駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

牙 を む く

(写真と本文は関係ありません)

良いですか・・・

牙をむいているのは 電車ではありません

駅員でもありません

本日は 転落事故がありました関係で ダイヤ 大幅に 乱れております

月曜日の朝から 人があふれ出す駅のホーム

駅でずっと止まっている電車

駅員は 同じ台詞を 繰り返し 繰り返し 

それはだんだんと大きな声になる・・・・

本日は 転落事故がありました関係で ダイヤ 大幅に 乱れております

ふだん 端正な走行を見せる電車が

こんなときには殺伐とした顔を 見せる

乗り換え電車から人が次々にホームに上がってくるけど

ぎゅうぎゅうづめのまま 止まったままの電車に 

ため息をつく

お待たせしました・・・

まもなく 発車いたします・・・

無理なご乗車は おやめください・・・・

顔をゆがめた駅員が叫んだとき・・・

その瞬間 すでに限界に達した電車のドアに さらに飛び込む 人々がある

ギウギウ、ドアの上部に手を当てて

ギウギウ、ドアの下部に足を入れて

ギウッ!(お体、お引きくださいっ!!)・・・手と足が入るなら、あとは乗れる 物理的に、と言いながら

どんどんと どんどんと 飛び込む 人々は

綺麗な服装を している けれど

もはや人間ではないのだろう

変形・液体・皮膚・人形・・・・

あれはもう 潰されたって大丈夫な どこかの星のひとなのだろう

被害者のかたちに潰された胃が今日も痛い、あわれな乗客たちが

牙をむく

時計を見つめて 携帯電話を握り締め ガラスに顔をぶつけて ゆがませ ときに胃痛に悩み ときに嘔吐を欲し それでも 綺麗な きれいな 服を着ている 朝の乗客たちが・・・・

牙をむく

良いですか!

牙をむいているのは 電車ではありません!

駅員でもありません!

もちろん 車掌でも 運転士でも ありません!

閉まらないドアを はさまれたカバンを 必死に詰め込む 駅員

ふだんは笑顔をみせる駅員も

非常時には 端正な真顔

中腰になった そのわき腹は 

とても 美味しそう

牙をむくのは 駅員を食べるためでした

駅員は美味しいね 駅員の背中は特に美味しいね・・・・

牙をむきながら乗客は駅員を食いちぎる

バキ バキ エキ バキ・・・・

「警戒」の腕章、美味しいね

駅員のもつ特権的な美貌、美味しいね・・・・

乗客たちの群れは大きな渦となり 牙をむき

ついには駅員を 鉄道を すべて 食べつくして

しまった・・・・

・・・・いいですか 乗客に牙を向けるのは いつも 乗客自身・・・・

そして夕方には

そこの誰もが

まるで何事もなかったかのように

身体のへこみをふくらみに変えるみたいに

ダイヤの通りに

キラキラ

電車は走っている

今日はめずらしく朝からアルバイトでした・・・・近場で事故があって、仕事場にたどり着くのがタイへンでした・・・。電車に人が詰め込まれているのをみるとそれだけで具合が悪くなりそうです・・・迂回したJRはスイスイ走っていて、JRを見直しました。

バイト先では、たまたま健康診断をしていただけることになりました。

フリーだとなかなかやらないので、うれしいです。感謝。シチョーさんの採血。かみコップ。おしっこ暖かい。健康診断でなんともないと、いいのですが。

明日もお仕事です、がんばります。