駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

あらためまして、IBRK県への小さな旅

長い指に白い手袋

その上品な運転士は

ピアニストのようだった

とにかく踊る、踊る、上半身をねじらせ、華麗に、踊る

右手が信号を差し、踊る、

ガタタン

震える列車を操るグランド・ピアニスト

ビル、家並、たんぼ、家並・・・・

風景がだんだんと広々してゆくのに

運転士の背中は変わらぬ緊張感で

ファン!!

足元のレバーを踏みつければ警笛が鳴る

空気の振動が音になるのなら

常磐線の振動は何の音楽かしら

日焼けした運転士にささげたい

常磐ポルカ

常磐ワルツ

常磐オーバーチュアー

でしょう

前のエントリは取り乱した雰囲気で、すみません・・・

・・・走っている電車のなかでもPCが読めるほど、乗り物に強ければいいのになあと思います・・・実際のところ、酔いやすいのでiPadなどは絶対電車では読めないでしょう・・・・・。

さてあらためて、

東京の、となりの、となりの、IBRK県に行きました。

この、微妙な、意味の無い、伏せ字・・・・IBRK県。

行くたびに、広々としていて、いいところだなあと思わされますね。

最近のわたしは、アルバイトが終わったので、週に3日くらいしか仕事がなく、はっきりいってヒマをもてあましています・・・・世の中、ふしぎなんですが、暇をもてあましている人に仕事は来ないもので・・・・そんな英語があるかどうかわかりませんが、わたしは今、ソーシャルアイソレーション!!って言ったら、いやあ、マツオカさんがうらやましいと言われました。実際にヒマになってみると小心者のわたしはなんかせずにはおれない感じですが・・・。

帰り道・・・溜息山王の駅で、南北線に乗り換えてみました・・・でもちょっと失敗。南北線東京メトロの中では新しいので、なんとなくすいているイメージがあったのですが、けっこう混んでいました・・地下鉄もいろいろ変わりますね・・・・・・目の前でバカップルがおやつ食べてる、ほとんど口移しで・・・・ブンチョウか、ジュウシマツか、君たちは・・・・なんかうらやましい・・・むむむう、溜息。

通勤電車というのに久し振りに乗りました。

やっぱりこの混雑はつらいですね・・・・。

乗客がみな、疲れている。

乗客はみな、ここでは仕事をしていない。

誰一人として、能動的でない。

誰一人として、他者とつながろうとしていない、いるとすれば、それは痴漢だけだ。

乗客はみな、電車に乗せられている、電車で移動させられている、だから、乗客は、自分が休まることしか考えられないし、癒されたい、なんとか自分の世界にこもって自分を守りたい、「なんでわたしだけこんなつらい苦労を」「わたしこそがいま世界でもっとも疲れておりわたしこそが誰かのケアを受けなくてはならない」「たくさん働いた、気持ちがくたびれた」「わたしはいまとても磨り減っています」そんな声が浮かび上がる、そういえばセカイカメラってどんな機能だったかしら・・・そしてそんなぽっかりした疲労の束は、座席を求めるばっかりで・・・こういうモードの人間ばかりが乗った電車の雰囲気というのは、きついものです。さいきん精神性について考えます。ラッシュがきついのは、単に肉体的なものばかりではないと思います。そう考えると化粧くらいしてもいいんじゃないかという気がしてきました。自分の疲労、自分の疲労、自分の疲労をたばねた列車は重たく、めずらしくジャケットを着込んだ若い運転士が、今日も電車が重たいなと思いつつ、ガラスのシールド、それぞれのおうちに向けて安全に進行します。

そんな感じで家に着きました。

おみやげは、かっこいいIBRK県警の表象です^^。かっこいいかっこいい。