運転士のなかで絶え間なく起こる細胞分裂
多くの命を預かる勤務中にもそれは起きて
運転士の苦悩のすべてを照らし出す南からの日差し
たえがたき運転士は自分をいくつもの部分に切り離す
白いウインドブレーカー
黒光りするジャケット
横に狭い運転士の部屋に 運転士の欠片がいくつも残される
正論を言うものは常にばらばらにされる
運転台に置かれた白い手袋
もう運転士の体を逃れたがっている金のネクタイ
指先で短髪の頭を抱え込んだ運転士
お前はいったいどこへ行こうとしているのか
子供たちの憧れの運転士
何か ひとつ まとまりとしてある運転士
そのような存在であることを断念し分裂する彼
は
まだかろうじて運転士
正論を言うものは常にばらばらにされる
自分が生きてきた名残を狭い部屋に残すみたいに
上着も
シャツも
靴も
靴下も
運転席のあちこちに散らばって
肝心の 彼は 彼は?
もう どこにもいない
連休はフリマだと思いこんでいましたが 来週だったので・・・
家にあるLPをオクで売っていました。
ここだけの話・・・・
1日で3つ 売れました(~~*)
音楽っていいなと思う次第です。
松岡宮のCD「Limited Express 383」もどうぞよろしくお願いしますね★
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