駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

超音波女医のエコーな指先

はぁはぁ・・・うぐ~・・・・

・・・すごい厚化粧の若い美女だなあ

と 

痛む腹を押さえつつ 感心する病院の廊下・・・

彼女は 長くて明るい茶髪をくるくると巻いて

睫もグロスも

 か 完璧だ・・・・

 お 夫に見せたら喜びそうな美女だなあ・・・

 は 白衣・・・

 い 医師なんだろうなあ・・・

 い 医師で美女なんだわ・・・

彼女はわたしの腹に「ヤッホー」とエコーをするために

呼ばれてきたのだ

彼女は丁寧な客さばき じゃなかった 患者さばき で

個室に案内してくれ 

上半身の服を脱ぐように言う

そしてクリームをぬりぬり超音波シアターが始まる

ヤッホー と 彼女がわたしの腹をまさぐる旅だ

まず 上腹部 

右ですか 左ですか はい 息を吸って とめて。

  ん。

 (ときをとめて じかんをとめて・・・)

ちらりとみたパソコンの画面には黒々とした山並みのすがた

まだわたしはその見方がよくわからない

霊がいるのか そこにいるのか

エコー検査は超音波!

エコー ハロー ヤッホー ウェイブ!

 ・ハイ、モスモス・・・

わたしの胃壁がにょろりと反応する

わたしの内臓は消化器科の美人女医にまさぐられてゆく

ぐりぐりと・・・

・・・ちょっと身体をかたむけてください

あっ・・・

いえ、わたくしがアナタの身体に手を差し入れ臓器を傾けますから

そのままで さあ ちからをぬいて・・・

と わたしの内臓をにぎる美人女医

夕べ食った焼肉を思い出すのか思いださないのか??

それからわたしの内臓壁は

とうとう 裏側まで 見物されて・・・

あげくのはてには

ちょっと子宮を見ます・・・

その指先が 下まで降りる・・・

子宮を 卵管を 膀胱を 握る 女医の指先 ・・・・

かすかに盗み見たその山脈の地図に

亡霊の影が 薄笑いしている

まさか と いろんな文字が エコーに浮かぶ

その女医さんは案外ふつうの医者であった

そして 予想通り というか 

わたしの内臓は とても健康状態のよい きれいなものであった

そうな

そしてわたしの腹痛は

「婿スタ」という名の薬で

寛解