駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮が描く東京の風景たち◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

緊急地震速報の夜に

f:id:miya_ma:20200609194855j:plain

来るな・・・

来る・・・

来たよ・・・

来れば・・・

 

来た・・・

 

緊急地震速報の夜に

波打つ寝床のなかで 動かない身体

そのなかで 波打つ血管

どっこどっこ 心臓のおと

ざっぴ ざっぴと AMラジオがきこえては遠ざかり

ざっぴ ざっぴ 海辺にいるようにきこえては遠ざかり

変拍子の音楽の世界に拘束されている

余震きしんきしん

 

こ わ い ね

 

誰かいませんか

 

f:id:miya_ma:20200609195039j:plain

緊急地震速報の夜に

小さな街の家々ではそれぞれの震災が体験される

子どもの耳たぶが揺らされる

お父さんのジャンパーが欄干から落ちる

お母さんはどこに行ったかよくわからない

海の向こうに行ったかもしれない

また余震

また余震

そして一人で暮らすわたしが

布団のなかで動けずにいることなど

誰も知る由もない

誰かいませんか

 

f:id:miya_ma:20200609195445j:plain

 

緊急地震速報の夜に

波は打ち寄せ 集落を孤立させ 島は遠ざかり 船は流される

とぎれとぎれのラジオが伝える

震源地と各地の震度と

被害の状況を

またまた余震

またまた余震

そしてわたしはなぜか動けない

痛みもないしケガもしていないのに

わたしはなぜか動けない

夢うつつのなかで恐怖感だけが身を包んで

動けない

 

誰かいませんか

 

f:id:miya_ma:20200609195757j:plain

 

コロナも気をつけねばいけませんが地震も備えないといけませんね。

よい夜を。