駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

多摩川サイクリングロードにカラスがいた

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多摩川サイクリングロードにカラスがいた

何か 不思議に悠然とした態度で

高い場所から わたしを見下ろしている

誇り高い表情

黒虹色にきらめくその羽は

つややか

 

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綺麗な黒髪を自分のくちばしでブラッシングしているの

仲間の見当たらない大田区民のカラス

足元にゆきかうランナーがマスクなどしているのを不思議そうに見つめながら

・・・俺は息苦しくなどない

・・・ただ 少し カユイだけさ・・・

身体をひねってくちばしを肩口に入れ込むカラス

その姿は どこかチャーミングね

 

いま 羽がいちまい 外れた・・・

そしてその羽を口にくわえたカラスをみた

カラスの身体は縦に長いけれど

地面に対して平行に加えられた羽は

未来へのお手紙を書くためのペンだね

”この羽を きみに さしあげたい”

高いところで気障にカッコつけてるようにも見えた

昭和の少女漫画に出てくる薔薇を加えたプレイボーイみたいだった

ねえ どうして今日はそんなに親しげなのかな?

そうそう

写真撮らなきゃ

 

・・・

 

と 思った瞬間・・・

 

 

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いきなり!

川に向かって飛んで行ったカラス

ふわっ ひらっ

くちばしで咥えていた黒い羽は

これから書かれる手紙のように

サイクリングロードに 舞い落ちる

 

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俺の羽だ 大事にしろ

それで書け 詩を書けったら

 

・・・そのニヒルなカラスはそんなことをわたしに告げながら

少しだけ軽くなった身をひるがえし

羽田方面に向かってゆきました

仲間の姿は見当たりません。

 

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雨上がりの多摩川大橋

東京アラート終わったけれど

都内の感染者はまた47名と増えてしまったこの都会の片隅

うまれちまったのだから生きるしかない

ひとり静かに空を飛びましょう

絶望せず

どうか絶望せず

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今日は涼しかったですね。

おやすみなさひ~。