駅員観察日記(はてな編)

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追悼 川越美和ちゃん(今、感じて。)

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アイドルの川越美和ちゃんが ずいぶん前に孤独死されていたというニュースには

ちょっと ショックを 受けました。

 

しかも、最後の場所は わが大田区・・・あああああ 京急側か・・・。

 

こうじやには区の出張所も社会福祉法人の支援センターもありますよおおおおお・・・

押しかけたかったですよおおおお・・・

近くにはきっと セカオワもいたぞおおおお・・・

なんて・・・

 

知らない有名人のことを あれこれ いうのも よくないことですが

けっこう 好きだったので・・・

 

とくに 歌や歌声がよかったアイドルでした。

 

手元にあるCDは「REAL FACE」だけですが

さいきん 目黒区図書館から「ジェーンバーキンのように泣けばいい」というアルバムを借りました。

 

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岡村孝子のカヴァーも 独特の声質に はまっていました。

 

「夢だけ見てる」など しっとりした歌が多く もちろんそれらもいいなぁと思うのですが あまり甘くない歌声に ハードでエレクトリックな作品も よく似合っていました。

 

このアルバムでわたしがいちばん好きなのは・・・「今、感じて」という曲。

ちょっと都会的で コーラスや転調がカッコいいメロディです。

 

亡くなった美和ちゃんの歌声を

今、感じて、

今、感じて、

いま こうして 励まされている わたしが います・・・。 

 

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あとは手元にないのですが「女神の瞳」「天使とyu-waku」など

どちらかといえば緊張感のある作品が わたしは好きでした。

 

「鯨が来た日」という作品も ほんとうに優れたポエトリー作品です。

 

 まだ小さな妹と二人 あの日 海を見ていた

 (中略)

 そのとき わたし 鯨を見たの

 大きな鯨が二頭 白いしぶきをあげて沖を泳いでいた

 どこから来たのか どこへ行くのか

 わたし 声をなくして ずっと見ていた

 でも 友達は誰も信じてくれなかった

 だからわたし あのときに決めたの

 いつか 本当に好きになった人に

 ここからの海を 見てもらおうと

 今日もきっと鯨が来る

 あの日の鯨が

   (「鯨が来た日」)

 

おおおおお・・・朗読もすばらしいなぁ・・・。

数多くの名作を残してくれたこと 感謝しかないです(;;)

 

あと 川越美和ちゃんといえば 

うちのヘアカタログで見るたびに ほれぼれしていました・・・

フォトショ修正なんてしてない時代に 

ほんとうに肌も髪も美しくて 美形だなぁと ほれぼれ・・・ほれぼれ・・・

 

ああ 転載したいなぁ・・・

 

転載したら 集英社さんに おこられちゃうかなぁ・・・。

 

f:id:miya_ma:20170604184845j:plain転載しちゃった・・・。

 

ヘアカタログは 記事も面白いのです。

うちにある中で いちばん古い美和ちゃんの記事(89年5月号)では

「絶対ミニスカートをはかない私は パンツ党!」

と書いてあって 

異性に媚びたくないということなのか 

あるいは足にコンプレックスがあるのか わからないけど

その言葉は キャラづくりとか イメージ戦略とは違う ご本人の心からの言葉だなと思ったし

そんな言葉に 清潔感のある方だなぁと 感じました。

 

そういえば 同世代・・・

勝手に親近感を覚えていたのかもしれません・・・。

 

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次のヘアカタログ(90年3月)では 

仕事の都合でパーマをかけられないので 

コテでカールを作っているけど 髪を焦がしちゃう(笑)

という記事があります。

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でも その直後の 同じ年の5月号では

「(コテは)髪の毛が焦げる音がして 

自分の体を傷つけているような気がして やめたの」

という言葉がありました。

 

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わたしはずっと 川越美和ちゃんといえば この言葉が印象に残っていました。

 

・・・「髪の毛が焦げるのは 自分の体を傷つけているよう」・・・

 

生き物がそのまま生きていることを肯定する そんな言葉だと 感じます。

 

いつも 歌手さんについて思うときは

その歌声や歌の世界だけで十分で 

人となりとか その人の属性がどうだとか あまり 気にしないのですが

ささやかな記事の ささやかな言葉から 美和ちゃんが持っている あたたかいものを歌と一緒に受け取っていたのだなと 気づかされました。

 

同じ地平の 同じこの世界に あるいは同じ区に 生きることが難しい人がいることにも 気づかされました。

今、誰かが悲鳴をあげているかもしれない、今、感じて。

今、感じて。

それが、華やかな世界の人であっても・・・あるいはいつか、わたしもそうなるかもしれません・・・

かなしくなったら 歌や音楽に支えてもらおうかな・・・。

 

美和ちゃんの素晴らしい作品たちに感謝しつつ ご冥福をお祈りいたします。

 

ヘアカタログ転載しちゃって 集英社さん ごめんなさい。