松岡宮のブログ

詩でうた作り

本と音楽(8月11日)

このところ読んでよかったなーという本の備忘録です。

 

●カラー図解 脳の教科書

 

この本はフルカラーで、口絵、写真や図がとてもきれいです。珍しくKindleで買ってしまった本でした。

 

比較的新しめの本なので、現在までの脳に関する知見をわかりやすく、ある程度専門的なところに踏み込んで紹介してくれます。脳の障害についての章もあり、ちょっとしたコラムも読み物として面白く、本当にすぐれた「教科書」ですね。

わたしの講義で引用させていただくかもしれません。

 

 

●紛争でしたら八田まで(1)(2)

ウクライナの問題が始まったときに、ウクライナ編を含む1~2巻が無料で、読んだら面白かった本でした。

なんというか、自分は世界のことを何も知らないから勉強になるし、日本ではなく世界のなかに自分は生きてるんだなと思えたし、語学を学ぶことに背中を押された・・・???

世界にはそれぞれの国があり、国や地方には文化があり、紛争がある・・・。その現実に背を向けることはできないのですね。

そして、こういう漫画、好きなんだなと思いました。

 

 

●「不登校の子どもと保護者のための<学校>」

 

 

2015年の本。文科省の統計によれば、そのあたりから不登校がぐいぐい増えています。

 

そのような中、奈良にある不登校専門校ASUの取り組みを紹介する本書ですが、非常にきめの細かい、子どもの心理に寄り添った描写が印象的です。


個別の事例も描写が豊かです。保護者とのかかわりについて、時にネガティブな思いをすることも含め誠実な記述が多い印象があり、また、子供の話を待てずに伝えようとしてしまう「教師のかまえ」から脱却した方の例も印象的でした。


理想論ではない、現実的な記述が多く、そうなんだ!とか、あるあるかもー、なんて共感しながら読ませていただきました。

 

 

●戦争は女の顔をしていない(1)
独ソ戦を経験した女性兵士の語りの漫画化。
生理用品もないのでズボンが血でカチカチになってしまったという、女性ならではの経験に加え、戦争の悲惨さに、寒さが加わる点が印象的でした。例えば狙撃兵になった女性は12時間以上も雪の中に横たわり、体も凍りつきながら人を狙撃したという経験を語ります。朝になって、雪に覆われた死体の多くが手を上に上げていたという記述のリアルさに、戦争の苛烈を感じます。
 
また戦争が終わっても後遺症は重く、「何もかも1からやり直さないといけなかった、スカートをはくのも買い物も」という言葉に表されています、「戦争は真っ黒で何も覚えていない」という言葉にも。
 
そのような中で、恋愛も語られます。死が身近であることは、人を愛させる側面もあるのかな・・・などとつまらぬことを思いました。

 

 

 

坂口安吾の有名な小説ですが、これまで読んだことが無かったので、近藤ようこさんによる漫画化したこちらを読みました(マンが好き)。おかげでこの有名な小説のストーリーを今更ながらはじめて知りました。

 
「男は都が嫌いでした・・・」という言葉が印象に残ります。男の孤独な心象、女にぐらつく優しさというか、弱さが印象的で、なんとなく男のほうに感情移入してしまう漫画でした。

 

 

「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」

 

 

わたしの親友がやけに登場するというので読んでみましたが・・・思ったより登場していて笑った・・・活躍やん。

 

目の見えない方とアートを見にいく、という題名ですが、そもそも読者だって筆者とアートをともに見に行っているわけではないので・・・なので実際の絵のコピーが付録についていたのはうれしかった。

 

障害の本というより芸術の本という印象を持ちました。社会的に知らねばいけない負の出来事を、アートで心に刻む・・・芸術の出来ることを実感した本でした。

 

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●感動したSONGなど

 

近年は原則として英語縛りで音楽を聴いており、歌を楽しんでいない気もしますが・・・・そんな中で「いいな」と思った歌の備忘録。

 

今夜はフィジカル

 

youtu.be

 

わたしは最近この歌を、予備知識なく、なんとなく知ったのですが、「なんといい唄だ!」と感動して、2度3度と聴いてしまいました。

こういう派手でポップな展開の歌が好きなのですよね・・・・。

 

この曲が出た83年は日本に居なかったので知らなかったのだなとわかりました。

 

 

●The Windmills of Your Mind

 

youtu.be

 

唄や音楽が好きなわたしは、映画やアニメの主題歌なのに歌だけ知っているということがよくあります。この歌も、華麗なる賭けという映画の主題歌?であったことを最近知りました。

すごく小さい頃からこの曲のメロディだけ知っており、風に木の葉がくるくる回るような美しいメロディがずーっと心に残っておりました。

 

題名も歌詞も分からぬなかで、このメロディに勝手に歌詞をつけたこともありました・・・

 

・・・僕の仕事は掃除すること

・・・完膚なきまで掃除すること

・・・僕の仕事が落ち葉のように

・・・ひらひら踊る ひらひら踊る・・・

 

(・・・変な詩・・・。)

 

最近英語を学んでいることもあって、大好きなこの歌を少し真面目に調べてみました。歌詞をてきとうに訳すと・・・

 

まわる・・・

らせんの中の円のように・・・

車輪のなかの車輪のように・・・

山からの雪玉のように・・・

 

と、意味はよくわからないものの、メロディに合致した回転するイメージが伝わってきました。詩的な歌詞なのだなぁ・・・。

この歌が聞きたくて、ナナ・ムスクーリのCDを買いました。

 

 

●オロチョンパ!

 

youtu.be

 

この曲も最近何気なく聴いて「いいな」と思ったのでした。

もうとにかく気持ちが良い!

歌詞の意味とかわからないけれど、気持ちが良すぎる!聴くだけで体が踊ってしまう・・・。

1991年の曲ということで、わたし19歳か・・・。自分が若い頃に聞いた楽曲・その時代のアレンジことにリズムパートなどにはやっぱり惹かれるものがありそうです。

あとインドネシア語が何気に入っていて「スラマットパギー(おはようございます)」「アパカバール?(お元気?)」という言葉が懐かしかった。「バイク(元気です)」と答えるのですよね・・・。インドネシア育ちのわたしです。

 

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ひとまず、そんなところです。

 

読書録、つけてるつもりでも、ぜんぜんダメだなぁ・・・・反省。

こうして記事にすることで、これからはもっと丁寧に読もうと思わされました。

 

というわけで(どういうわけ?)松岡宮のショップも、どうぞみてやってくださいませ。

 

383.thebase.in

 

 

記事はこれで終わりです。以下は投げ銭です。

 

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