駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

駅に博士がやってきた

交通費支給 制服貸与

駅員アルバイトの朝は早い

時給は1300円

そんな駅員アルバイトに

博士が応募してきた

厳密には博士論文を書いているらしい 青年

どんなやつかといえば・・・

・・・・この写真を見てくれ・・・・

色白でいかにも ひ弱そうな・・・

どこを見ているのかわからないオドオドした目つき

指さし確認のその指さえも

おまえはいったいどこの地平を目指しているのか・・・? 

ぎこちない・・・

・・・えーと、あなた、大学院生ですか、週に2-3日くらい来て頂いて、大丈夫ですか

・・・はい、週に7日でも大丈夫です。・・・

・・・えーと、大学院の許諾とか得なくても、いいんでしょうか・・・・

・・・はい、教授、いま、いないんで・・・・

・・・おい、あいつの論文タイトルは

    インドにおける仏教の消退に関するグローバリズム視点からの一考察

・・・だってよ、

おい、博士、やっぱり博士は何でも知ってるのか?

E=MCとか学ぶのか、蒋介石って知ってるか、なあ博士?

だけど鉄道の現場のことは現場じゃないと判らないだろう、博士?

博士ってやっぱり白いブリーフなの?

おい、博士、おまえの尻押しには気合いが足りないぞ、力弱いぞ

おい、博士、女性客にも遠慮するなよ、

おい、博士、顔色が悪いぞ、ちゃんと朝飯喰ってるのか・・・

などとそれなりに愛される

駅に博士がやってきた

 ・・・おはようございます・・・

 と 制服に 腕を通す と

 ああ、岩の清水で顔を洗ったような、気持ち・・・

 鏡に向かって博士(予定)は呟く

 ・・・ずっと、駅員になりたかった

 本当は 駅員さんになりたかった

 そんな小さな夢が

 やっと かなった・・・

 博士(予定)の頼りない指さし確認が

 みえないレールを走ってゆきます

 晴れ渡る朝、ここ、東の国から

 遠くインドの大河の果てまで

 そうさレールはつながっている

 博士(予定)を乗せた白い雲が

 東急線の急行と一緒に 

 がたん がたん がたん・・・・

 走ってゆくのです

 ★   ★

 なにごともないない日々です。明日は今週二度目のお通夜です・・・。ちょっと遠い・・・。

 このところぜんぜん仕事らしい仕事してないなあ・・・最低限って感じです。反省。