駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮の日々の記録◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

犯人はモノレールに乗って逃げてゆきました

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犯人はモノレールに乗って逃げてゆきました

ももんがでもない限り

飛べないはず

どこへも逃げ出せないはず

蜘蛛の刑事が茂みという茂みに巣を張り巡らせ

犯人を取り押さえようと

している

 

 

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秋の森を切り裂いて走るモノレール

橋脚とレールの武骨さと

それにしがみつく車体のはかなさ

最初、子供は興奮しただろう・・・・高い、高いよ、すごい眺め!

しかしいつの間にか当たり前になってしまう高さ

大学生が集団で乗り込んでくる

雲を切り裂き空をわたる乗り物もいまや日常のひとこま

だけど警報が鳴り響く

この車体のどこかに犯人が乗っています

 

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学生諸君に告ぐ

犯人はモノレールに乗って逃亡中

この車体のどこかに犯人がいる

気を付けてくださいあなたの隣に犯人がいる

沿線全域に蜘蛛の巣を巡らせて

見つけ次第 捕獲の体制に入ります

蜘蛛の刑事の拡声器 割れた声が響き渡る

そうか

この車体はいま 自由がないのか

ふと気づけば 高い空を駆け抜けるモノレールのまわりがキラキラしていた

モノレールの軌道のすべてを

巨大な蜘蛛の巣が覆いつくして

いた

 

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