駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

友人・嘔吐・失禁・あっとステイション!

さるアーティストの友人から、

 JRの駅で嘔吐失禁し駅員さんに介抱されたよ~

という旨のメールがとどいた(要約)。

 ああ友人、

 あなたの膜が破れたのだ

と わたしには感じられた

うらやましい・・・

それは とても遠くの夢の宮殿における一大叙事詩集のひとこまのよう

月の奏でるチェロのよう・・・・

うらやましい・・・

というと怒られてしまうだろうか

きっと辛かったのであろうから

(駅員さんもたいへんだ)

でも そんなつらさをへて 今も変わらずにあるその友人が うらやましかった

わたしはこの年になってもまだ失禁が上手ではない

嘔吐失禁に憧れているのに

それがまだまだ ひとりの部屋ですら うまくやりこなすことが できにくい

ダメだなあ・・・・

ダメだ、わたしはほんとうにダメだ、

さいきん判った たいがいのひとは嘔吐失禁をしているのだ

炎のパスタに黄金のジャイアントコーン

みんな、うちの親だってしていたんだ、それを、すくなくとも3回は(3人きょうだいなので)・・・ああ、ずるいなあ・・・。誰も教えてくれないね、嘔吐失禁のうまい交わし方。5年生の授業で必修にするといいわ、嘔吐失禁の分かち合い方、それは、いけないことでも、怖いことでも、世界が終わりそうなことでも、忌むべき事でもないんだよ。

誰もが誰かにとても恥ずかしい汁を吹き上げ剥き出し提出するのです

駅員さん 駅員さん・・・・あなたが受けとめたその吐瀉物は金の・毛糸玉・あなたを美しく染め上げる・けっしてあなたを汚さない・あなたの格を上げるあなたは乗客の吐瀉物で幸せになる・良いこと・が・あるよ・きっと駅員さん・・・わたしたちはすでに母親のいない人間だからこの世界にたくさんの母親を捜し求めてしまう・あなたですかあなたですかお母様とはあなたですか、そうだ嘔吐してみよう・三日月・その歩く道の上で・・・極めて鷹揚な駅員さんのその赦しに満ちた筋肉質の制服に包まれてわたしから吹き出した蛇たちがあなたにじゃれついて悪さをするんですよ、湯気あげて、ゆであげパスタの乱暴さ、で、そしてあなたは消滅しない、そんなことくらいで消滅しない、わたしの嘔吐失禁に勝つ、それがきっと駅員と私の、愛、そして、ごめんなさい、なんでしょう。ひとに「ごめんなさい」の糞を塗りたくるひとにならなきゃ、ならなきゃ。なりたい。なりたい。なりたい、って思いで自慰します、なのに、自慰はほんとうにひとりぼっち。もうその場所には誰も来ません、物理的に誰かが来ることは、不可能、なのです・・・・

・・・そんなことを、アイス食べながらひとりの部屋で夢想しているわたしは、まだまだ人前で失禁さえできない小心者です。はやく失禁出来るようにならないと、はやく失禁しないと、もう人間になれないかもしれない。いよいよ仲間に入れていただけないかもしれない。でも、まだ失禁してしまうのは怖いような気がするのです。臆病者、です。