駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

川の様子を見に行った

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台風で増水した川の様子を見に行った

 

やめて おじいちゃんやめて

そこは死の川 お父さん行かないで

 

・・・行くのだ!

・・・水の、俺、呼ぶ声がする、行くんだ!

 

闇の手が内側から臓器を動かし突き動かされるものがある

それは何だかよくわからない

 

水が優しい女性に見えて

僕を誘いに来たと思いました

僕の意志かと言われれば僕の意志のような気もしますが

誘いに応じるそのとき

僕は僕じゃないような気がするのです・・・

 

おじいちゃんの靴音は弱い

嵐のピークは過ぎた時刻

そんな川の様子を見に行った・・・・

 

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台風のあとの川は

たっぷりとおだやかに・・・。

 

一級河川下流はいつも微笑みをたたえて

観音!

観音!

おいで おいでと 闇色の指先で呼び寄せる

カモーン!

CANON!

あなたが呼ぶとその胸に抱かれたくなるのです

あなたって?

誰って?

知らないよそんなもの

ただ呼ぶ、呼ばれる、呼ぶものがある

観音!

下流から呼ぶ声がする・・・・

 

橋の上から見た川は

少し増水しているようにも見えるけれど

荒れてはいない

さらさらとした流れ

触れてみたいよ その髪に

宇宙を照らすさらさらロングヘア―の天使の輪

いつもの優しい川面だ・・・

 

そのはずだった・・・

 

 

www3.nhk.or.jp

 29日夜、川崎市多摩川で、バーベキューをしていた30歳の男性が川に飛び込んだあと、行方が分からなくなり、警察と消防は30日朝から捜索を再開しています。

29日の午後6時ごろ、川崎市中原区多摩川の河川敷でバーベキューをしていた男性から「一緒にいた男性が川に流されておぼれている」と110番通報がありました。
警察によりますと、川に流された男性は、横浜市中区の防水工、岡本広之さん(30)で、警察や消防が到着した時には、すでに姿は見えなくなっていたということです。
警察や消防がヘリコプターやボートを出して捜索にあたりましたが、岡本さんは見つからず、午後9時でいったん捜索は打ち切られました。
警察が、通報をした男性に確認したところ、岡本さんは、河川敷で行われたバーベキューのイベントに個人で参加し、みずから川に飛び込んだということです。
警察と消防は30日午前7時から捜索を再開しています。

 

対岸ではお祭り騒ぎ

緊急車両たちが国道を駆け抜け西へ東へ大騒ぎ

 

台風一過のよく晴れた日だったものね

天気が心配されたけど開催されて楽しかったね

 

ああ

人をさらってしまうのだ

川は いつも おだやかな顔をして 

水を増やして 指先を増やして 惹きつけて 抱きこんで 抱きつくす

観音!

観音!

下流にCANON!

千本の水の手が犠牲を求めるみたいに

絡まって 絡まって 失わす・・・

 

youtu.be

ガス橋のあたりで待ち構える緊急車両たち

道路には緑と赤の緊急車両 サイレンを鳴らして行き交い

上空には赤いヘリが音を立てて旋回する

 

それは わたしだったかもしれない

 

おじいちゃん おとうさん だったかもしれない

わたしだったかもしれない

水に呼ばれるという人がいて夏は不思議

かっぱちゃん

たまちゃん

西部先生

その川はいろんなものを泳がせてゆきました

 

NHKの報道によれば 防水工の若者が 溺れてしまった

という・・・

 

結界を張っていたはずの防水工の若者の防水加工が決壊し

台風のあとの一級河川のこわさを伝えてくれることになりました

 

水の事故が多いこのごろ

いのちをもたらすめぐみの水は めぐみの雨の後に来る

観音さま あいにゆきます

闇の手が内側から臓器を動かし突き動かされるものがある

それは何だかよくわからない

 

おじいちゃん

おとうさん

お帰りなさい 

おお、雨はやんでいた

明日は暑くなりそうだ・・・・