ポエトリー松岡宮のブログ

詩人のくらしです

2023-01-01から1年間の記事一覧

2023年ありがとう(今年の仕事)

2023年の仕事をまとめます。 ◆本の第7章書いた まちにとけこむ公認心理師 日本評論社 Amazon 心理だけでなく、地域でなんらかの支援で開業したい人に参考になる本。 わたしは「開業やめとけ」みたいなことを書いているが・・・!? 「スキーマ持ち込まないで…

清貧フリーランスの「買ってよかった2023」

わたしは清貧フリーランス。いろんなところの非常勤講師。ときどき詩人で音楽家。 月々の収入が低く、あまり高額なものを買う習慣がない。 そんなわたしなので、しばしばみられる「今年買ってよかったもの」で思いつくようなキラキラした品物があまり無い・…

作家の嫉妬と解説の仕事(青条「コロナウィルスと燕」)

青条さんの新刊「コロナウィルスと燕」完成めでたい。 この12月に完成した青条さんの新刊「コロナウィルスと燕」の解説を書いた。 青条さんは、知人の作家さんで、都市の風景をずーっと描き続けている、すごい作家。 NOTEで文章を更新し続けています。 note.…

花巻 銀河と小屋の旅(5)(高村山荘)

この記事は、以下の記事の続きである。 ekiin.hatenablog.com 「花巻で賢治と光太郎をめぐる」シリーズはこちら。 ekiin.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー JR釜石線「花巻」駅からタクシーで20分ちょっと、片道4200円! いよい…

花巻 銀河と小屋の旅(4)(花巻駅から高村山荘へ)

この記事は、以下の「花巻 銀河と小屋の旅(3)(宮沢賢治記念館)」の続きである。 ekiin.hatenablog.com ◆ 小高い丘の上に建つ宮沢賢治記念館。 つづらおれの下りの坂をてくてく歩いて、バス通りまで、ススキの群れをすり抜けながら降りる。実りの秋が頬…

京都大学について知っている僅かなこと

京都大学について知っていることは少ない。 京都大学の敷地に行ったのは・・・10年ほど前だろうか。 川沿いに吹く透明な風がまだ冷たいころ。 京都大学の方を含む研究班に入れていただき、班の会議に呼ばれて行くことになったのだ。 京都大学に行ったのは…

花巻 銀河と小屋の旅(3)(宮沢賢治記念館)

この記事は、以下の(1)(2)の続きである。 ekiin.hatenablog.com ekiin.hatenablog.com ハァハァ・・・ ・・・そんなわけで、300段を超える木の階段を、カートを抱えたまま休み休み登り、やっと宮沢賢治記念館にたどり着いた。 長い階段の途中、踊り場…

花巻 銀河と小屋の旅(2)

この記事は、以下の「花巻 銀河と小屋の旅(1)」の続きである。 ekiin.hatenablog.com (1)と重なる部分もあるが、この(2)では、新幹線の新花巻から、徒歩で「宮沢賢治記念館」まで行ったときの記録をしるす。 結論からいえば、風光明媚な道のりをテ…

花巻 銀河と小屋の旅(1)

東北新幹線で、小松健一さんの「啄木 賢治 北の旅」を読んでいた。 これから賢治の記念館などをめぐる旅だったので、賢治のことを読もうと思って持ってきたのだが、啄木のキャラが濃すぎて啄木の部分ばかり印象に残ってしまった。 「モーリオ=盛岡」 「イー…

日本画家・高田先生のアトリエ訪問

この記事は、多方面でご活躍中の日本画家・高田先生のアトリエに訪問して楽しかった記録である。 近年、ときどき参加させていただいている、原宿クロコダイルの「ウクレレエイド」。 ウクレレを中心に、ピアノ、ヴァイオリン、ギター、などなど・・・みんな…

祝祭のシュクメルリ、その代償

これは、プリン。1個のプリン。 これは・・・2個の・・・プリンス? ・・・ごめん、わたしには無理だった。 (いつもそんなふうに謝っている気がする。) 友人との楽しい会食 素敵なお店の美味しいディナー、贅沢な一夜 小さなボートにプリンの黄金を詰め…

三度目の串間の旅のこと(体調不良というギフト)

この記事は、以下の記事の続きである。 ekiin.hatenablog.com 三度目の串間の旅が、これまでと違うのは、わたしが単独の相続人になったということであった。 末っ子、次女、背は低い・・・ おまけにどっかの家へと嫁に出た・・・。 こんなわたしが松岡家の当…

串間から持ってきた本たち

これまでの記事に書いたように、串間の叔父の家にはそれなりの数の本があった。 本好きの自分にとっては魅力的でどれも持って帰りたいくらいであったが、そんなわけにもいかず・・・どちらかといえばレアな本を持ってきた。 それらの本を紹介する。 ◆「勝て…

三度目の串間の旅 その前のこと(小さな死者の面影を)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【串間シリーズのあらすじ】 独身だった叔父が死んで空き家になった父の実家の片づけをなぜかわたしがすることになった。 そこには小さな平屋が2つあり、ひとつは崩壊寸前、もうひとつはそこまで劣…

二度目の串間の旅のこと(2)【閲覧注意/猫死体】

荷物ちらかるホテルで自撮り。にゃー。 【これまでのあらすじ】 このシリーズは、独身の叔父が死んで誰もいなくなった父の実家の片づけをしに行った記録であり、この記事は、2度目に行ったときの記録のパート2である。 2度目に行ったときの記録のパート1は、…

二度目の串間の旅のこと(1)【閲覧注意/猫死体】

「危険」と書こうとして字を間違える・・・。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【これまでのあらすじ】 独身だった叔父が亡くなり、なぜかわたしが宮崎県串間市の父の実家の後始末をすることになった。 そこには、壊れそうな「母屋…

二度目の都井岬(都井岬灯台の灯台守)

闇の世界で、貴重な光を守る人。 「灯台守」という言葉には、なんともいえない郷愁と温かみを感じる。 都井岬灯台のなかの小さな展示室に「灯台を守る人々」という文章が掲示されていたので引用する。 海に生きるすべての人を見守る灯台。 かつて、この大切…

一度目の串間の旅のこと(2)【閲覧注意/猫ミイラ】

この記事では、44年ぶりに行った串間の旅の、2日目の出来事を描く。 前記事「一度目の串間の旅のこと(1)」の続きであるが、創作部分もありすべてが真実ではない。 ekiin.hatenablog.com 行き帰りの経路のみについての記事はこちらである。 ekiin.hatena…

一度目の串間の旅のこと(1)

・・・屋根に穴があいている家を、はじめてみた・・・。 ◆ それはおそらく、令和4年(2022年)9月の台風14号によって破損したものと思われた。宮崎県知事が「まずは命を守ることが最優先です。今いる場所の安全性に不安がある場合は、ためらわずに避…

串間への二度目の行きと帰り

串間市は、宮崎県の南端にある市である。 串間への一度目の旅は、こちらの記事に書いた。 ekiin.hatenablog.com この1回目の串間への旅は宮崎空港から行ったのだが、よく見ると串間は鹿児島空港と宮崎空港の双方から同じくらいの距離にあるように思え、鹿児…

串間への一度目の行きと帰り

(JR九州のウェブサイトより、日南線) 串間市は宮崎県の南端の市。 日南線「串間駅」が市のメインステーション(であるように思う)。 そんな串間に45年ぶり(!)くらいで行かねばならない用件が出来たのは、2022年秋のこと。 そろそろ来る事態だと覚悟は…

初~中級者のオンライン英会話1周年の記録

1.背景 2.始めるきっかけ 3.毎日行った 4.時間を作ること 5.心身の波と戦う 6.むずかしいスピーキング 7.英語以外の効果について 8.オンライン英会話以外の英語に関するアクティビティ 9.そんなわけでTOEIC 10.TOEIC後、勉強法を変えて…

ドケルバン病(腱鞘炎)の手術をしました

三行でまとめると・・・ ●ドケルバン病の手術は2時間ほどの日帰り手術で痛くなかった。 ●手術で痛みが取れた ●費用は保険がきいて1万円弱の支払いだった。 スタジオ練習する患者(女性/50代)。 2月の上旬、左手首が痛むことに気づいた。 何もしなければ…

串間と一度目の都井岬

日南線代行バスが宮崎県串間市にある串間駅に到着した。 おだやかな冬の日。このときは台風の影響で列車が不通となっており、串間駅は列車の来ない駅となっていた。よって、プラットホームに制服を来た駅員というものはいなかった。 不通区間の駅には草木が…

なぜか志布志

(画像:JR九州のウェブサイトより) 南九州には、左側に「薩摩半島」、右側に「大隅半島」(+都井岬:といみさき)があり、その「大隅半島」と「都井岬」の間に「志布志湾(しぶしわん)」、宮崎県と鹿児島県の県境あたりに「志布志」というまちがある。 …