東急の駅に備え付けてあるパンフレット
「東急東京メトロパス」で行く東京夏じかん~大人も子供も夏休み~
というリーフレットが面白い。
これは、東急と東京メトロの双方に乗る際にオトクになる「東急・東京メトロ・パス」の宣伝なのだが、東急の駅員がいっぱい出てきて、いろんなモデルコースを提案してくれている。
武蔵小山駅の、若いモーリャ駅員は、以下のようなデートコースを考えている。
<お洒落に東京デート>
武蔵小山の駅員である俺は武蔵小山駅からスタート、東急目黒線からそのまま東京メトロ南北線に乗り入れ、溜池山王駅で降りる、そして、徒歩で丸の内線「国会議事堂前」駅にゆき、丸の内線で「東京駅」までゆき、丸ビル「京豆富不二乃」でヘルシーな豆腐料理を→そして丸の内線で後楽園に行って、「東京ドームアトラクションズ」で彼女と観覧車に→南北線で「白金台」駅に行って「プラネタリウムBAR」で星を見ながらいいムードに。
<パンフレットはここまで>
しかし武蔵小山駅のモーリャ駅員の頭の中には
きっと、この続きが・・・・
書けなかった
続きが
あるのだろう きっと・・・・
おいモーリャ、顔が赤いぞ、モーリャ、武蔵小山で一番の期待の若手駅員だ、モーリャ、がんばれモーリャ。
しかし実は妄想の観覧車に酔ってしまった駅員モーリャ。
実はお酒に弱かったりする、駅員モーリャ。
いいムードになったらそのあとどうするの?
東急東京メトロパスで150円安くなったね、良かったね。
モーリャ、モーリャ、この計画から匂い立つのは、てさぐりのルサンチマン、絵本作家の猛烈な熱情、駅員のささやかな恋物語、東急駅員だというのに頼りのスポットはメトロばっかりじゃないか、武蔵小山でデートしないのか、モーリャ・・・・・
そしてわたしはふっとひらめく、モーリャはこれを誰かに見せたいのじゃないか、顔出し実名出しして、誰かに何かを伝えたいんじゃないか?、ああ、モーリャ、モーリャ・・・・
「大切な人と いつもとはちょっと違った一日を 過ごしてみてください」
そんな青年らしい、清純なメッセージ、わたしのこころに若葉萌えさせ、わたしは一遍のさわやかな青春小説を読み終わったような気持ちになる、それと同時に福満しげゆきのマンガ「僕の小規模な失敗」における「そのとき僕はひらめいた・・・マンコなめたい」というページを思い出す・・・
・・・このパンフレットはまだ東急の駅にいっぱいあると思いますので、お見掛けしたらぜひお手に取ってみると面白いかと思います。
かわいい女性駅員の写真もありますよ。
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