駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

「ホームのドアと列車のあいだ」音源化してみた

「ホームのドアと列車のあいだ」音源化してみました。

どーってことのない詩の朗読ですが、気軽な気持ちで作れました!

よかったらプレイしてみてくださいませ~。

 

 

youtu.be

 

詩はこちらです。

 

 

 

ホームのドアと列車のあいだ
折りたたまれた 駅員たち
電車 到着しております 
危ないですから 下がってください
しなやかな腕を いま 伸ばし
ちぢむ のびる のびる ちぢむ 
しめて あけて あけて しめて
そしてひとつの作業が終わる
発車いたします 
ホームのドアから離れて下さい

 

ホームのドアと列車のあいだ
折りたたまれた 駅員たち
始発から終電まで
ちぢむ のびる のびる ちぢむ 
しめて あけて あけて しめて
始発から終電まで やすみなし
駅員たちは はたらきものだ

 

ホームのドアと列車のあいだ
お客様 
その空間にとどまっていてはいけません
その空間を見つめてもいけません
境目に立つものは切り裂かれる
だからあなたはどちらかに行かなくてはならない
はやく
はやく
駅員の声は うずまく風となり
細い隙間でくるくると廻るのは
半分ちぎれた 落ち葉たち
はやい西日に 照らされて

 

ホームのドアと列車のあいだ
だけど何かがそこにいる
ホームのドアと列車のあいだの
その奥に続く砂利の奥の
深い谷間に誘い込まれた白い何かが  
冬を待ちながら
駅員たちと戯れている

 

ホームのドアと列車のあいだ
折りたたまれた 駅員たち
電車 到着しております 
危ないですから 下がってください
しなやかな腕を いま 伸ばし
ちぢむ のびる のびる ちぢむ 
しめて あけて あけて しめて
そしてまた ひとつの作業が終わる
発車いたします 
ホームのドアから 離れて下さい