駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

かんたんな嘔吐

おかぴ食い。

(テレビの大食い番組は恐ろしい

そこに嘔吐の影がある

から)

東京湾岸に嘔吐の不発弾はあちこちに落ちて

横隔膜にもたれ

わたしは大食いのひとをいつもはらはらしながら見ている

そんなに食べて だいじょうぶ?

・・・ひとが食べ過ぎて壊れるという恐怖がいつもわたしにはある

・・・あれはみんな 1年2組の 石川君が 悪いのだ・・・・・

いや

図鑑で見た ペリカンだったかサカナだったか

胃袋が膨らんで口元まで食べ物が詰まっているという動物の写真を思い出す

嘔吐を心配し

嘔吐を憎み

嘔吐を避けながら

ほんとうはそれが気になって仕方がない

食事をつまむたびに上腹部のふくらみが気になる

1時間で退却することも知っている

胃の中で上手くこなれないものたちの反逆のおそろしさ

一生嘔吐なんてしなくていい

うそ 恐ろしさに打ち震えてみたい

わたしはいつもけっきょくは嘔吐と握手する

流星シンドローム

いつかは

王子様と

今日

とてもきついスカートをはいて仕事をした

コーヒーを2杯飲んだ

チョコレートのおやつをたっぷり食べた

すると

かんたんにせりあがってくる

ものがある

わたしはもともと吐きやすい

この途中にあるものをどうしましょうね、ルン。

クリスマスのイルミネーション

噴水のかがやき

闇だからこそ美しい光もあり

すべてがきっとそんなに大したことではないのね

筋電図のメロディ

かんたんな嘔吐

ともだちになりたい

それは恐ろしいものではなくて

それはすっきりとする行為で

信じて 嘔吐くらいでは世界は滅びない

いつか愛するひとができたら

Merry Christmas!

手のひらにたっぷりの嘔吐をあげたい

ああ、両親はなぜそれを禁じたのかしら

Merry Christmas!

苦しいくらいベルトを締めて

もう ひとりでするのは飽きてしまった

聖夜

電飾に祝福されて

ひとりぼっちじゃなくて

分かち合うような

嘔吐が

したい

いつかは

王子様と