駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

きみの背中にある瞳

特に右足が誇りに満ちて伸ばされている

もうすぐ割かれる身体を持った

きみは 京王の駅員

きみは 朝のラッシュで黄色い線からはみ出しても良い唯一の人間

きみは 背中にも目があるという特権を活かし

迫りくる列車に背を向けて

ホームの安全確認を行う

この境界に立っても良いのはわたくしだけである

という 自負のもと

きみの身体の中心に黄色い線が引かれる

きみの身体は黄色い線に沿って半分に割かれる

きみの身体の真ん中を走る痛みは

きみが駅員となったこと それ自体のもつ痛みだ

夏の陽射しが駅員を襲う

駅員の清潔なシャツが汗に濡れる

だけどいちばん危険なところに伸ばされた右足だけは

つるぎのように誇らしく輝いている

黄色い線と電車のあいだの空間に乗客がはみ出したなら

ええ わたくしの半身は 乗客に抱きつく覚悟ですから・・・

あぶないですから・・・

お客さま 下がってください お客さま!

駅員の右足が するどく叫ぶ

そうして守られながら電車は発車する

駅員が大事に守る空間が

黄色い線と電車の間の空間が

ああ 守られた 

安心している暇はない

きみの背中にある瞳は

また

次の電車が来る気配を 感じ取っているから

これは、昨年だったか、仕事で行った伊豆の「すんず線」です。

あの会議も暑かったなあ・・・

でも鉄道的には 新鮮だった・・・伊豆と言うのは近すぎて行かないから・・・。

今年は旅に行けなかったのですが 秋に仕事の遠出をひかえてます!

それにしても 鉄道員さんは 素敵ですね。

計算も 打算もない シンプルな 美しさ 優しさ 感じてしまいます。

明日も鉄道が安全な世界でありますように・・・

おやすみなさひ。