駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

松本、姨捨、18きっぷの旅

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おは松本。

これが、朝の松本駅前の様子です。

 

駅ビル「midori」がうっすら見えますが、駅前の通りは高すぎる建物もなく、空が広い・・・空間がスッキリしていますね。

 

松本には、お墓参りのためにきました。

お墓までは、徒歩25分程度でしょうか。

前にひとりでお墓参りに来たときは、学会のついで、しかも折りたたみ自転車で行ったのを思い出します。

あのとき、あちこちサイクリングして、松本の構造と浅間温泉の方角や距離感がわかってきました。学会の内容は・・・・何だったかな・・・!?

 

土地勘も出来て来たので、歩いてゆこうと思いました。

要するに、北へ向かえばいいのだ・・・

てくてく。

 

あっ

女鳥羽川だ。

 

 

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しゃららら しゃららら・・・

せせらぐ音が美しい女鳥羽川です。

せせらがない呑川(蒲田)を見慣れていると流れる小川って素敵に思えます。

 

あっ

山が見える。

 

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 こういった何気ない日常風景に 雪をいただく連峰がみえるのが信州のすばらしいところですね。

信州人が、山が見えない場所に住むと、山が恋しいことでしょう。

 

軽井沢・小諸と松本を一緒にしてはいけないと思いますが、小諸にお住いの、たがみよしひさ先生の「軽井沢シンドローム」に、よくこんな山がよく出て来たなあ・・・。

 

厳しい自然を教えてくれる、山は、きれい。

 

しかし・・・お墓に行く道のり・・・迷いました。

 

あわてて夫とライン通話しましたが、

 

「お墓への道?花を売ってる店がそばにあるんだよ。ちょこっとしたところを、右にまがるんだ」

 

とか

役に立たないことばかり言うので

すっかりわたしもキレて

 

「こまくさ道路なのか、違うのか、それだけを教えてよ」

 

「道の名前はわかんないよ。花を売ってる店があるんだよ。ちょこっとしたところを右に登ると・・・・」

 

などなど、かみ合わない応答を繰り返し・・・

なんとか見覚えのある道を見つけました。

 

ちょこっとしたところを右に曲がり、登って、登って、やっとお墓に到着です。

 

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先祖ぉ~、元気でしたか?

その小高い丘にある大きな墓場には・・・死人のほかには誰もいませんでした。

とりあえずお花をいれて、水をかけて、写真をとって、仕事終了。

(線香は持ってくるのを忘れた)

 

これで先祖も浮かばれるでしょう。

 

ちょっとおなかがすいてきた。

山頂で、誰もいないし、風景がきれいだし、鞄のなかにある「ブランパン」や「からあげクン」でも食べようかな、と思いました。

独りピクニックだね。

 

ガードレール付近の石に腰掛け、

割りばしでからあげを掴んだ・・・

 

その瞬間!

 

獰猛そうな、大きな鳥が上空を旋回しはじめました。

 

ばっさばっさ・・・

ぐーるぐーる・・・

 

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これです。

あとからトンビだと知りましたが・・・

・・・え、トンビって・・・こんなに大きくて、鷲とか鷹みたいなフォルムなの・・・?

知らなかったです。

 

動画をスローモーションにしてツイートしています。

 

 

 

とにかく大きく、足の爪も鋭いのがみえて、こっちを見ている感じで、なんか上空でグルグル狙っている感じだったので怖かったです。

 

 

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あまりトビ(とんび)ってのはこわいイメージがなく、カラスくらいのものかと思っていたので、名前も「ワシ」「タカ」より、緩い感じなので・・・意外に怖い姿であることに、びっくりでした。

 

鳥さん こわいな・・・。

からあげクンを諦めて、旧・開智学校に寄りました。

 

(・・・買い食いを諦めて真面目に学園生活を送る高校生のよう・・・)

 

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旧・開智学校は、和と洋がぎこちなく入り混じり、それがなにやらパワーを与えてくれるような空間でした。

 

「西洋のことを しっかり学ぶぞ!」みたいな感じだったのでしょうか。

 

熱さが伝わってくるようです。

 

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懐かしいね。

 

 自分が教育の仕事に関わっていることもありますが、学ぶことの初心を教えてくれます。

おっさんぽい天使のグッズも販売していましたが、いろいろグッズ買ってしまった。

 

 

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ステンドグラスも美しい。

 

そして松本城を通りながら駅へ戻りました。

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国宝・松本城

春休み期間でもあり、思ったよりも観光客や人々が多かったですね。

 

鳥が多く、そういえば鳩が乗ってる動画をツイッターにあげていました。

(メスちゃんが「ほら乗ってよ」って感じで乗り気なのがわかります)

 

 

 

 

ランチ時の松本の街は、おしゃれな洋風ランチを出してくれそうなお店が多かったです。

 

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パンケーキのお店も・・・。

 

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美味しそうなカレー店。

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松本って、おしゃれですよね。

けして田舎の街ではなく、先進的で感性豊かな、新しい感覚の街という感じがします。

パルコ前広場には、コロナもどこ吹く風といった感じに、若者がたくさんいました。

 

あとは18きっぷで帰るだけですが・・・時間的にも姨捨に行けそうだったので、

篠ノ井線で、日本三大車窓といわれる姨捨駅に行ってみました。

 

松本を出たあと、篠ノ井線はしばらく北上を続けます、

つまり(かなり離れていますが)大糸線と平行に走るのですね。

 

 なかなかダイナミックな風景です。

 

 

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特に、この、川にそって北上する列車からみた荒漠たる風景は、こんな写真では伝えきれぬほどの感動がありました。

 

いまは少し枯れている木々。

零下を耐えた川の流れ。

深く重なる森に林。

そして北アルプス

自分にはとてもたちうちできない、はるかに大きなものが、ゆっくりゆっくり、たしかに生きている、といったような、感動、なのかな・・・。

 

・・・東京じゃなくても いいのかもしれないなあ・・・わたしは・・・もう・・・。

 

北アルプスの風景にテンションがあがりつつ、

ときに対向列車との待ち合わせをしつつ、

到着しました。

おばすて!!

 

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そういえばスイッチバックだった姨捨駅です。

 

駅からの風景がほんとうにすばらしい。

 

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こんな風景がプラットホームから観られます。

ちなみにホームの椅子の向きは、「さあ、この風景を観てくれ」とばかりに、線路とは逆の向き、この風景がみえる向きになっています。

 

映像やジオラマではなく、ほんとうに、人が暮らしている街の風景なんだ。

 

ゆるやかに蛇行する千曲川、家に学校に、人が生きている気配があり、小さな森も、遠くの山も、人間の小ささを感じさせてくれます。

 

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駅から踏切を渡り、きつい山道の段を上がったところに、ちょっとしたベンチなどがあり、姨捨公園とはそんなささやかなスペースのことを言うようですが、そこで帰りの電車を待ちました。

 

先客で、おばあちゃんと孫の組み合わせ、2人組がお弁当を食べていました。

 

軽く挨拶をしたあと、わたしは松ぼっくりなどを拾っていたのですが、おばあ様(といっても60歳くらい)が、お団子とリンゴをくださって、話しかけてきました。

 

この坊やの母であるところの長女さんがお仕事なので、この子を4時まで預からなくてはいけないので、ここに昼ご飯を食べに来た・・・とのこと。

 「どこから来たんですか?」と聞かれたので

 

「・・東京です・・・」

 

と (コロナ禍のなかすみませんという気持ちで)おずおずと答えたところ・・・

 

「東京!そんなところから!わざわざ!」

 

と 

びっくりされました。

 

「次女は都内に勤めてるんですよ」

とのことで、

「ほう、どこの市区町村ですか?」と訊いたところ

「・・・どこだったかしら・・・スマホみないとわかりません」

と、のんびりしたお返事。

 

それから、この丘からみえる風景のなかで、あのお店はおすすめで、あそこは神社、あそこはこの子の通う小学校・・・などなど、教えてくれました。

 

 ・・・こんな街にもカジノ計画があって、外国からのお客さんを呼び込もうという計画があるので、街の住民は反対しています、ということも教えてくれました・・・。

 

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スイッチバックの駅は、2倍列車が通るので、なんだかお得な気持ちです。

ハァハァ。

高さの差がある風景って美しいのですね。

湧き水もぽたりぽたりと崖から道路へ雫を落として、その水の流れのするどさ、この駅がいかに斜面にあるかを物語っていました。

 

山はいいものだ・・・(←何度目?)

 

去りがたい姨捨駅に静かに普通列車がやってきて、後ろ髪をひかれる思いで松本に戻りました。

 

それから松本から小淵沢行きに乗り、小淵沢から高尾、立川、南武線で川崎まで戻りました。

行きがいろいろ大変だったので帰りはスムーズで、楽に思えました。

 

帰り道、甲府あたりで、富士山がきれいにみえました。

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・・・新幹線からみえる富士山よりは遠景ですが、なかなかの威容です。

 

富士山を近くに感じることができて、山梨県民はいいなあ。

 

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 こんなふうにホームから桜がみえることもありました。

自粛疲れで、お花見に人が来すぎることを問題視する報道も出ていた頃・・・わたしのお花見は、この、人の少ない中央線普通電車の、人の少ない駅のホームからみえる、わたしひとりで観る、はかなげな桜、そして車掌の発車の合図、それがわたしの花見であり、最大限、感染をしないためのお花見だったのです。

 

先祖のみなさん 

初春の松本はとても良いところですね。

ずっと松本に居たいくらいでしたが、コロナ禍の程度も大きな都内でもうしばらくは 頑張ってみます。

 

先祖のみなさん

なじみのなかった信州が わたしの大事なふるさとになっていることに気づきます。

イナゴもおいしく食べられるようになって・・・だんだん信州人になりつつある自分に気づく旅でした。

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先祖のみなさん また行きますから待っていてください。

 

 

結論としては

「節約したいなら、松本までは18きっぷで大丈夫!」という感じです。

・・・もう目的地まで早く向かうことが重視される時代ではないように思う・・・風を感じて、ゆっくりと風景を地理と照合しつつ、登り下りする移動の経路が、旅の楽しみだと思うのです。

 

 

鉄道旅はしあわせです。

そして18きっぷは偉大です。

それを実現するには、健康を維持しつづけることが大事なようです、がんばろう。

みんなが行く場所には行かず つねに感染のリスクを気にしながら

精神の栄養を忘れずに、鉄道旅の幸せを胸に抱きつつ、がんばりますね~。

 

そんな感じで、旅日記、おわりです。

新年度、がんばりましょう~。

 

 

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