駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

京急の梅屋敷から シンヴァンヴァ

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大田区の花は、梅の花

蒲田の隣は、梅屋敷。

というわけで、新馬場(しんばんば)の品川図書館にゆくため、なぜか梅屋敷から京急線に乗りました。

春の到来を感じさせる、良く晴れた日です。

 

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約10年前に高架化された京急蒲田平和島

窓からの眺めが、きれいですね。

京急はいつも堂々としている海の男という感じです。

駅員はコロナ禍でビニールの向こうにいるけれど制服の特徴的な胸のラインが

ビニールの下からナマで見えました、少しだけ、ビニール越しではない、ナマ制服、その制服の紺の青さ、夏の再来すら感じさせてくれました。

 

びゅん!

京急はとても速いことで知られていますね。

 

ただ、梅屋敷も新馬場も、各停しか止まらぬ駅で、距離としては近いはずなのですが、

通過待ちが2回あり・・・

抜かれた列車は3台・・・・

思いのほか、時間が かかりました。

 

優等列車を速くするため、通過待ちがお仕事の各駅停車。

 

ドアは開きっぱなしの 小春日和。

そよそよ、車掌といっしょに風の旅ですね。

 

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シナグワァ区。

いいんだ、待たされても・・・風景がきれいだから いいんだ・・・

 

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おっ・・・ソケット・・・。

電車内に使ってもよさげなソケットがあるので、少し驚きました。

充電あるいはパソコン作業をしてくれといわんばかりの京急・・・うっかり横須賀まで行ってしまったらどうすんじゃと思いましたが・・・おもうつぼ?

横須賀も行ってみたいですね。

 

さて、やっと着いた。

新馬場」と書いて「しんばんば」あるいは「シンヴァンヴァ」。

降りたのは、初めてです。

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なんとなく京急高架やビル群は立派ですが、お店など見当たらず寂しげな駅前でした。

駅のそばにある、立派な「品川図書館」で本を借りたあと、

カフェないかなーと思って北品川まで行きましたがカフェは無く・・・

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シンヴァンヴァまで戻って、よくみてみたら、ヴェローチェとドトールがありました。

ヴェローチェでコーヒーとチーズケーキをいただきました。

美味しかったなあ。

思いのほか上品で、整っている商店街でした。

 

帰りは、重い本を持って京急蒲田ー東急蒲田を歩くのが大変だなあと思って、バスで帰りました。

 

新馬場ー蒲田駅まで50分ほど。遅い感じもしますが、ともかく楽ちんで、なんか小さな旅という気分でした。

 

途中、わたしの住んでいる矢口渡に近くなるバス停がありました。

次に乗るときはそこで降りてもいいかもしれませんね。

 

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蒲田は西口ドンキのそばに停車しました。

東急でスイっと帰宅、よく考えたら帰るのに1時間くらいかかってますが、

楽しい読書の旅でした。

 

図書館にいって借りたもの・・・・ひとつは、「輪るピンクドラム」。

ツイッターで話題が出ており、興味を持ちました。

でも、わたしは意外にアニメを観ない人間で(アニメの観かたがよくわからない・・・)、

アニメを観るのはなかなか難しそうですが、

漫画ならわかるかもと思って

借りました・・・・

ら・・・

 

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小説だった!

 

でも、頑張って読んでみました。

 

アニメっぽい文体で、アニメの絵が浮かぶような文章でした。

最初はそういう文章がやや苦手な感じもあったのですが(例えば、ひらがなで「おんな」と書かれる文章のクセや、やたらと容姿の描写が詳しいとか、女性のセリフの話し方の定型的なアニメっぽさなど・・・)

だんだん、話の深さに、惹きこまれてゆきました。

 

そして途中あたりから、自分も作品のなかの、透明な子どもになったり、大きすぎる図書館の夢の中に移動したり・・・つまりは世界観に入り込んでゆきました。

 

そのとき「現実」から自分が離れて行く快感がありました。

この感じ、思い出す、小さい頃とか、まだ思春期とかのころ、読書の、物語に没入したあの感じです・・・

お母さんに「そんなに漫画ばっかり読んだら漫画の顔になっちゃうよ」と注意されたほどの没入感、わたしはヒロインで、あるいは脇役で、この本のなかの街に住んでいるという、あの感じです。

最近、仕事が忙し過ぎて、「後頭神経痛」になったり、疲労感が取れなかったりしたのですが、今日は読書中心で少し休んで、良かったように思います。

 

自分は世代的にオウム真理教地下鉄サリン事件はドンピシャで、それは今の若い方にはわかりにくいことかもしれませんが、自分はあの雰囲気の中にいたなあと・・・思い出してしまいました・・・おっとネタバレかも??

 

よく事務所に遊びに来てくれる絵描きの流れ水さんは、わたしより20歳若くて、

なんか、軽やかで、明るくて、夢見がちで、自分とは話が合わない気がするときがありました(すみません)。

 

年齢とも関係するけど、わたしが、

現実と言う名の黒い石を、精神に湛えすぎて、

重たく不自由になっているのかなと感じました。

 

若い人が持っている軽やかな言葉を、わたしが失ったのかもしれない・・・

 

そんなことに気づかされました。

 

現実。

経験。

職能。

資格。

 

年を重ねると確かにそんなものが増えてゆくけど「輪るピンクドラム」読んでたら、その世界に入るには、そういった重い石は、邪魔なような気がして・・・

 

ともかくそんなふうに自分の精神の持ちようを変えてくれるような、スゴイ読書体験でした。

 

 あと、自分は本とかに、影響されやすい・・・

そんな感受性を 思い出しました。

 

 

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こんなにいい子じゃなくても 誰もが愛されますように。

わたしも誰かを愛してゆけますように。

シンヴァンヴァの世界では誰もが愛される子供。

それは幸せな笑顔の世界で、すべての子供がそんなふうに愛されますように。

祈るだけじゃない、わたしも愛さないといけませんね。

 

おやすみなさひ。