駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

トカゲでいっぱいの、ここは父の庭

今日は父の家にお掃除に行きました。 そんなに仲が良いわけでもないので、うーん行っていいのかしらと思うのですが、 クライアントさんに「行ってあげな~」と諭されたりして・・・・ でもいつも、あ~行って良かったと、自己肯定感を持ってしまう・・ ・・・ほどの、汚れっぷり、もはや楽しみ、に。 今日はペニシリンを見つけました、きれい。 さて、ピンポーン、と呼び鈴が鳴りました。 父が「どなたですか?」と無愛想に出たところ・・・  トカゲがお庭に入っちゃったの。 ・・・というわけで、クルマ1台ぶん+αくらいの、せまい庭に、 小学校3年生くらいの男の子と女の子が、入り込んできました、 トカゲ、とかげ、この庭のどこかに・・・・。  ただしその庭は、ただの庭ではありません。  何年も手入れをおらず、草がぼうぼうと生い茂る、  なぜかサボテンが凶暴化して増殖しているという・・・・  野性味あふれる庭です。    母が生きていた頃には、車を入れるスペースはもちろん綺麗に保ち、それ以外のスペースには植木鉢をずらっと並べ、ホームセンターで土を買い、いろいろ野菜などを作っておりました。しかし、母が死んでもう8年、その庭は何の手入れもされず、自然のままの営みを続けてきたのです・・・・。    「ここは兄の森」でちょっとだけ庭の写真を使いましたが・・・・  現在はこんなもんじゃなく、もう、  ボウボウボウボウボウボウ!!!  さて、すぐに男の子が一匹、とかげを捕まえました。  写真を撮るわたしに、「これは名前はカナヘビというんだ」と  教えてくれました。  女の子がそれを虫かごに入れました。  そして、男の子の名を呼び捨てにし、「わたしのも捕まえて~~」と  叫びました。  男の子は「おれは虫博士だ~」とかなんとか言いながら、草の下の支柱のしたの  植木鉢の下あたりをごそごそいじりながら、  「トカゲ、いた~」「ゴキブリいた~」  「チョウチョだ~」「ハチだ!」などと叫んでいました。 ハチはとりわけ怖いみたいで、ハチが来ると、 虫博士は「怖いよ~~」と叫んで、伏せていました。 「黒いものにハチは来る」と言って、頭をかばっていました。    そのハチは、わたしが見慣れたキアシナガとは違って、小さくて可愛らしいハチ。 ミツバチでしょうか。  これまであまりまじまじとミツバチを見たことがなかったのですが、  こうしてみると・・・かわいい・・・・。  青虫ダンゴをこねこね食べるアシナガと違って、お花の蜜を吸うのがなんともロマンチックな雰囲気ですね。  花の子ルンルンのお友だちのよう。    「わたしのトカゲ、いつ採ってくれるの?」  と女の子がいうので、男の子は頑張っていましたが、  ハチは怖いし、そのうちアシナガバチまで飛んでくるし・・・  (虫は好きだがハチが苦手な男の子のようでした)  なかなかつかまりません。  あっ、みつけた!!    と、何匹も目にはするのですが、トカゲはすばしっこく、  なかなか捕まえることができません。    あっちいった!        えー、どこどこ?           あんたちゃんと見てる?あそこ、あそこ。  ・・・結局、トカゲは最初の一匹しか捕まりませんでした。  女の子は「つかまんなきゃ、もういいよ~」と男の子を慰めていました。 結局この2名の関係性はわかりませんでした。  でも、男女で日暮れまで虫を追いかけて日曜日を過ごすなんて、  「守ってあげたい」の歌詞のよう・・・・  小学生って純真だな~と思いました。  わたしも仲間に入りたいです。  夕暮れが足早に訪れると、小さな庭は影が濃くなり、少し怖い感じ。  トカゲの一族は夜の訪れにほっと胸をなでおろしている。  トカゲの楽園は、きっと、わたしたちのすぐそばにある。  誰の手も入らないで数年経過した空間、  誰からも省みられることのない空間には、  かならず、異なる生命体が、住み着くのでしょう。 ♪