夫が3日目に行ってきたらしいコロッセオです。
さて4日目、帰国の日。
飛行機が朝の8時発なので、2時間前に空港に行けとHISの人に言われましたが、いくらなんでも6時に空港に着くことは難しそうだった・・・
HISの車送迎サービスはあるのですが、1人8000円・・・うーん考えさせて・・・ということで結局、空港までノンストップの1等特急「レオナルドエクスプレス」の始発がテルミニ駅5時35分発、空港着6時10分ごろなのでそれで行くことにしました。
前の日に券売機で切符は買っておきました。
テルミニ駅の券売機、たくさんあるし、とても便利です!
朝4時に起きて、4時40分ごろホテルを出て、てくてく歩いて、5時ごろテルミニ駅に到着・・・。
掲示板を見ると、22番線から出るみたいです。
ローマは寒い雨、夜明け前。
5時5分ごろ・・・夫がまた「トイレ~」と言いだしました。
地下に3か所あったのを把握しているので、荷物見てるから行って来たら?と言いました。
夫がトイレに行っている間、カッコイイ駅員さんを見たりしていました。
駅員さんしゅっとして、働く男!って感じ、かっこいいですね。
しかし、5分・・・10分・・・たっても夫が帰ってきません。
・・・閉じ込められてしまったのか?
・・・大をしているのか?
などと、発車時刻はまだ数分先ではありますが、すごくイライラしてきました。
なぜなら、これから乗るレオナルドエクスプレスは1等で、どう考えてもトイレがあるのです・・・
なにも、駅で行かなくてもいいじゃないかと・・・
不安と・・・
イライラ・・・
もう・・・コロッスゾ!
などと焦れているうちに・・・
・・・15分ほどしてやっと夫が戻ってきました。
朝早すぎてトイレの鍵があいてない
ということでした・・・。
それでホームに入って、レオナルドエクスプレスに乗ったら、車いす対応の立派なトイレがありまして・・・無事に用を済ませることができました。
なんか朝から心配してしまったなあ・・・
レオナルドエクスプレス、派手でよかった♪
とてもすいており、乗り心地も抜群で、モニターなども親切、そして例によってかっこいい制服の車掌がハサミで切符を切りに来るサービスもあり、30分ほどで無事にフィウミチーノ空港につきました。
トイレの件で、夫とは仲悪くなりかけてましたが・・・
空港駅はこんな感じです。
チェックインとかが不安でしたが、羽田に比べて人の少ないこと!
というわけでスムーズに登場手続きできました。
時間があまったので残ったユーロでお土産を買いました・・・なぜか、ロザリオとかも。
別名レオナルド空港というだけあって、こんなオブジェが印象に残りました。
さて、帰りもヒースロー乗り継ぎですが、同じBAとはいえ1時間しかないという厳しさで・・・しかもヒースロー行きの飛行機が例によって空中で旋回をはじめたり、降りるのが遅れたりして・・・どうなることかと思いつつ飛行機を降りたらすぐ、「羽田行きBA7」と書かれたボードをもったおっちゃんが立っていました。
安心できる、おっちゃんの背中・・・Thank you・・・。
乗り継ぎが短い場合には、空港のサービス?でこのようなおっちゃんが配備されるのかな?
とても安心しました。
が、帰りのヒースロー空港の手荷物検査・・・それはそれは過酷でした・・・。
ほとんどの女性は化粧ポーチの中身を出され・・・わたしも青ニベアを取られてしまったが、わたしの化粧ポーチがいちばんグチャグチャだったのも地味にショック・・・。
中身じゃなく容量の大きいものが没収されてしまうようでした。
そんなこんなでギリギリのトランジット、すでにみなさんが着席しているなかに乗り込み・・・いよいよ東京までのフライトです。
さいごのBA機はすいており、あいたシートに足をのばして、お行儀悪く寝たりしました。
食事が出たりアイスが出たりジュースが出たりしましたが、時間の感覚がぜんぜんわからなくて、起きたり寝たりしながら、「ミッションインポッシブル」「007」観ました。どっちもかなり面白かったです。わたしもスパイになるために訓練したいな~なんて思ったり・・・。
時間どおりに到着し、なつかしい日本の朝を迎えました。
ほんとに時間的にも天候的にもスムーズな旅でした。
羽田から蒲田ゆきのバスに乗りましたところ、詳細は省略しますが、足の悪い高齢者を、乗客の方がいたわるような場面に出くわしました。
おっ、
蒲田・・・
なかなか、やるじゃないか!
そんなわけで、無事に帰国です。
これまで何度かの海外の旅では、海外の素晴らしさをただ、いいなあ、採り入れたいなあと憧れたりしたものでした・・・今回は少し感想の違う自分がいました。
ローマは素敵な街でしたが、やっぱりヨーロッパは、アジアじゃないんだなあ・・・と感じたのです。
日本はアジアであって、ヨーロッパとはあまりに違う国だなと・・・。
ヨーロッパの遺跡や文化、街並みはみんなステキで、たくさん知りたいけれど、それと同じように、日本のことも知ろうとしたほうがいいのじゃないか、なんて思ったのです。
着付け教室、再開しようと決意しました。
それともうひとつは、それほど違う国でありながら、友好的に旅行できるのは平和であるおかげで、ありがたいなと感じました。
ずっとずっと、日本が平和でありつづけられるように、何ができるか考え続けたいと思います・・
・・・夫の頻繁なトイレくらいでわたしが怒らないことも平和のためには大事かもしれませんね(~~;)。
旅は自分のあり方を見直すものだとあらためて思わされた、素敵なイタリア旅行でした。
ここまでお読みいただいて grazie di tutto!