東京は、年が明けると雪が降ったりしますね。天気が崩れるのは、春に近づいているあかし。
先週の雪予報の日は、ちょっと遠くの多摩センターへ、仕事で出向きました。
南武線を使って移動します。
雪にうたれ頭を垂れるススキの穂がいます。
ホーム南端、からっぽのステージはいま、コートを寒そうに着込んだ車掌の到来を待っている・・・。
融雪剤?みたいなものも撒かれていました。
のぼりと駅で、小田急へ。
小田急線に乗るのも久しぶりです。
なんとなく小田急線といえば寒そうなブルーで、その青は雪に似つかわしいという気がしました。
ライヴァル・京王線のイメージカラーが「アイボリー」「ピンク」といった暖かい色なので、よけいに小田急といえば「クール」「寒色」というイメージがあるのです・・・そして駅員乗務員たちの、雪にたたずむススキにも似た美しさ・・・今回も堪能しました。
最近は、駅員が、なんというか、「選ばれし導き手・教え手あるいは自社タレント」として鉄道会社の広告に出演することが増えてきたように思います。
のぼりと駅。
以下のような看板もみつけました。
散策?
スイーツ?
・・・のぼりとにスイーツの店があるのか?
また、「キラたび」というキャンペーンをやっているようで、寝不足な顔の駅員の黒板アートがありました。
のぼりとがあたかも世界の中心のようなアートですが、右下の小さな2駅員が可愛いですね。
小田急では、鉄道が行き過ぎた直後の線路にカラスが下りてゆき、パンのようなものをくちばしに加えて飛び去ってゆきました。
カラスの世界でスイーツ速報がとどろき、仲間たちが集まる・・・。
小田急沿線はパンも美味しいらしいと・・・カラスの動きにも思い知らされます。
遅延もなく、スムーズに目的地の多摩センターに到着いたしました。
やけに情報量の多い駅名看板が出迎えてくれました・・・キチィもどこかに、かくれている・・・。
わるそうな顔の駅長チラシも見つけました。
そうそう、小田急の鉄道員はこの冷たい感じが素敵なのですよね・・・個人の感想です・・・。
わるそうだけど制服のジャケットが人の好いホテルマン風であることもうかがい知れると思います。
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小田急ホームから見える要塞のような多摩センターの始発駅が
雪景色のなか、いちまいの絵のようでした。
ダダン!ドドン!
やはり多摩は都心とは違う・・なにげないもの、何もかもが、大きい。「大きい」というだけで、なぜかそこに新興よりもいにしえをみてしまう、なぜだろう。格納されるのは駅員1号、駅員2号。漸化式により収納される駅員たちの、エレガントな紺の制服に、雪は降る降る、大丈夫、駅員たちは、機械だから。
多摩モノレールからすべての雪が発射される。
この地がすべての始まりですよと団塊の世代の父たちが歌う、丸の内まで2時間弱の通勤がんばり子を育て上げた、年老いた、りっぱな、父たちが。
小田急の駅に立てば、並走する京王と、上空を切り裂く多摩モノレール。
雪の中で車両たちは出会い、別れ、毛細血管の動きを止めないことで、東京のひとびとを生かしているのでしょう。
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ついでにモノレールに乗ってみました。
すいた車内、先頭車両に陣取ります。
小田急さん、京王さん、お高いところから失礼します・・・。
郊外を縦切りする路線は貴重です。
運転士の黒い背中、手袋の指先は、季節も縦切りに!
仕事先の仲間には「えっ?今日は来られないと思ってました、雪で・・・」と驚かれましたが・・・「・・・だ・か・ら・さっ★」とは言いませんでしたが、雪の鉄道というのも、なかなか素敵なもので、その美をたっぷりと堪能いたしました。
仕事もがんばりました。
あとひと雪、ふた雪来るかもしれませんね。
靴とか手袋とか・・・備えたいと思います。
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おしらせ?
1)わたしはHTMLまったくわかりませんので見苦しいかと思いますがプロフィールページ更新しました。
自分としてはあっという間ですが20年も活動しているのですね。なにやってるんだろう・・・。
2)大田区の賞をいただきました「てん」をサブスクでリリースすることに決め、申請しました。
わたしの誕生日である3月上旬ごろに聴けるようになるかと思います。すでにBandCampでは公開していますが、ぜひいちど聞いてみてくださいね。
3)BASEでグッズ置いてますが、少ーしずつ、いろいろ売れてます★ありがとうございます。
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