映画音楽は確かに好きで、よく聞いてきました。
映画音楽は、音や世界観に広がりがあるなあと感じて、なんど聴いても飽きない作品が多いという印象があります。
あまり映画を観ないほうなので、映画音楽は好きなのに実は映画そのものを知らなかったり、そもそも映画音楽であることを知らなかったりします。
これは好きだな、と思うのは以下の曲です。
◆The Windmills of Your Mind
邦題「風のささやき」。
映画「華麗なる賭け」に使われているそうですが、実はその映画を観たことがありません。
この曲をどのように知ったのか不明なのですが・・・父がよく聴いていたのかなと思います。
あの、くるくるしたメロディ。
脳裏に絡みついて、離れませんでした。
くるくる廻るような曲だなと思い・・・そのあと、Windmill=風車、ということを知り、なるほど風車っぽい曲だなぁと思いました。
英語がわからないので、とにかくメロディが好きでした。
~僕の仕事は 掃除すること すみからすみまで 掃除すること~♪
・・・自分が作詞家のスクールに通っていた時にこのメロディに勝手に上のような歌詞を載せたりしておりました。
そして最近、英語の勉強を開始して、大好きなこの歌の歌詞をマスターしたい!と思い、やっと歌詞を真剣に見てみました。
Windmill of your mind
Roundlike a circle in a spiral
Like a wheel within a wheel
Never ending nor beginning
On an ever spinning reel
Like a snowball down a mountain
Or a carnival balloon
Like a carousel that's turning
Running rings around the moon
(Lyric:Alan & Marilyn Bergman)
(AIに書かせたスノーボールとカーニバルバルーン)
・・・うーむ。ちょっと、歌詞、難しくないか??
・・・日本語に訳してみよう・・・
まわる
螺旋の輪のように
車輪のなかの車輪のように
終わりもせず始まりもしない
永遠に回り続ける糸車
山肌を駆け降りる雪の玉のように
カーニバルの風船のように
月の輪をかけ廻る回転木馬のように・・・
・・・日本語にしても意味がわからない!
ですが、何か、ものがくるくる廻るイメージを表現しているのだなということは伝わります・・・
これぞ詩だなぁ・・・と感銘を受けました。
そしてますますこの歌のもつ深みに惹かれてゆきました。
(AIに書かせた永遠に回り続ける糸車)
この歌はいろんな方がカバーしています。
SpotifyやYouTubeでいろいろな方の歌を堪能し、メロディが良いからどれも良いなあと思うのですが、自分の記憶のなかのこの歌はナナ・ムスクーリが歌っていたなぁと思い出し、ネットで探し出してCDをゲットしました。
歌詞の単語が良いですよね。
スノーボールにカーニバルバルーン、時計の針、宇宙・・・
春夏秋冬、同じようにめぐりつつも加齢し死に絶えてゆく生物のように、なにやら世の無常を感じさせる詩です。
もしかしたら、映画を観た方が、歌への理解が深まるかもしれないなぁ。
「華麗なる賭け」、見てみようかなと思います。
◆映画音楽、ないしょのお話
わたしが映画音楽好きになったのは、父の影響が強いです。
洋楽が好きで、ヨーロッパの音楽も好きで、いつもポールモーリアを聴かせてくれた父。
そんな父の遺品のなかに「映画音楽」のCDがありました。
シェルブールの雨傘、ひまわり、白い恋人たち・・・などなどスタンダードな曲が収録された、なかなか素晴らしいCD。
よし聴こう!と思って盤を取り出したら・・・
もう1枚下に何かディスクがある・・・
・・・あああ、アダルトな、DVDがっっ!!
・・・父よ、映画音楽が好きなわたしに、このCDを遺してくれたのだなと思いますが・・・そのDVDはいらなかったですよ・・・。
こっちも洋ものが好きだったのね、とか・・・いやいや・・・ブログでばらして、ごめんなさい、お父さん。
♪