駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮の日々の記録◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

2年前、東へと向かう渋滞の日。

f:id:miya_ma:20181216131051j:plain

あれは2年前の今ごろのこと

 

父が突然「法事をやりたい」と言い出した

 

父の家、松岡家のほうの、父の両親や弟の遺骨を、

「いまのお墓(厚木市)に持ってくるぞ、坊さんを呼んで法事するぞ」

と・・・

 

11月に電話をもらった時には

「とうとう認知症になったのか・・・」

などと びっくりした 

そして すぐさま厚木の父のもとに向かったのだった

何しろ父は3人兄弟の長男 末の弟は健在で 

真下の弟は死去しているがそちらのご家庭にお墓があるだろうから・・・

弟の骨?その家庭のお墓から持ってくるの?

と思ったのだが・・・

 

f:id:miya_ma:20181216131739j:plain

実は

父にはそのまた下に4男となる弟がおり 

幼いころに満州からの引き揚げ船のなかで亡くなったということを

そのとき はじめて 知ったのだった

 

宮崎の田舎のお寺にあるお骨を みな 厚木の家に届けさせたといって

大きな壺 小さな壺

父はなにやら 誇らしそうだった

 

その12月は忙しかった

土曜の夜に愛知にある「GALLERY龍屋」さんの「タツコン」クロージングパーティー

爆乳さんとライブイベント出演し・・・

楽しいひとときを過ごし・・・

 

f:id:miya_ma:20181216131916j:plain

へっへっへ~。

 

そして

愛知から直接厚木の家に向かい法事に出るという弾丸日程になった(衣装は変えるが)

しかも

厚木での法事のあと

新宿三丁目の「サムライ」でジャズセッションに参加することになっていた・・・

これは、フーゲツのJUNさんに誘われてなんとなく行くことになっていた。

 

まあ 愛知から厚木なら 東京に戻るよりは近くていいのではないか・・・・

 

そんな大ざっぱな地理的要因もあった。

 

f:id:miya_ma:20181216132345j:plain

おみやげは 愛知で買った みそ饅頭

父が喜んで もしゃもしゃ食べてくれた

 

姉から父へのお土産は 姉の子が修学旅行で買った 木製のマッサージおもちゃ

(なぜか今 わたしが握って遊んでる・・・)

 

めずらしく松岡三兄妹あつまってみんな老けたよねと笑いつつ

兄の車で父を墓地まで連れて

お坊さんを待った

坊さんとの約束の時間まであと30分もあるのに父はそわそわ 待ちきれず 

階段もたくさんあるのにお墓のほうにひとりでよれよれと行ってしまった

寒い中 階段とか 大丈夫かなあ・・・転ばないかなあ・・・

ずいぶん気がせいているなあ まあ老人だからねえ・・・ハハハ・・・

兄妹で笑いこけて

やがていつもの生臭い坊さんが来て

いくつかの骨壺をお墓におさめる儀式を行った

 

松岡の家の骨がぞろぞろお墓に入り・・・

すでに墓の中にいるわたしの母がどう思ったかはわからないが・・・

 

 

f:id:miya_ma:20181216134254j:plain

 

いつだってあとから気づかされることがある

「せっかくだからお父さんも一緒にご飯でも食べない?」って姉は言っていたのに・・・

 

さようなら は すぐそばに来ていたのに・・・

 

未来がこの日のわたしにささやきかける・・・・バカバカ、お父さんに会えるのはこの日が最後になるんだよ、食事くらい行け、バカ、と・・・。

だけどリアルタイムでは 未来など見えない 気づかない

夕べ愛知でライブしてきたバカ娘のわたしは・・・

これからサムライセッションが・・・

兄も何やら忙しいとのころで・・・

 

さよなら おとうさん。

 

法事を終えたら兄の車でみんなで都内に戻ることになった

 

f:id:miya_ma:20181216132744j:plain

・・・ギャー なんなの この渋滞・・・・?

 

厚木から海老名のSAまで1時間半くらいかかったでしょうか・・・その日の渋滞は信じられないくらいすごかった。

まったく動かない車の列。

いつもどおりに日は暮れてゆき 空をあおいで・・・うあートイレどうしよう・・・サムライセッション間に合わないかもなあ・・・・閉所恐怖なのでびくびくしているわたしにかまわず、兄と姉はいつもどおり会話をしているクルマのなか・・・。

 

未来のわたしからみれば、もうこの日で生きて会うこともない父がめずらしく揃った3兄妹を厚木に引き留めているという・・・そんな意味付けをするのだけど

いつもその時は意味がわからない

なんなんだこの渋滞は・・・

10分経っても1メートルも進まない渋滞に苦しめられ・・・

 

ああ 本当に 後悔ばかりだ

なんでそんなに急いで都内に戻りたかったんだろう

もう少しお父さんと話がしたかった

日常の何気ない中に出会いと別れは含まれていて

あとから思えばちゃんとサインも出ているのに

あれが最後だと思わなかった

いつも 後悔ばかり

しかも 繰り返す・・・

 

 いま いま こうして生きている今に 耳を澄ましていなくてはならない・・・

 

 

それで いま

突然なのですが

大江千里さんがNYのジャズ学校に留学した体験記を呼んでます! 

じゅうにんとっいろ!

とても興奮して 勇気づけられる名著!

また ジャズへの理解が少しだけ増えた気がします。

どんな音楽にも基礎やルーツがあり

その反面 表現であり 自由なものでもあり・・・

コードワークの妙

そもそもコードを聴く習慣

音楽を学んだ今なら 自分も少し わかる気がします

 

だけど このときのサムライセッションでは ジャズの音のこと わからなかったなあ・・・

ジャズに苦手意識があり

ジャズからも排除されている感じを持っていた

あの頃は自分が音楽的にも詩もアーティストとしても もっと形を学んで成長しなくちゃと思いつつ 

誘われるままライブをして・・・その準備で学ぶ暇もなく 

いろんな場所に呼ばれてはライブをして・・・その準備で学ぶ暇もなく 

ライブを減らす決断をしてやっと今は勉強に専念することが出来て

ライブをそれほど行わない今なら

自分もPoetry Musicianだというふうに見つめなおす自覚も生まれてくるけれど

2年前は わかってなかった・・・

 

ということは

この2年間で成長があったと 思ってもいいのかな・・・・。

 

ひとはいつ死ぬかわからない

だから 夢を持って 好きなものを増やして 動き続けたい・・・

 

遠く感じたジャズのセッション

自分にはわからないと思い込んでいた 不思議なコードやリズムの世界

父がどっさり残したジャズの音源の山!

今なら 好きになれそうな 気がします。

お父さん ありがとう。

 

 

松岡宮のCDもよろしくお願いします~。

 

 
LimitedExpress383

LimitedExpress383

 

  

点滴夜行

点滴夜行

 

 

おまけ

千里さんの本の「初歩の詩のクラス」の章が好き!

詩って、いいものだと改めて思う!

f:id:miya_ma:20181219091537j:plain

f:id:miya_ma:20181219091548j:plain

 

f:id:miya_ma:20181219091556j:plain