能登の震災で被災された方々にお見舞い申しあげます。
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そういえば、1996年に能登半島を一周したことを思い出した。
移動は車だったが、無人駅だった蛸島駅に立ち寄ったときの写真があった。
タコジマという、どこかユーモラスな名前の駅。
ここが終点なのだなぁ・・・と感慨深く思ったものだった。
五月晴れの、能登半島。
都会の列車を見慣れた身には、無人駅も、列車がなかなか来ないホームも、新鮮に思えた。
風だけが乗降する、凧ではない、蛸という名の木造の駅。時刻表も味わい深い・・・。
鉄道員が気になり始めたのは、この頃からだろうか・・・
だからこんなふうに駅の写真を撮ったのかもしれない。
ああ、この旅のときだろうか、和倉温泉の、かの有名な加賀屋、ではなく、加賀屋がみえる宿に泊まったりして・・・
道路ぞいに立ち寄ったうどんの中に無数の牡蠣が入っていることに衝撃を受けたり(大げさ)、回転ずしのおいしさに驚いたり、ホタルイカがぎっしり詰め込まれたお寿司に驚いたり、「サンダーバード(雷鳥)」という名のかっこいい特急列車のシートに座って「ますのすし」を爪楊枝でチョコチョコといただいたり・・・あれは甘酸っぱくて美味しかったなぁ・・・
食べ物のおいしさばかりを思い出す、今日このごろ。
旅のあと、大学で教授に「おいしいもん食ってきた顔だ」って言われたっけ・・・。
そんなふうに北陸といえば自分の20代の青春の地であり、それゆえに30代以降は行くことが出来なかった地でもあった。
青春、青い春が焼き付きすぎて、なかば避けてきた、北陸の地。
震災の被害をニュースで観ていると胸が痛む。
寄付くらいしかできないが・・・おちついたら行こう。行くんだ、行こう。
いちばん上のやつに、クレカから寄付した。
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自分の講義で学生さんに紹介した災害関連の手引きを、いま自分で見直しています。
◆被災現場の心理的応急処置Psychological First Aid
https://www.mhlw.go.jp/content/000805675.pdf
◆子どもにやさしい空間 ガイドブック
https://www.unicef.or.jp/kinkyu/japan/pdf/cfs.pdf
自分にできることは何だろう・・・考えてゆきたいと思います。
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新年ひとつめの作品です(↓)アシナガバチが出てきます、苦手な方はすみません。
今年もアシナガバチと仲良く過ごしてゆきたいと思います。
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