新作作っています
「水槽列車」という作品が完成いたしました。
「東京フリマ日記」にも登場した詩人の青条さんが北海道旅行に行ったときの映像を見せてくれて、これ使っていいですよーと言ってくれたので、そのイメージにぴったりの「水槽列車」という作品を仕上げてみました。
自分の創作の根源には雪の中を走る列車の風景がある。
まさに自分の表現の根幹を震わすような作品となり、感性豊かな映像を撮って使用許可くれた青条さんに感謝です。
なお青条さんのZINEは上記BASEやうちの事務所で試し読み・購入できます。他のグッズもそうですが購入していただくと事務所の運営に役立ちます。
そういえば青条さんに「早稲田一文なら英語できるばずじゃろー」とか言ったら「できませんよー」とか返事されたのを思い出します。
あれも自分の偏見だったか・・・。
◆
また、このところ短い音源を作ってTikTokにこっそりアップしているという話はときどきしてますが、最近アカウントがバレた・・・まあいいか。
TikTok用に作った12対の脳神経の覚え方ソングが、なかなか面白い仕上がりです。
こういう感じの曲を、1時間で製作する!くらいのスピード感で書いています。
お知らせ、以上です。
いつもことばを歌い続ける松岡ですが、これからりっぱな国際人になる予定ですのでよろしくお願いします~。
記事はこれで終わりです。以下は投げ銭です。