駅員観察日記(はてな編)

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現代詩フォーラムに投稿しました

現代詩フォーラムに詩を投稿しました~。

http://po-m.com/forum/myframe.php?hid=1559

たまにはまじめに詩を書いたりしなきゃね・・・・。

 

こちらにも転載しますね。

 

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皮膚のむこうに
 

 

北西3.5キロの位置にある駅だった
今日も人身事故が起こった
ああ ここではなかった 
でも けっこう近かった
ちきゅうよりも重たいと教わった人体は
まいにち軽々とバッキリリン
価値がないのですバッキリリン
この世界を包む皮膚のむこうに 行ってしまった

わたしたちは血液を含んだ袋で
毛細血管のゆびさき抱えて満員電車に乗っている
ぶつかりあったらフシュースルン
押し合いへしあいフシャーナルン
ちきゅうよりも重いものでいっぱいの11両目で
苦しいときは窓を開ければいい
指先を少し切ってみるだけでいい
それでやっと窓があいて この世界で生きるための呼吸ができる
すぐに 塞がれてしまう 赤い空だけど

血液は血液によって必死に隠される
なんでもありません なんでもありません
今日も一日よい日でしたと 
ひび割れたガラスの電車が日記にそう書く夜のしじま
丁寧に手入れをスルースルーン
長生きしようねシマージマーン

明日は それが遠ければよい
おまじないのように痛む指先で
遠くあれ 遠くあれ 
まだ暗い東のほうを指さすのです