駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

漫画喫茶は一匹狼のカフェテリア

今日もまた、漫画喫茶(まんきつ)をまんきつする。

そこはわたしが知っている中で、比較的典型的なまんきつである。ぬくい空気の中、やる気のない食事を出してくれる。安い。

やる気のないどんぶりものの注文をすませ、レディースルームへ。雑誌に漫画、ネットに毛布、あたたかいカプセルに包まれて、ここにはわたしの、おやおや、親、がいる。

無表情な店員さんが持ってきた、やる気のない、みそ汁とやら。昆布がひょろひょろ、宇宙食。だけど、おいしい、ああ、なぜこれを、美味しいと感じてしまう自分がいるんだろう。

幸せだなあ、まんきつ、って。

吉田戦車の漫画に、うろ覚えだが「一匹狼のつどい」とかいうギャグがあったのを思い出す・・・だけど、それは、架空のことではなく・・・・・そうだ、まんきつこそ、一匹狼のやすらぐ、蜂の巣のふるさと、すみか、なのではないか・・・ああ、店のどこかに、プロの殺し屋、プロの一匹狼、プロの孤独者、などがいるのではないだろうか。

幸せだな、まんきつ、って。誰もわたしに親しげなものを要求しない、誰もわたしに金銭以外のものを要求しない、微笑がない、挨拶がない、活字がある、絵がある、親しさがない、関係がない、世界がある、思いがある、ひとりでいてもひとりぼっちではない、ああ、なんと、幸せなんだ、隣の隣には、微動だにせず漫画を読んでいる女性、白髪が多かった、ああ、わたしもだ。まんきつと白髪は相性がよいのだろうか・・・。

中二の頃から友達が出来なくなった。いじめに遭っていたわけではなかったし、シカトされているわけでもなかったが、自分でも理由はわからないが、友達が出来なくなった。わたしは心から友達が欲しかった。だけど、会話がうまくなかったのか、雰囲気が暗かったのか、友達と呼べる人は出来なかった。三者会談で担任からわたしの友達の少なさを聞かされた母が、それを気にして、友達を作りなさいとよくわたしに言った。親が見に来る参観日には、わたしにも友達がいることを親に見せたくて、言い方を変えれば友達がいないところを親に絶対見せたくなくて、その日だけでも友達が出来ないものかと願った。そういうふうなことを考える自分がとても重苦しかった。

この世には、まんきつがあるじゃないか。おお、すばらしい、まんきつがあるじゃないか。

あの頃のわたしに教えてあげたい、まんきつがあるよ、夢のような場所だよ、安くて投げやりなメシだよ、友達なんて絶対出来ないところだよ、「出会わない系」だよ、ひとりでいてもぜんぜん浮かないところだよ、ひとりぼっちのあなたを抱きしめてあげたい、ひとりぼっちのあなたの親になって毛布でくるんと包んであげたい、おやおや、親になって、ここは誰とも仲良くする必要のないところだよ、安心して、安心して、と、慰めてあげたい・・・・・。

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そんな感じで過ごしました。東京は雨、品川で人身事故、鉄道の日、義母の命日、秋ですね・・・・。仕事仕事といっていますがまったくお金にならないようなことを一生懸命書いています・・・・。まあいいか、好きだから。

わたしの好きなオノヨーコの作品が学習院大学で展示されるのだそうです。また、講演会もあるそうで、行きたいなあ、いけるかな・・・11月26日の水曜日だ・・・無理っぽいなあ・・・・。