駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

オナー おぶ 父さん !

「ツキの天使がやってくる秘密のレッスン/恒吉亜矢子

というピンク色の本が、独居の父の家にあったときは驚いた

アメイジング・スピリチュアル・・・・さららと季節の風が吹いてくると埃舞う部屋で・・・「文芸春秋」「インパール」「日本軍敗北の真実」などの間に 

その本がそっと 置いてある

・・・いったい父はどうしてしまったのだ?

と驚愕したが、

それは実は、父の友人の娘さんが出した本らしく、つまりは父の友人にツネヨシさんという人がおり、やる気マンマン、スピリチュアルな娘さんを持っているという・・・・そんな話を父から聞いた。

それとは別の父の友人の娘さんが、昔、女子アナになったらしいが、週刊誌に「風俗で働いていた」など虚偽のことを書かれて名誉毀損で訴えたらしい(うろ覚え)という話も父から聞いた。それはりゅうえんなんとかという女子アナであった。つまり父の友人の、りゅうえんなんとかという方の娘さんが、りゅうえんなんとかという女子アナになったのである。

わたしはそれらの人がとてもすばらしく、うらやましいと思った

オナー オナー オナー・・・・だ

父のオナーがそこにあるのだ

ああ、どうだろう、この甘い気分、父親が、「うちの娘ときたら、生意気にも本を出して、自分のリラクゼーションサロンをオープンさせて講演活動にいそしんでいるんですよ、いや、困った娘で」と言う時の、光り輝くオナー、オナー。

ああ、父親が「うちの娘ときたら、‘1999年にテレビ朝日にアナウンサーとして入社、『朝いち!!やじうま』など報道系のキャスターを主に担当した。2006年4月より報道局社会部で週2日勤務となり、同年6月末をもって社会部に異動、記者として活動している’('内'はウィキペディアより)んですよ」というときの、黄金だからもうそれ以上飾る必要もないような素朴さで、本当にたいしたことがなさそうな口ぶりでつぶやくときの、オナー、オナー。

きっとわたしもそういうものが欲しかったのだろう・・・・オナー、オナー、最初から親の低評価に甘んじたいと思う子などいないだろうと思うが、わたしはともかく欲しかった、みのむしの落ち葉、オナー、オナー。スカラベの宝物だね、オナー、オナー、激しい精液を全身から発射する、濡れた毛虫の、オナー、オナー・・・・

・・・・ああ、わたしはこんなにも賞賛をされたいわ、わたしはこんなにも評価をされたいわ、「教室では松岡さんとしゃべれないけど、みんなの見えないところで仲良くしてあげるね」、誰かわたしをすばらしいと言ってくれ、わたしを自慢にしてくれ、ハエがぶんぶん飛んでる庭の財産、ミミズのひみつ、わたしはこんなにも所有をされたいわ、「・・・・あ、すみません、お客様からの電話が保留状態になっていたのを、忘れていました・・・・」・・・・わたしはこんなにも喝采を浴びたいわ、精液まみれの青虫のダンス、わたしを語る言葉の毛皮をまとって眠りたいわ、ああ、オナー、オナー、オナーが欲しい、オナーが友達、オナーが家族、オナーにもしもぬくもりがあれば、オナーと一緒に鍋焼きうどん、オナーで生きてオナーで昇天してオナーの沼で、お眠りしたいわ・・・・・・

オナー浴びなきゃオナーだめなの、オナー、だからわたしが、オナー、振りまく、愛しているよ、愛しているよ、オナー、オナー、を、わたしはたくさん溜め込んで・・・・出す。

にんげんはオナーがないと死んじゃうよ。糞だって死んじゃうよ。

ある晴れた日に、うちの父は、娘であるところのわたしがBSに出ているのを、見たらしいです。あらびっくり。だけど、オナー、オナー、おぶ、父さん、ええ、たくさん皆さんに自慢してください、糞。

話は変わりますが、糞ガーデニングもちょっぴり進行中です。今日は、土と、あと種だとやっぱり育てるまで難しいので、苗を買ってみました。なんとかキャベツの苗です。さっそく糞だらけの大地に、固定しながら植え替えてみました。

育つといいなあ、育つといいなあ。

しげしげと見つめてみると、雑草も、糞にむらがるダンゴムシや毛虫?も、土そのものも、それぞれに表情があって、愛しくなります。