駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

コータローたかむら!miya-remix

わたしは高村光太郎が好きであります。

冬の好きな光太郎だから結婚したら寒がりのわたしとはうまくいかないかも・・・

などと思い詰めたほどに好きです(←うそ・大げさ)

なんか詩が、わかるわあ という気がするのです。

たとえば、友だちからもらった葱をみて

>ちきしゃう、

>造形なんて影がうすいぞ。(「葱」)

という言葉が出てくるのも面白かったし

>予約された結果を思ふのは卑しい。

>正しい原因に生きる事、

>それのみが浄い(「火星が出てゐる」)

この言葉も共感した・・・・。

あと、「へんな貧」という作品も気に入ったので、つい自分の言葉でremixしてしまいました。

光太郎さんすみません。


「へんな貧(miya-remix)」

このおんなの貧はへんな貧だ

あるときは高級なコーヒーをすすり

ないときはインスタントコーヒー

働ける身体はありそうなのにさっぱり働けず

勉強すればするほど仕事は遠ざかり

みんなあきれてどっか行っちゃった・・・。

物を欲しいとも思わないけど

物のほうでも来るのをいやがる(笑)

中ほど、という暮らし方は、生まれつきの性質がさせてくれない、

子もなき部屋は ちらかってほこりだらけ・・・・

袖は破れて靴はベローン

ひとり水飲んで猛暑に立つ

でも自分を貧だなんて思わないんだな これが

第一等と最下等とをちゃんぽんに

念珠のように離さない。

何だかキラキラしたものがそこらじゅうに待っているみたい・・・・

この世の深さと美しさとを

身に余る思いで見つめています。

この世には幸せも不幸せもない。

ただ前に進むのみだ。

天があり地面があり、

風があり水があり、

そうして太陽は毎朝出る。

このおんなのへんな貧を

このおんなも不思議に思ふ。



高村光太郎詩集 (ハルキ文庫)

高村光太郎詩集 (ハルキ文庫)