駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

車掌の個室

今日も愛するJR東日本の車掌のおそばで、グースカグー

若いというだけで傲慢なまでの美しさみなぎる、

それでいて今日の車掌はひじょうに人間らしいというか、

黒くこげた色をした腕が、彼の休日の遊びっぷりを物語る、

よし、そのくらいでなくては車掌といえぬ。

人間としての強さをその腕の筋肉に注入しながら

安全確認、発車オーライの風を呼び覚ます。

高架線ばかりのその路線に、すばやい日暮れが盗みに来る。

 車掌の部屋は個室。

 車掌だけのお部屋で彼はナニを思うのか。

 と、

 わたしは

 すごいことに気づいてしまった。

  車掌室には広告がない!!

   

   その事実に気づいたとき

   わたしはたいへん動揺をした 

   車掌室には広告がない!!

   車掌室には広告がない!!

   

   直方体のその部屋で

   車掌は開かれ 光を放射し その光線は直線で

   行き場なく壁に当たって反射し また車掌に吸い込まれる

   ホコリだらけの車掌室

   車掌は上着を脱ぎ それをいい加減に横に寝かす

   そして低く落ち着いた声でアナウンスをする

   お客様にお伝えしたいことがあります

   お客様に ことばを・・わたくしの。

   車掌

   あなたのやわらかい皮膚が蓄光する

   つかれたのね 可愛そうに だんだん熱っぽくなったわ・・・

   車掌は誰にも気づかれないよう

   かるく咳をして    

   ちょっと風に当たりすぎました

   上着をはおった

   ね

★ きょうは西武線にも乗りました。シャツのブルーが印象に残ります。素材もさわやかで、ジャケットをお召しの車掌の、明るめな青、さわやかなシルエットが印象に残りました。素材という点で考えると、意外と東急の上着などは暑苦しいのかもしれません(だからみんな上着を着ないのかな)。

★日々って本当に、あっという間ですね。わたしはとくに、時間が流れないような感覚があるみたいで、まだ小学校の頃みたいな気分になってしまうこともしばしばです。いまは歴史と家庭科の授業がなくてうれしいなあ。

前の前の前の職場に作業しに行って感じたことです。むかし、その敷地で仕事していたころは、日給はもらっていたけど、裁量権もなく、仕事自体もなくて、ひまでひまで行くのが苦痛でした。しかもその日給、税金だったように思います(ごめんなさい。カラ日給はないです)。それぞれはいい上司やいい人たちだったけど・・・自分がもっと主体性を持って、仕事を作り出すなり、イヤなら辞めていれば良かったんだろうなあと反省しています。その後のNPOの仕事でずいぶんいろんな意味で救われました。そしてフリーになりました。

もうわたしも若くはないし、お金も役職もそんなにいらないので、ゆっくりと自分のペースで、丁寧なよい仕事ができるといいなあと思います。作品作りもそうですが、なんでも、そんなにすぐには出来ないですけど、何年もかけて、一生にひとつを作るくらいの気持ちで取り組みたいのです。誰にも、もう、早く・早くとせめられることなく、ゆっくりと。

そんなこころのやすらぎが、いちばんいま欲しいものです。