駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

テレビみたいな車掌

そのガラスの箱の中で 動くは 人でない・・・

車掌だ、

人じゃない、

東急の、車掌だ

雨の日、オレンジ色のコートをまとって

てるてる美青年、車掌・・・・

なんて綺麗なその後ろ髪に

雨の指紋がひとつぶ触れる

ほかには車掌に触れるものはない

その空間で車掌はいま、無重力の高みに立ちつくす

(モニターによれば最後尾の混雑率がいちばん高い・・・・

観客たちはラッシュの波にただよいギュッして

車掌が後ろを向いて通過駅の安全を

よし!と

確認するさまを見ている

そのとき観客に向けられた

車掌の腰

くいっと くいっと かろやかに回転するその筋肉

車掌は知っている

見られているわたくし、とでもいうもの

車掌は相互作用しない

車掌はアイコンタクトしない

車掌はただ見られているばかり

それはまるでテレビみたいな車掌

かじりつきたいよ うなじにふれたい・・・

ああ

急ブレーキであなたにぶつかり抱かれて今夜眠りに落ちたい乗客でなみなみあふれた東急線

もしもこのガラスが

なかったら

 ★ ★

今日も寒い雨でゆううつですね。

いま、雨の夜道の買い物帰り、おしゃれっぽい若い女性に声をかけられました。

傘を差して歩いていたら、

うしろから、タッタッタ・・・と追いかけてきて・・・

「あの~、私、美容師で見習いをしているのですけど、練習のために、カットモデルというか、ヘアマニキュアのモデルになっていただけないでしょうか。」

顔を見ると、可愛くて派手な感じの女の子。けっしてへんな感じではないのだけど、どうしてわたしに声をかけてくれたのかしら?と聞いたところ・・・・

「あの~このへんに白髪が見えたので・・・」

とのこと!

ああ、雨の夜道で傘を差していても

まるで真夜中のともし火みたいに

燦然と輝く

わたしの

白髪ぅ!!

★ ★

健康診断で身長が縮んだのがちょっとずいぶんショックで、姿勢を良くして背を伸ばすわ!!などとバイト先で言っては「ムリですよぅ」って笑われています。