はやいもので、街にイルミネーションが輝きはじめ、年末に近づいてきた。
この記事では、3月~6月の鉄道関係のことを書くが、あいかわらずコチョコチョとしたことばかりで・・・長いわりに大したことは書いていない!
- ◆小田急不足を墓参りで解消
- ◆神奈川県は故郷のよう
- ◆渋谷のしぶやよんしゃ
- ◆東京メトロにたくさん乗った
- ◆やっぱりJR東日本
- ◆萌え駅員
- ◆新宿地下道の広告
- ◆地元東急のポスターなど
- ◆駅員じゃないけど・・・
- ◆松岡宮からのお知らせ
◆小田急不足を墓参りで解消
仕事もオンラインで行うことが増えて、なかなか電車に乗れない日々が続く。
特に小田急が不足していると感じた3月のある晴れた日、小田急を補給するために厚木にお墓参りに行くことにした。
それはわたしの誕生日であった。
東京都から、神奈川へ・・・。
それを分けるのはいつも穏やかな多摩川だった。
これは登戸駅。
危ない、むこうは東京都。
もうすぐ都内に入る予感を秘めた水ぎわのきらめきの駅。都会になり切れない恥じらいをもった少女のようにみずみずしい駅、登戸駅は、川崎市の北のほうにある。そして新宿から運ばれるグレイの制服をまとった小田急の車掌もこの駅に入ると神奈川県民としての控えめさがトッピングされてますます魅力を増すのである。
そんな登戸駅はいつもわたしの好きな駅だった。
多摩川が春の日差しを受けて、まばゆい予感に輝いていた。
本厚木駅に到着したら、「2022年3月11日定期運行終了」の文字とともに、小田急ロマンスカーの「VSE に関する思い出やお気持ち」を募集するポスターが飾られていた。
六角形をつらねてハチの巣のように構成されたポスターには、VSE に感謝の気持ちを届けようと、たくさんの駅員(ハチ)が VSA に対するメッセージボードを持っていた。中央には女王バチ、ならぬ、VSE。白い女王が新宿にたたずむ写真だった。そう、坊や、覚えておきなさい、駅員(こんちゅう)は単独では生きられないんだ、女王のために、駅員は、水をやり、餌を運び、体をみがき、働くのだ。その一群はTraintribeと呼ばれ、互いに支えあいながら鉄道を走らせている・・・。
これは四角形の小部屋で白いVSE(かみさま)への帰依を誓う駅員の写真と、信者によって描かれた白いVSE(かみさま)の姿である。聖と書いて鉄道愛と読む。ケチャを捧げる白い手袋。あの白いロマンスカーが出現した頃なんて人類の長い歴史から考えれば昨日のことのようであるが、かみさまの寿命は長くなく、こうして盛り上がって行くサヨナラの祝詞、大きく設定された儀式。駅員の愛は線路の果てに集結し高い花火を打ち上げたあとに消滅する。
本厚木駅の駅員が束になってVSEへの愛をささげるポスター、印象に残った。
VSEへの愛を感じた。
だが
しかし
この海老名駅の駅長ポスターが全てさらっていった・・・。
17年間 本当にお疲れ様!そしてありがとう!
君が走る雄姿はお客様はもちろん、私たち係員も
沢山の元気をもらい、何度励まされたことか、
心の中でいつまでも・・・
SPECIAL THANKS &FOREVER
海老名駅長
・・・・駅長っ・・・
車両への思いが強すぎるぅ!
袖口のゴールドに負けない、キラキラの笑顔は、撮影後にこの模型を貰えるという約束があったためかもしれない・・・(→子供じゃないんだから・・・)
また、小田急線の小児 IC 運賃が改定されたというポスターも印象に残った。
この右上の灰色に飾られた駅員(ドール)、これが小田急の駅員のすがた。この優雅さ、接客的笑顔、あの、平成初期の、紺色をまとった冷たい駅員の姿ではなく、いかにも対人サービス業といったおくちの丸み、おなかの肉み、ハンプティ・ダンプティに弟子入り寸前、高級洋菓子メーカーのキャラクターのような優雅を身に着けた小田急駅員の新しい側面を実感したのであった。
◆神奈川県は故郷のよう
先日、うちの蒲田事務所で高校時代の友人たちとの同窓会があった。
神奈川県横浜市にあった高校なので、神奈川県民の友人も多い。
わたしの脳裏にも神奈川県民だった頃のイメージがあり、漸減しつつあるが少しは神奈川県民アイデンティティもある。
神奈川県で育ったことを実感し、神奈川県ならではのものにビクっと反応する、そんな瞬間がある・・・
そう、こんなポスターを見た日には・・・。
「鉄道で巡る (制帽)
美しい神奈川の旅」
とあり、神奈川県を代表する交通会社の鉄道やバスの姿がみえる・・・
ん?バス?
・・・そう、バスが鉄道に含まれるかどうかわからないが、このポスター中央右手にみえる黄色い神奈川中央交通いわゆる「かなちゅう」バスは、神奈川県民の、そして厚木市民の、重要な足なのであった。
今回のお墓参りの、重要な足でもある。
黄色い神奈中バスに乗ること30分。厚木は山に向かう市だ。
豊かな自然の息吹が感じられる山は、もはや青学なき山、整えられた森の奥のニュータウンへとバスは坂道を登る。そして終点。
この終点から、山道を徒歩10分ほどで、墓地に到着できる。
ざわりざわりと生き延びる草の谷間をぬって、両親ほか数名の眠る墓地へ。
草の繁りは走り始める。空より先に育ち始める。春の墓場、死を思う場所なのかもしれないが、むしろ生命力が感じられる場所だった。死者を悼む行為は影を思うようでありながら、逆に自らの生を撥ね返る光の像として感じとる意義があるのかもしれない。もちろん周囲に萌えいずる若葉の生命力も墓地には漂っており、そういえばこの日は自分の誕生日、生命がまだ在るということを体感したのであった。
霊園でお花を買ったり、お水をくんで墓石にかけたりしたのだが、一人のお墓参りはあっさりと過ぎる。少しはお墓に話しかけたが、晴天のもと、さっさと帰り支度。
墓地からバス停へ向かう途中の山道に、なにやら愉快な看板を見つけた。
どうやら、鳥獣被害対策として電気柵を設置しているらしい。
イラストにはシカやサルと並んでイノシシがみえる・・・そういえば厚木の山のほうではイノシシを食べるときいたことがある。この山に住む動物たちは、神奈中や小田急に乗って遠い世界に旅立つなどと考えるはずもない。宇宙の旅は死んでからに。お父さん、お母さん、ゆっくりお眠りください。
ひとりだとタクシーに乗るなどの贅沢もせずまたバスで駅まで向かうことになる。厚木のバス便はよく発達しているのでそれほど待たずに乗り込むことができ、本厚木駅に到着した。帰りは海老名駅から相鉄線に乗ることにした。
先ほどの「神奈川県ポスター」にも乗っている、相鉄線の、ヨコハマネイビー、この、電車。かっこいい。
はぁ。かっこいい。
あなたの紺は華やぎの一夜のような、明るい紺。大柄なボディにその紺色はよく似合う。それから相鉄駅員の制服も紺色のしゅっとした制服になり、普通にかっこよくなってしまった。
自分が住まう大田区の東急沿線辺りもこの相鉄線の変化と無縁ではなく、この春には東急東横線・東急目黒線と相鉄線が直接結びつくという大きな変化が待っている。(日吉駅も大はしゃぎである)。そうなれば、またお墓参りに行きやすくなるだろう。そして神奈川県へのアクセスもよくなり、同窓生のみなさんと遊びに行ったりしやすくなるかもしれない。
やっぱりどこか、つながっていたい、それが神奈川県なのだ。
いくつめかの、ふるさとなのだ。
◆渋谷のしぶやよんしゃ
渋谷駅も変貌を続けており、ちょっと行かないと動線がガラっと変わっていたり、見慣れぬ建物がそそり立っていたりして驚いてしまう。
自分にとって最も大きな変貌は、中心的な駅ビルである渋谷スクランブルスクエアができたことだった。
スクランブルスクエア15階にある 渋谷 QWSという有料のコワーキングスペースも無料のチャンスを見つけて何度か行った。スクランブルスクエアに慣れると渋谷の街の常連になったようで、嬉しかった。
そんな工事中の渋谷駅で、「JR渋谷駅からのお客様へお知らせです」という不思議な日本語ポスターを見つけた。
「JR 渋谷駅社員がスクランブルスクエアの展望施設渋谷スカイに登って眺めがよかったよ」ということを教えてくれるポスターであった。
さいきんの駅員は近隣の観光案内、広報を兼ねている。
駅員の業務はもはやレールの幅ほどの直方体を超えて、どこまでも広がりつづける地平の情報を届けることも含まれているのだと実感する。
また、渋谷駅の鉄道4社が ハッシュタグ「#しぶやよんしゃ」という集団を構成する試みを始めていた。
しぶやよんしゃ とは・・・
東急
京王(井の頭線)
のことである。
こうしてみると「しぶやよんしゃ」の制服がよく似ていることに気づく。
袖口の意匠などは東急が仲間外れに思えるほどだが全体のシルエットなどはとても良く似ている。
(ちなみに小田急は入っていない。渋谷には来ないから・・・。)
4社の駅員がせいぞろいして「歩く君のことをお見送りいたします!」というポスターもあった。そういえばむかし安室奈美恵の歌にそんな歌詞があったものだ(???)。こうしてみてもその違いよりは共通性の方が印象に残る、しぶやよんしゃのポスターであった。
そして駅員ポスターの世界においては、駅員が集団で何かを訴えるという形のポスターが増えたように思う。
駅員が何かを告げるとき、話者が駅員であるというメッセージや存在感を、駅員の数であらわそうとしている・・・
・・・FNS歌謡祭ではアイドル集団が100名集まって歌っており・・もう、ひとりひとりの声なんて届かないし聴こえづらいが、そういう時代なのだろう・・・と、そんなことを思ったのは10年くらい前。
はたと思い至る。
ひとりの駅員はひとりの駅員でそれもたしかに駅員であるのだが、集団になった駅員はそれは集団というよりはもっと大きくさらに完璧なひとりの駅員なのである。つまり駅員は集団となって初めて発揮できる存在感があるのかもしれない・・・。そんなことを思った。
従の文字、属の文字。
駅員の群れは折り目正しい制服を着ながらケチャを踊る、車両に向かって、両手を上げながら。
わたしもそんなものになりたかったのだ、そんなダンスを踊りたかったのだ。
いつも優しい笑顔の、京王のポスターでもどうぞ。
◆東京メトロにたくさん乗った
都内に住んでいれば、東京メトロの列車にはよく乗ることになる。3月~6月もそれなりに乗った。
こんなポスターを撮っていた:
「ありがとう7000系 歴史写真展」
このポスターの右側で、池袋駅務管区の駅員たちがポーズを取りながら、7000系を紹介していた。
しぶやよんしゃに含まれる東京メトロ、4社のなかでいちばん制服が派手でキラキラしているような気がする。
敬礼を3人並べれば礼儀正しく格調高いかというと・・・そうでもなく・・・・ユーモラスになる・・・。
さらにおもしろいポーズなのは以下・・・
よいしょっと!
(このポージング、撮影している姿を想像すると面白い。)
そして、駅員の手は車体に、鉄道に、鉄道という概念に繋がれているという当たり前のことに気づく。やっぱりケチャのポーズが思い浮かぶ。その気づきは、少し駅員に関する思索を深めた。
制服の奥に隠された、従の文字、属の文字。
駅員の愛は線路の果てに集結し高い花火を打ち上げたあとに消滅する。
駅員は、鉄道につながれているもの。鉄道のレールにたくさんの駅員がつながり、駅員の制服はばらまかれ、駅員とは従うものという配置をされ、駅員の手袋が鉄道に対する尊敬の精神という花束をささげるのが見える。そのとき駅員の身体は霧消し、ひとつのシステムとして同化し、もうそこに人間はいなくなる・・・と思いきや、いや、いる、そこに、いるじゃないか。うれしいことに、人間だ。
わたしはあまり有楽町線を利用しないので、それほど思い入れがないのだが、このように有楽町線や車両を愛する鉄道員がいるということに気付かされたのだった。
この、「駅員が指さしている画像」のデータがあれば欲しいものである(→何に使うの?)
◆
わたしがよく使うメトロの路線は副都心線いわゆるF線である。この夏、よく立ち寄った西早稲田駅は、丸みのある、不思議な駅空間、まさにTubeのような駅だ。
あいかわらず新宿でアルバイトしているが、この日は勤務のついでに、新宿区立中央図書館に行ったのだ。ここはなかなかすごい図書館で、複数の階に分かれた広大なフロアには学習スペースもあり、ただならぬ図書館であると感じさせた。行ったきっかけは「公認心理師の基礎と実践」が全巻ありそうだったことによる。とくに、テスト理論、測定法、など、わたしはそれを教えているのであるが、自分の知識が十分でないと心配になった時、この図書館はとても役立った。そして、借りるということは返すということなので、何度かこの図書館に足を運んだものだ。
入試のとき、早稲田大学理工学部に受かっていた。あのまま通っていたら、どんな人生だっただろうか・・・小劇場に通い、小劇団の俳優としてチヤホヤされ、その座を若い女性に取られてイライラし、ゆくゆくは小劇団のボスになっていたかもしれないな、音響係を兼ね・・それじゃ今と変わらないな!
早稲田と言えば、うちの事務所でも一人芝居してくれた、詩友・俳優の「おもとなほ」さんが流山児★事務所『大人のための演劇ワークショップ2022』に参加しているらしい。
12月18日、かなり文学的要素の強いときいている演劇のワークショップ発表会、観に行く予定。
観たらすごい影響受けてしまうだろうな・・・演技がかった言動になってしまいそうで楽しみである。
少し話がそれた。
図書館は素晴らしいものだが、それは、本というものがそもそも素晴らしいからである。本は本当に魅力的で、つい借りてしまったり、自炊してしまったりする。読みもしないで集めてしまう。それにも飽き足らず、本を紹介するイベントのチケットを買ってしまったりする・・・
2019年吉川さんに誘われて行って面白かったイベント。今年もあるのか、人文の知識が不足しているので、ここいらで補充しようと思って・・・。
でも、正直、読む時間のほうが、足りない・・・
・・・本を読むために、鉄道に乗るしかない!なぜなら、鉄道では、読書がはかどるから・・・。
その気持ち、わかっていただけると思う。
◆やっぱりJR東日本
わたしは、大田区の川に近いあたり、自然の多いところに住み、都会でアルバイトをしている。
都心のバイトが終わったあと、周辺をウロウロするのが楽しみになってきた。
この写真は文京区立湯島図書館に寄ったあと、聖橋まで向かい、橋の上からJRの駅を眺めたところである。
聖橋からみえる御茶ノ水駅は、近年、大規模工事中である。それは街の風景を少しずつ変容させてゆく。学生の多いお茶の水。肩をすくめるニコライ堂。かつての学生たちが胸に抱いているお茶の水の風景を大事に守ろうとしつつも、ある日その思い出は根こそぎ抜き去られるようで、もう追いかけることもできぬほど大胆な変貌が起りつづけているお茶の水の変化のさなか、車掌が扉をバタンと閉める。更新される街のなか、思い出だってほんとうは生きて更新されるもの。ただ人間の身体だけを守りながら電車が都心を突き抜ける。
赤い電車は神田まで。
黄色い電車は、両国へ。
ところで、ピアニストの芽森さんに誘われ、12月20日は両国シアターχ、ことおと企画『隅田川』『葵上』を観に行く予定である。
あまり能のことはわからないが、芽森さんのピアノはいつも素敵で、ラジオ日経のスタジオライブで松岡のバックで弾いてくれたことがあり、とても感謝している。
きっといろいろな影響を受けて帰宅するのだろうな・・・。
歴史や伝統芸能のことも、学んでゆきたい。
JR蒲田駅のキャラ・かまどん。また最近みるようになった。
蒲田はいつも平和で・・・・いやそれは嘘だけど・・・ラーメン屋に客が立ち並び、食欲に彩られて今日も明日も元気な街である。
鉄橋を列車が、ガコガコガコン!
これも2022年夏の風景。
多摩川とともに生きているわたしの腕、しっかり走る血管のように、京急の温度は少し、高い。
◆
蒲田から京浜東北線を北上し、都内の北の方、その名も北区の十条に行ったりした。蒲田も東十条も、なんとなく男性的な街というイメージがある。そんな東十条にはトンジュウくんというキャラがいるらしい。その不思議な音の響きの組み合わせはなぜが美味しそうな臭いをただよわせており、つい「豚獣」という字をあててしまう・・・
・・・と思ったら、ふつうに豚なのだそうだ・・・尻尾がパンダグラフの!エレクトリック・豚!
だそうで、さすがはJR京浜東北線の沿線である。
またこの時期、蒲田と東十条の間にある駅だが、なぜか日暮里(にっぽり)駅に行った形跡があった。
このポスターの右上は、「日暮里駅オリジナルキャラクター にゃっぽり君」である。
かまどんと比較すると・・・すごくかわいい。
また、右下の、頭を下げている駅員も、シックで可愛い。
JR東日本のこの(以前よりは)地味目の制服にも目が慣れてきた。
以前の制服はどこに行ったのだろう、ふとヤフオクで「JR東日本 制服」で検索をしようとして、やっぱりやめた。
蒲田ー日暮里ー東十条を往復すれば、京浜東北の青い風が吹く。
それは神奈川県の海から運ばれた風かもしれない。
京浜東北線に沿って風が吹き、2022年の夏がふわふわと過ぎゆく。
◆
そしてことしのJRの旅といえば、5月に福島に旅したことも忘れ難い。
詳しくはこの記事に書いた。
それにしても「夜ノ森駅」という響きの忘れ難さ。後で知ったがこのときはやっと立ち入り規制が緩和された時期で、宿泊などは出来ない時期だったそうだ。だから誰もいなかったのか。
何も知らずに出かけて、何かを知って戻ってきた常磐線の旅。
この綺麗な駅が、ふたたび花と笑顔に包まれる日が来ますように。
◆萌え駅員
どうも最近「(男性の)萌え駅員」がいるらしいことは、気づいていた。
なんかとてもじゃないが実在しなそうな駅員だな・・・と、なかば冷めた目で見ていた。
なかでも山手線の駅にちなんだ萌え系キャラがいることにも気づいた。しかし、わたしの中にはどこか、萌え絵に対する反感みたいなものがあったのかもしれない。
ずっと、ずっと、スルーし続け・・・
・・・いや、何なんだ、これは・・・?
そろそろ調べてみようかと思っていたころ、説明するポスターに出会った。
「ステーションアイドルラッチ」
30の駅からなる山手線、
そこで働く個性豊かな駅員たち。声よし、所作よし、笑顔よし──
そんな彼らは改札を出ると、
キラキラ輝くスーパーアイドルに大変身!その名も、
ステーションアイドル LATCH!パーフェクト駅員が奏でる
アイドルデイズに
お乗り遅れのなきようご注意ください!
わたしは漫画が大好きなのだが、アニメはそこまで詳しくなく、萌え絵というか、こういう絵柄にはあまりなじみがない・・・。
・・・駅員さんは素敵だと思うけど、アニメ絵の駅員さんはちょっと・・・
と思って、げんなりしながら見てみたリンク先の公式サイト、田町と新橋が50代のイケおじ駅員で・・・あ、え、なんか、おもしろいかも・・・いいかも・・・。あああ、あああ、五反田がヒゲ駅員!有楽町は赤髪!・・・はぁ はぁ・・・
気付けばどんどん見てしまっている自分に気付いた。
駅員さんはよいものだ。
でもやっぱり、現実の駅員には、かなわない。
現実の人は、身長も体格もいろいろで、ぽっちゃり、ふっくら、そっちの世界観のほうが好きである。わたしは現実に近いものが好きなのだと気づかされる。
というわけで
>情緒あふれる温泉街で温泉巡りはいかがですか?
それはいいね!
JRに乗って温泉にでも行きたいものである。
◆新宿地下道の広告
新宿三丁目から新宿駅・西口方面に向かう広大な地下道には巨大な広告があり、通行人の目を奪う。そしていま勢いのある企業・イベントなどを教えてくれる。
3月~6月のある日は、こんな感じであった。
ごめんなさい、よくわかりません。
そして、この地下道で、都心に戻ってきたことをチューチューとアピールする大学があった。
中央大学法学部!
中央大学法学部!
中央大学法学部!
もう動物園のそばじゃない!
中央大学法学部が!
中央大学法学部が!
都心の校舎に戻ってくるということを、新宿の通行人に、必死にアピールしていた。
大学も、生き残りをかけて必死なのだなと思った。
非常勤講師をやっているわたしも、他人事ではないのだが・・・。
◆地元東急のポスターなど
わたしは東急沿線民である。
こんなポスターを撮ってしまうのは、やっぱり、この制服が、好きだからである。
ところで、わたしはしばしば「まつみやさん」と呼ばれるが、そのなじみのない呼ばれ方をされると「まつおかです」と必ず修正するようにしているがそんなことはともかく小学生の松宮が東急の駅長にインタビューした結果をまとめた新聞が「私とみんてつ 小学生新聞コンクール」で受賞したそうだ。
松宮のしたことはこちら:
新聞の一部はこちら:
駅長に手紙を送った松宮は
「なんと19駅中18駅から返事が来ました!」
とのことで、残りの1駅がどこか気になるが・・・
・・・これがものすごく面白い新聞だった!
特に、「中目黒の駅員は”旗振魂”と書かれたオリジナルのシャツを着ている」というすごい情報があった・・・。
なお、「駅長さんに聞いてみた新聞」をはじめ、受賞作はウェブサイトで読むことができるが、ほかの新聞も、けっこうすごい取材力で、関西、東海、姫路・・・知らぬ街の情報を届けてくれる。
最近、いろいろな情報が向こうからやってきて、インプットに忙しい昨今ではあるが、本当はこうして自分で見たいものを見に行くのがよいのだろう。
日本各地の、まだ見ぬ鉄道の風景を思い、小学生の言葉に導かれるように、そこに行きたい、などと、思うのであった。
鉄道はすばらしい。
はい、東急は素晴らしい。
以下の写真は、東急大井町線である。
これは東急駅員が非常線を張っている・・・のではなく、大井町線の特別車両、特急券を持っている人だけ乗れる車両なのだ(Qシート)。大井町線で、有料座席とは!いまだにちょっと驚いてしまうが、田園都市線民のためのものなのであろう。
東急にもたくさん乗った初夏だった。
◆駅員じゃないけど・・・
警察関係のポスターもなぜか撮っていた。
「チカン」「トウサツ」「ケイサツカン」と歌えば、どこか響きがよいという気がした。最後は逮捕される歌ができるだろう。
「地下鉄サリン事件を忘れないで」というポスターも印象に残った。1995年、オウム真理教が起こしたテロ事件・・・と、説明する必要があるほど、それを知らぬ人も増えてしまったのかもしれない。
わたしはドンピシャの世代で、同級生が入信したのを思い出すが、そういえば最近とある筋であさはらの本をGETした←いきなりなんだ。
制服のみなさま お仕事 お疲れさまです。
◆松岡宮からのお知らせ
松岡からのお知らせです。
松岡宮のCD「Limited Express 383」であるが、ディスクユニオン委託期間が終わりました。
正直、CDを売るのってなんて大変なんだろう・・・というのが本音ですが・・・ご購入下さった方に、心から感謝申し上げます。
これからCDをお求めの方は、Amazonがお安いのではないかと思います。
松岡のBASEでも販売しておりますので、そちらで購入された方は、直筆のお手紙を添えられると思います。
◆新しい音源動画「スズメバチの敗北」をアップ
スズメバチがアシナガバチの巣を襲うというのはしばしばあるようですが、アシナガバチが反撃してスズメバチが敗北するのは珍しいように思います。貴重な動画が撮れたと思い、短時間で作った歌を添えて公開しました。
すでに多くの視聴をいただいており、ありがとうございます。
◆
創作や作品作りに関しては充実していた2022年でした。そして自然のなかで暮らすことの豊かさを実感した1年でもありました。東京を離れたいと思うことが増えた夏でした。情報が少ない場所にゆくことで本当に大切なものを知ることが出来るかもしれない。自分に入ってくる情報を意識的に絞り、知らない世界のことを知らないといけない。そんな思いから、4月から英会話を開始し継続中ですが、新たな子音と母音の、音声言語の世界に入り込み、知らん世界、知らん世界、日本語ではない世界に放り込まれる。そして、文字や言葉ではなく指先から入る情報を脳に仕込ませる作業、すなわちピアノを弾き始める。作品作りに新しい感覚が封入される。そんな生まれたての感覚の海のなかで、鉄道がもたらしてくれた、感性の部分への贈り物。新しい感覚。
2022年3月~6月は、自分のなかでシフトチェンジみたいなことが起こり、それが創作にはプラスに働いていたように思います。
やっぱり鉄道が好きだと思う今年の夏でした。
おわり。
記事はこれで終わりです。以下は投げ銭です。