駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

「マレー蘭印紀行」を読みながら中目黒フリマ

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フリマも後半に入ると寒くなってきた
だけど 気候はつらくとも 地上にとどまって街を見ることが貴重なことのように思え
周りのブースがいなくなってもたった一人で売り続けた
客もいないし売れないので
居続けた、というほうが正しいかもしれない
 
道にいると日暮れが分かる
肌に時計の針が染み込む
こんなに安くて売れないのなら
自分で使ったり捨てたりするほうが正解のように思えた
 
晩秋のフリマの結論は・・・
お客さんも多くなく、お洋服がそれほど売れませんでした・・・
主たる購買層だった、おばあ様たちが少ないなと思いました。そのぶん、おじい様が多いなと思いました。
印象としても男性が半数か
それ以上・・・
 
解き放たれたのは ご高齢の男性たち・・・
 

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当ブースは女性の洋服が主体で、あまりおじいさんの喜ぶような品物はありませんが、
10円コーナーのパソコンケーブルは喜ばれましたね。
毎回、ケーブルは完売で、ありがたいです。
 

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しかし午後からはあんまりお客さんがいないので、
売り物で持って行った金子光晴の「マレー蘭印紀行」読み終えました。熱帯雨林のむっとくる匂いの立つ文章・・・ この町で、管理されているようで放置され腐ってゆくモノやヒトに思いを馳せました。
 
 

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「マレー蘭印紀行」
白アリが出てくる文を読んでいたときに思った
 
この清潔な東京の柱と土台を崩す白アリはどこにいる?
 
そのとき、ふいに、前頭葉委縮のMRI像が浮かんだ。
 
高齢者の万引きという目に見える行為が脳室の拡大に収れんされ
そのあと再び膨らんで暮らしの崩れるアパートやマンションとなる
前頭葉の容量は減少し
部屋の床の見える面積が減少し
ものはふえ
ものはふえ
蔦は絡まり
 
 むかしお金持ちであった人たちが握っているロープがさびている
ベランダがさびているマンション
この地面からそんなマンションをみている
 
「マレー蘭印紀行」で
熱帯雨林の森を焼く話を読んだ
炎の中に消えて白骨化した男はこの日本にもいるのだろう
ただ見えないように管理されているだけで
主体性の矯正縮小を求められてやっと生存できる国
フリマをやっている公園の床の壊れた車椅子トイレ
日が差せば明るくなるが雲が覆えば暗くなる
いつの間にか白骨化している町ぜんたいが
この中目黒もそうかしら

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野生はどこまでコントロールされるのだろう
わたしなど うまそうなエサで
すぐやられる
 
 
男たちが解き放たれたのだ
ある、男たちを収納ししばっていた紐がバサリと切れて
男たちは無防備な体制で街に掃き出された
好きなチョウを追いかけて楽しむ男性たちのなかに
少年の心がうまれる
ジャングルの中のようには危険のたりない街だけど
この日本で 誰しもに できれば夢や希望があるといい
誰もが「自分」という感じを持っていたらよい
街に愛を
街ゆく人に愛を
 
振り返って思う
フリマはやっぱり 楽しいな。
 
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