駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

くまちゃんといっしょ

写真と本文は関係ありません。

込み入った先頭車両で

運転士をちらちらと見ている乗客たち

きれいなうなじの運転士は 高らかに叫ぶ

「制限 40」

そう 聞こえた 気がした

この 制限 という言葉が

ああ

小田急なのだ

綺麗な手袋に包まれた左手が握るハンドル

指に張りがありすぎて きゅっという音がする

黒い革靴に包まれた黒く長い靴下の正しさ(・・・じつに美しい靴下だ・・・じつはさっきJRの運転士ときたら白くて短い靴下をはいていたのだ・・・・! す す すね け こ か き く け こ・・・・・いや・・・・それはそれで なんか かわいらしいが・・・・小田急には あんなふうなスキが ないんだな・・・・)

 しかし

 乗客が運転士を見ているのは 

 運転士が美しすぎるから・・・

 では なかった

 この運転士の まっすぐな背中は ときどき 消えるから・・・・だった

 あっ 運転士が視界から消えた

 どこにいったの運転士?

 乗客はあせる

 しばらくすると現れる

 「ヨシ!」

 高い声とともに

 ああ 運転士アットヒズワールド!!

 工事中の線路の50k先まで届け!

 視差呼称の声 届け!とばかりに

 運転士の世界は色と光の世界

 彼のスラックスが突き進むのはただ運転士だけの世界

 待って 待って・・・

 従うしかない乗客は運転士の背中を必死に追いかけたり 

 見失ったりするばかり

 

   ザッツ小田急

   イッツ小田急

・・・・・お だ き う 彼らの体の中にただよう 緊張感というか ここにいるけどいない感じというか レールにあわせて体がほっそりと縮む感じ 死と引き換えに いのちをかけて運転している いのちにかけて乗客を守るぞという それでいて乗客に溶けません という あの 硬い はりつめた 空気・・・わたしが 見ている この運転士の 筋肉質の 腕 脚 拡散する ひろがる そして そっと消えてしまいそう ・・・・

 短冊の願いは以下である:

 

   運転士 が 消えません ように /乗客一同

 

仕事しているようなしないような一日でした。そういえば祝日でした。

論文を書くときに、いまどきは・・・というか10年前から文献管理ソフトというのがあるのは知っていましたが使ったことがありません。どうやっているかというと、エクセル表で管理、論文には手動で書き写す!!

・・・という、昭和の香りのするローテクでやっています・・・うううう、たいへんだわ・・・白髪が増える・・・と、そんな作業をきょうはやっていました(実はけっこう楽しい)。

ポエケットについても、いろいろ思い返すと、もっといろんなことがあったな・・・・。

森川雅美さんに「そのヒラヒラの服があなたの限界だねあなたの望む少女の世界にあなたは絶対行けないよいや行かないねあなたは自分がとっても大事な人だからねあなたは」などと からまれた・・・・。

議論は楽しかったですが、わたしは飲むひとをからませやすい何かがあるんだろうか。

ポエケットでは「震災後の詩」というテーマで話をしていたけど、わたしの実感としては、震災が起きてもあんまり変わってないような気がします。もっといろいろなことが、構造みたいなものが、ぐちゃぐちゃ変わるかと思ったのですが、あんまり変わってないなあと思うのは、わたしは被災していないし、フリーランスで、子供もいなくて、あんまり背負っているものが多くないからかもしれません。

もっと自分自身も変わるのかなと思ったのですが・・・・ほんとうに申し訳ないのですが・・・それほど変わっていない自分に気づいてしまいます。

今回の大震災はたしかに大きいですが、ショッキングなことは毎月のように起こり、それで何かが変わることがあったのかな・・・・かえって、ちいさな傷がふと痛んだとして、それに対して逆に傷を悪化させるような方向に進んでいないでしょうか。

わたしのように業務上で障害者のそばにおりますと、綺麗な言葉がついつい支配する世界ではあります・・なんとかして、アホらしい暴論を吐く自由は守られなくてはなりませぬ・・・・「クライアントと治療者は友達のように付き合うのが望ましい」という選択肢が、いつもバツであるはずはない・・・・・・・もちろん いつもマルでもありませんが・・・・。

写真は、いただきものの一部です。持っているのは、渡辺玄英さんより冊子「耳空」(おもしろかった)、神無遼さんより、紫のくまちゃん、Tさんよりロマンスカーのお弁当箱です(ありがとうございます)。

そのほかにもドーナッツとか(こんど~さんですよね)、桑原滝弥さんから神田京子独演会チラシとか(仲良くやってるようでよかったです)、おもとなほさんや、さなえさんにも会いました、紀ノ川さんにも会いました、紀ノ川さんは白髪が減ったようにみえました(~~)。そういえば大阪の京谷さんは、2005年秋?のぽえむばざーると、2009年秋の「ビートのイベント」でわたしが朗読したのを覚えてくださっていたのですが、「あのときの松岡さんはこんなに白くなかった」といわれてしまいました。とほほ・・・・いやはや、しらがネタばっかりでどうもすみません。

明日からまたバタバタと仕事の日々ですが、笑顔をだいじに、がんばります。