駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

論文博士は水の宝石

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論文博士は悲しい

傍流が主流に戻ろうとする飛沫を浴びながら

論文博士は忙しい

未来のことばかり考えているのに

この瞬間に燃え尽きる水花火の宝石

論文博士の9割は ありがとうで出来ている

つながれた手

持ち上げられた身体

一級河川は今日もなだらかに

傍流を受け入れては

流れてゆく

論文博士はきらめいて 川を流れてゆく

修士を出ても博士課程には行きません 吟遊詩人になります!

と いったわたしは 

偶然 研究所の非常勤の職を得て

なにやら ぷらぷらしていたものの

落ち葉のように たったひとひらの論文業績

研究室には名前だけ 在籍していることにしてくれて 

大学に名目上 在籍7年がすぎ・・・

 これは 論文博士の提出要件を満たすのではないか!

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教授は

ダメな生徒No.1のわたしに 論文博士を取るように勧めてくれた

それは 老先生の最後のメダルなのか

あるいは 偉大な研究者の最後の夢か

あるいは 大きな流れにはぐれたものが 

もとに戻ろうとあがく証なのか・・・・

論文博士

それは 指導教官の 愛 そのもの。

論文博士を取るには

まず、なぜか、英語の試験がある。

”課程博士は優秀なフィルターを超えてくるから良し、

しかし 論文博士になろうとするものは 玉石混交だから 

基礎英語力を見なくてはならない!!”

・・・・そんなふうに思われているのか、傍流の石たちよ。

 <どうせ、だから、だけど、にもかかわらず>

論文博士の取得要件は厳しくあるべきだと 口笛が歌った、

傍流の石は玉たりうるのか、

小枝に作った鳥の巣は、重さに耐えきれるのか、

その証、として、

<・・・いや、ちょっと、大げさに、書いた、すまん>

英語の先行論文(ファーストオーサー)が査読ありの雑誌に掲載されていること。

英語の主論文(ファーストオーサー)が査読ありの雑誌に掲載されていること。

この壁を越えて 来るものは 厳しくあるべきだ・・・

たくさんの声が降り注ぐ、

そして・・・壁を越えたら

歩く歩道がゆるく走っている、

そのあとはそれなりに事務的な苦労をして、

医学部のおおらかな先生たちのもとを廻り・・・

で、

取れてしまった・・・・

水の宝石、論文博士

めぐまれぬものが 努力と苦労を重ねて とうとう取りました、という、論文博士

あなたを愛する優しい誰かの指が、 

多くの優しい誰かの愛が、

あなたの背中を後押ししてくれて はじめて得るもの、論文博士

足の裏のご飯粒、とも言われるけれど、

あるのと、ないのとでは、違うのか、違わないのか、

<やっぱりわたし 行けなかったね あの 果てに・・・・>

そしていま なぜか地域臨床の日々では

その有無を問われることもなくなったのね、論文博士

だけど、小さな ちいさな 宝石だった・・・・

見せるべきひとにだけ 見せてあげる、

ちくびにつける 宝石だった・・・・。

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論文博士の9割は ありがとうで出来ている

つながれた手

持ち上げられた身体

一級河川は今日もなだらかに

傍流を受け入れては

流れてゆく

論文博士はきらめいて 川を流れてゆく

論文博士の博士論文につけられる名は 

甲じゃなくて 乙なんです

おつかれさまの 

乙なんです