駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮の日々の記録◆2018/10/8(月祝)神楽音にて主催イベント!◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

わが青春の「軽井沢シンドローム」

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わたしの中で「たがみよしひさ」先生のブームが来ております・・・。

 

「我が名は狼(うるふ)」の画集とか買ってしまいましたが

本丸・「軽井沢シンドローム」も

ばっちり買ってしまいましたよ・・・。

 

持っていたのに・・・

どうして 手放してしまったのだろう・・・

 

でも また会えたね・・・うれしいよ(;;)

ネトオクに感謝・・・。

 

軽井沢シンドロームにはまっていたのは中1の時です。

わたしが中1のとき 兄が雑誌のスピリッツを買っていて 

何年分か本棚にあって 勝手に読んでいました

兄は「めぞん一刻」のファンだったようですが 

わたしはすっかり「軽井沢シンドローム(軽シン)」にハマってしまいました。

 

今読み返しても・・

 

・・・SEX 暴力 ラブホ SEX ハダカタバコ 不倫 SEX・・・

 

という感じで・・・

とてもローティーン女子が読むような漫画ではないのですが

なぜか とても惹かれるものがありました

 

きれいで かっこいい世界だな・・・。

背伸びをしたときに見えるキラキラしたガラスの絵のような・・・

まだ見ぬ大人の世界を見ているような・・・

それでいて はかなげな感じもして・・・

 

何か 共感というか 

自分もその世界に入り込みたくなるような

憧れや美しさを 感じていたように思います

 

人に甘えられない人のための漫画・・・

孤独をこころに抱えた人のための漫画・・・

正しいことを言うのは照れてしまう、シャイな人のための漫画

青春時代の、愛や正義に対して斜に構えた心性のための・・・

正しい道に進むくらいなら断食しちゃうぞ、といった決意にも似た・・・

 

なーんて それらは わたしが勝手に感じていたことですが

 

ともかく未熟で孤独な10代の感性は

恐ろしい速度でこの漫画にのめりこみ・・・

 

わたしはあのころ この漫画の中に 住んでいました

 

「ら・くか」という喫茶店がよく出てきますが わたしもいつか あんなふうに喫茶店の常連になりたいな~などと 夢想したりして・・・

 

あんまり倫理的に正しくない言葉にも惹かれました・・・

例えば・・・

 

「久美子はプラスチックな絞殺死体。」

「ぬるぬるの、おま〇こ」

「ぼくはLIKEの位置に妥協するつもりはないから・・・」

「自然に曲げた中指の先にある・・・あな。」

・・・

 

中学生女子が頭に浮かべるにはちょっとアレな言葉も多いのですが

当時は頭のなかで そんな たがみワールドの言葉が 渦巻いていました。

シンドロームなんて言葉もこの漫画で知ったのだろうと思います。

 

ああ、この漫画のなかに 確かにわたしも いたんだよ・・・

たくさんの 小さな わたしも

住んでいたんだよ・・・

 

そして いま 読み返すと 

やっぱり 今でも 好きで 好きで・・・

あの頃わからなかった感情も沸いてきました

 

例えば 漫画では みんながみんな 耕平ちゃんを頼っていて

クールで冷たい感じの耕平ちゃんだけど 

実は 自分には関係ないことに心を砕いていたり 

誰かが傷つくことに 過剰に配慮していたり

妥協なく筋を通していたりして・・・

昔よくわからなかった耕平ちゃんの内面も魅力も感じました・・・

 

女性は・・・大人になって読み返すと

どのキャラも都合の良い感じもあり

あんまりリアルに居そうもない感じがするのですが・・・

中1のころは 軽シンが乗り移っていたので

自転車に乗りながら「まなみ」になったり

学校では「久美子」になったり

たがみワールドに影響されまくって 大変でした・・・

 

思い出してみれば

女性キャラでは 久美子とまなみが好きだったのかな・・・。

可愛いなと思っていました

 

なかでも 初期の絵柄や描きこみが好きです。

1巻の、まなみ登場の回。

こんな美しい1コマが、本当に好きでした。

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詩的な絵にさしはさまれる有島武郎堀辰雄の文章・・・。

軽シンで知る文学も 多かったです。

 

あと

長野県人ならではの 山の美しさも 魅力のひとつでした。

 

この表紙絵など わくわくしましたね。

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・・・ああ、涼しげな稜線。

軽井沢に行きたいと 思ったものでした。

 

うちの家はまったく長野と関係のない家でしたが

この漫画を読んで わけもなく信州に憧れ、

偶然にも信州にルーツのある人と結婚することになり、

死後は松本の墓に入ることになりましたが・・・

 

いまも 大田区でいやなことがあると 

松本に移住だ~!

なんて騒いでおります・・・

 

寒がりのわたしには 無理っぽいが・・・!?

 

信州へのあこがれは 今もありますね。

 

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山と車と、二郎と絵里ちゃん。

 

絵里ちゃんはあんまり共感はできないキャラでしたが 見た目がかわいいなと思っておりました。

このコマ、カキーンとした冷気や 湿度の低さまでも伝わってくるようです・・・・

 

一コマ一コマが おしゃれだなあ・・・。

あああ、山が、いいなあ・・・。

 

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これはもう少し夏に近い季節でしょうか、久美子と耕平ちゃん。

 

山や草原の描き方が、季節でさりげなく違うのが、いいなあ・・・信州の風を感じますね。

 

久美子のブーツわたしが持っていたのと似てる(笑)

ほんと、1コマ1コマが、おしゃれだなあ・・・・

山は、いいなあ・・・(語彙がない)

 

あと

当時、いちばん好きだったキャラは・・・

匡一(きょういち)という脇役でした。

 

このヒト。

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暴走族のカシラの匡(きょう)サン・・・

顔が可愛くて

サラサラロングヘアーの少年

若くてムッキムキで

喧嘩が強い・・・

 

何かがあれば すぐ喧嘩

 

何かがあれば すぐ喧嘩・・・

 

なんか妙に好きだったですよ・・・

長い髪をなびかせるオトコの喧嘩シーン、どきどきしましたね・・・

 

 

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しかし

最近 読み返したら

おかっぱ頭の弁護士の阿川ちゃんも なかなかいい男💛って気がしてきました

数少ない知性派キャラですよね

ちゃんと喧嘩は弱そうに演出されており

ナイフで刺されたりするのがいいですね・・・ 

 

←刺されるのがいいのか?

 

阿川ちゃんは匡一とも違って

どこかさみしい人・・・

耕平ちゃんと通じる孤独を感じさせる、そんなキャラですよね

 

こう書いていて 気づきました 耕平ちゃんの魅力

 

匡一の、喧嘩の強さ・ヤンキーっぽさと

阿川のクールな知性

そして 二郎の色気

 

それらをぜんぶ持っているのが主人公の耕平ちゃんだったのかもしれませんね・・・

ううむ、今やっと気づく、主人公の魅力・・・。

 

そしてわたしが好きになるキャラの共通点がわかりました・・・

 

単にロングストレートヘアが好きらしかった

 

です・・・。

 

そんなこんなで軽井沢シンドローム・・・

わたしの人格形成におおいに貢献した、すばらしい漫画だということが

伝われば幸いです。

 

わたしはあなたにLOVEなんです!

ありがとう軽シン!

 

たがみ先生の他の作品もまた読みたいと思います!