駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

信州・松本への大変な道

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 頼まれていた仕事を終えたら、もう昼すぎでした。

 

3月中に、松本へ、お墓参りに行かなきゃいけないなあと思ったのですが、

18きっぷで、普通電車だけで松本に行くことは可能な時間だったので

ヨシ、行くか!

 

と 思い立ち、荷物を作り始めました。

 

先週の郡山ーいわきの旅を思えば、松本は近くてラクな気がしました・・・

 

がッ、

ちがう!

 

ちがいました。

 

中央線ならではの(?)独特の苦しみが あったのです。

 

18きっぷは、JR蒲田駅から乗りました。

少し駅前図書館に寄ったのですが、なぜか救急車が来ていて、「なんだ、怖いな、蒲田は怖いなあ」と思いつつ・・・

駅に行ったら、改札前に警察官が4名。

そして、なにやら大声を出している高齢者2名・・・。

警察官と、押し問答。なんだろう・・・

スリルを感じつつ、有人改札で横長の18きっぷを見せてハンコをもらおうとしたら、15時過ぎていたので、駅員さんにスルーされそうになって・・・

「あっ、今からですね」

と気づいた駅員さんが 丸いハンコを押してくれました。

 

アブナイ雰囲気の蒲田駅を出発です。

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信州ということで やや厚めのコートを着ましたが、強い日差しのなか、暑いくらい。

 

東京は、明らかに街に出てくる人が増えていますね。

飲み屋も、通行人も、デパートも・・・

そして、本日の感染者数も400越え・・・。

人が多いというのは、それだけでトラブルやストレスのもとになるのです。

桜ふくらむ春色の予感のなかには 少し不吉な予感もありました。

 

東神奈川で横浜線に乗り換え、八王子まで向かいます。

車窓風景が、郊外らしく高く、遠景になってきて、いいなあと思いました。

八王子まではスムーズに到着しました。

 

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しかし、八王子で、電車が止まっています。

「立川と日野の間で人立ち入り」とのアナウンスを繰り返しています。

(あとで知ったところによれば、撮り鉄さんの立ち入りのようでした)

 

そういえば、最近電車にも乗らなくなったので、こういうトラブルも久しぶりです。

 

復旧が遅いな、と、思いました。

それから、ホームにどんどん人が集まってくるな・・・八王子って人口多いんだな・・・ということを思い・・・

それから駅員のアナウンスが狂ったように多い・・・本当に駅員の声が多い・・・

駅員、どうした、どうした、汗をかいて・・・繰り返す声・・・

 

・・・立川と日野の間で、人立ち入った関係で、到着電車、遅れています、ホーム混雑してご迷惑をおかけします、申し訳ございません・・・

 

黒い衣、風にひらりとひっくりかえるサイドベンツ。

その優雅な制服に比べ、駅員というのはこんなにテンパっているものだったか。

 

その、裏返りそうな、声。

 

(もしかしたら自分がよく乗る東急は最近、余計な放送やアナウンスをしないということになったのかもしれません。そんな東急の静けさになれていたので、このJRの騒がしさに驚いたのかもしれません。)

 

そうこうしているうちに、小淵沢行き始発が来ました。しかしそれもなかなか出発しません。どんどん、人が乗ってきます。駅員のアナウンスも悲痛の度合いを増強してきました。「この列車、高尾で、電車が詰まっているため、なかなか発車できません・・・」という駅員の悲しげなアナウンスが、やっぱり、とまらない、駅員、声を出すことが止まらない、ソーリーソーリー、この、電車が遅れているという状況のなかで、黙ったら斬首刑にされる恐怖と戦っているような駅員の、金切声の、謝罪、誰に向かっての謝罪・・・?

 

自分も閉所でのパニック障害などあり、列車が途中で止まるたびにドッキンコドッキンコしてしまいますが、ともかく・・・この不安をあおる鉄道というもの、無事に走っているときはなんとも体に優しい鉄道・・・良くも悪くも、この中央線の大遅延により、鉄道をたっぷり感じたものです。

 

 (移動に不安はつきものね・・・旅のスパイスさ!)

 

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トイレ前に座った小淵沢行きが なんとかゆるやかに出発し、山梨県に入るころには

乗客も減ってきて

ほっとしつつ 友人にもらったACERのパソコンで原稿などを書いておりました・・・が・・・揺れがひどい。

 

普通列車ならば 物書きできると思ったのですが、この揺れは・・・

 

先週乗った 磐越東線よりもはるかにガコガコと山っぽい 激しい揺れです。

 

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そもそもなぜ松本に行くかといえば夫の家のお墓参りです。

 

夫のお父さんまでは松本に住んでいて親戚も多いので

夫は小さいころ普通列車で松本までよく行ったそうですが、よく電車に酔ったとのこと・・・

 普通列車で酔うのかなあ・・・と思いましたが、乗ってわかりました・・・

 

これは山の列車、酔うかも。

 

大月あたりで日暮れてしまったのですが  

街の明かりが遠景で見えるような風景も多く、明るかったらさぞかし美しいだろうなと思います。

 

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小淵沢につきました。

いままであずさに乗っていて途中駅のことをあまり気にかけていなかったのですが

小淵沢というのはなかなか深いところにありますね。

 

思ったよりも 松本寄り、というか。もう都内には戻れない感じの場所なんですね。

 

そして、都内と松本を結ぶうえで、終点・始点になりがちな、大事な、駅。

 

そんな小淵沢ですが

松本行きの普通列車も遅れているということで 夜遅く・・・1時間以上待ちました。

 

いくらなんでも1軒くらいコンビニがあるだろうと思ったら・・・

 

ありませんでした。

 

・・・うむ。

 

カバンのなかに、チーズ4個とクラッカーそしてマヨネーズを入れてあったので

助かりました。

 

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ハンドジェルの袋が膨らんでいるのは外気圧が薄いせいかなと思ったり・・・。

 

小淵沢駅はなぜか駅舎だけとても新しく立派でした(・・・駅前にコンビニもないのに・・・)。

21時過ぎてましたが交流室という誰もいない空間があったので、そこで少し物書きをしました。

 

交流室には、いろんな展示が飾ってありました。

オオムラサキに詳しくなりそうでした。

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オオムラサキの一生、か・・・。

ヒトの一生よりも、輝かしい・・・気がする。

 

 中央線が遅れていて、なかなか松本に着けないと、

夫と頻繁にLINEを交わしていましたが

 

「中央線がそんなに遅れているのは、

松本が、都民に・・・君に、来るなと言っているのだ、

う回路はないのか、いや、もう都内に戻っておいで」

 

などと無責任なことを書いてきました。無視。

 

21時過ぎにホームに行ったら

ホームの待合室も暖房がついていて立派でした。

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21時半ごろ、松本行きの電車が参ります、と

いうのでほっとしてホームに出たら・・・

 

あっ あずさ号。

 

こんなに誰もいない小淵沢駅なのに・・・駅前にコンビニもないのに(しつこい) 停まるのか あずさ・・・・

 

・・・18きっぷでは乗れません・・・

 

お金払う覚悟で、乗っちゃうのか・・・乗らないのか・・・

 

結局、こころを鬼にして あずさには乗りませんでした。

(←ケチだから)

  

その後、21時40分ごろ、やっと各駅停車の松本行きが来ました。

ほとんど、貸し切り状態でしたが、これに乗っていれば松本に着けると、ほっとしました。

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遅れているあずさ優先のようで、

あずさの通過待ちを繰り返し、

やっと松本に到着したのは23時過ぎでした。

 

まつもとー

まつもとー。

 

微妙に乗り物酔いしてましたが、吐くとかすごく酔ったというほどでもなくて、よかった。

 

あっ すてきな信州人の駅員だ。

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ホテルは簡素なところですので

近くのコンビニで唐揚げとパンとサラダを買って遅すぎる夕食というか夜食にしました。

 

マヨネーズがあるから大丈夫。からあげクンがあれば ごちそう。

 

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松本の街は23時過ぎということもありますが 本当に人がいませんでした。

都内よりははるかに寒い、しんと冷える夜、

月が透き通った光を届けてくれました。

 

ふるさとでもないのに懐かしい気がしました。

 

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ふと思ったのは・・・

中央線の遅延も 蒲田が怖いのも・・・そもそも、人が多すぎるのが、良くないのかもしれない。

都会の人間のせいで中央線が遅れを生じ、それが松本あたりまで波及して、迷惑をかける。

都会は地方に迷惑をかけているのかもしれない。

 

そんなことを思いました。

 

さあ 明日はお墓参り。

朝は 何時でもいいので ゆっくり寝ました。

 

つづく・・・。