駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

K・D・出・会い

ちょっとだけ「こぶ」をかかえているような・・・

そんなわたし

ごめんなさい と 何度言ったことだろう・・・・

ほんの少し 微妙にずれているひとほど 障害物が たくさんあるので・・・・

歩きにくくて

ごめんなさい とつぶやく

自分の「こぶ」が うるさく泣き喚く

・・・・わたしは

結婚後の旧姓を仕事上のあらゆる場面で用いている

しかし たとえば銀行口座の開設など本人確認が必要な場合に

本人を証明する書類(保険証やパスポート)は

まったく用いていない新姓なので

その部分・・・

窓口で いつも長い話し合いになる

この間は銀行で女性の窓口さんとそれで喧嘩になった

わたしの顔を見てくれ

わたしのこれまでの人生を見てくれ

わたしがこれまでこう考えて動いてきたというそのあかしを見てくれ

みずほ銀行でそんなことを

叫んだ

またが裂けちゃうの。 

 さて、今日、携帯電話を換えようとお店に行ったときに

 やはり そういう問題が 起こったのです。

 でも 今日応対してくれた男性は

 いままでで一番 まとも でした

 わたしのはなしを聞いてくれて なんとか

 「きまり」とのすりあわせを行おうと努力してくださりました

 ああ、ごめんなさい・・・・

 わたし、生まれたとき、マ行で

 結婚したら ハ行になりそうで・・・

 そんなこと 許せない。

 なんで名前というものをそんなふうに簡単に換えることをわたしに要求するんだ、30年間その名前で呼ばれてきたなら、別の名前になるには別の30年が必要だろう、だれかわたしを眠らせて、殴って気絶させて、記憶喪失の境地に立って、まっしろになったわたしに、新たな苗字を与えて、育てる、そのくらいのことでないと、苗字が換わるというのはなかなか難しいことだ(だが下の名前はどうでもよい)、などと窓口で主張してみる、ああ、けっこう今日は販売員さんもひまだったのか、日本の場合は法律がそこに追いついていないんです・・・などと応対する・・・・・

  ・・・わたしさえ ちょっとがまんすれば なにもかも すっと 通ることができる

  ・・・わたしさえ ちいさくがまんすれば もっとらくに 生きられる

  ・・・あなたさえ がまんすれば こんなにまわりのひとが 迷惑しないですむし あなたもラクでしょう・・・

  ・・・あなたさえ そんなことを言い出さなければ すべてがうまく 進むのに・・・

  

  ・・・今日 電話を買うところの販売員さんは 親切でした・・・

  が、それでもやはり 

  わたしが 旧姓を大事にしつつ 電話を使うためには

  戸籍謄本が どうあっても 必要なようでした

  親切な販売員さんは わたしに名刺を差し出し

  そして わたしがそろえるべき書類のリストを手書きで作成してくれて

  待っていますから 書類をそろえて また来てください

  と 言いました

  

  わたし

   わたし

    わたし

    わたしは わたしが こういう人間だって 知っているけど わたしを、他人に、ちゃんと知っていただく そして信じていただく・・・ということが、なんて難しいことなんだろうと思う一日でした。 

     

 職業 わたし

 国籍 わたし

 住所 わたし