駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

アシナガバチとスーツ販売員

今日は都心の高いビルでミーティングをしました。

わたしなどは普段、小規模かつ小さな人間の輪のなかで小さな金額で行うプロジェクトばかり(自分が主体となるものについては)経験してきたのですが、世の中には大きな規模で大きく動くプロジェクトがたくさんあるのですね。

そして、その主体となる方々の、敏い思考には驚かされます。

あの会議でアレが決まる、だからあの会議に出るアノ人やコノ人に、こういう方向性でハナシを持っていってもらおう、などというふうに、みんな、ふつうに、考えたりするのでしょうか・・・・。うーん、すごい。

先を読まなくちゃ商売なんてやってられないのですね・・・。わたしなんてよくこんな鈍感に生きてきたものだと感心します。

NHKに行ったときに、そのスタジオのあまりの豪華さに驚いたものです。

高い、高い、天井から、照明が山のようにぶら下がって!

なにもかも、ともかく、潤沢だ!

なんだ、この、妥協なき、潤沢さは・・・・。

そのとき思ったのは、国レベルというのは、国ってのは恐ろしいものだなと

いうことです。

国の決定のもつ、激しく、つよいちから。

総理のもらしたつぶやきで、億円のお金が落ちてくる・・・・

総理、総理、こっちの水は甘いです、

総理、総理、愛してください、わたしのことを!

ハナシがそれました・・・・そんなこんなを考えつつ、会議に出させていただき、自分ではびっくりするような謝礼金を頂きました。

なんか、なんともいえない気分になって、帰り道に半分以上使ってしまいました。貧乏性です・・・。

何に使ったかといえば、スーツを買ったのです。しかもパンツスーツ。

以前ちょっと立ち寄ったスーツ屋さんが素敵で、欲しいなあと思っていたので・・・。

スーツ屋だけあって店員さんはスーツ、スーツの男性が、お客様、試着をどうぞ、とわたしにスーツを手渡すのです。カーテンの向こうで彼が待っているわ、スーツをお召しの店員さんが・・・・わたしがカーテンを開けて出てくると、ああ、いいじゃないですかお客さま、お似合いですよお客様、ブンブン・・・とつぶやく内気な青年、・・・またがみの浅いパンツがちょっと恥ずかしいです、ねえ店員さま・・・ストライプシャツの店員さま・・・ああ、スーツを着てれば男性はみな美しいのか・・・わたしは、駅員だけじゃなくてスーツ屋の店員でもよろしいのか・・・・ブンブン、あなた、羽の音がするのね、あなた・・・・「お客様、ちょっと、じっとしていて」と、わたしの足元にひざまずいて、スーツの店員さんがわたしのスラックスの丈を詰めようと、折り返す、ブンブン、可愛らしい男性店員の頭が、わたしの手のすぐ下にあるわ・・・ああ、この店員はいまわたしの脚の短さに気づく。脚の長い店員、あなたが、わたしの脚の驚くばかりの短さに気づき、ブンブン、お縫いモノ、ブンブン、お針仕事、わたしに、奉仕してくれるのだ・・・・。

アシナガバチの働きぶりで、わたしのためにスーツを仕立てて、くれる、のだ・・・ブンブン。