駅員観察日記(はてな編)

◆駅員さんが好きなポエトリーアーティスト松岡宮の日々の記録◆CD「Limited Express 383」Amazon等で好評発売中!◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

改札外記

急行電車のラッシュや 閉所、なるものに悩まされた頃・・・

乗っている時は あまりに長く感じる苦しい時間なのに

降りてしまうと 気分がすかっと楽になるのが

不思議だった

ごめんね車掌

わたしはもうあなたを降りてしまった

改札外からこれを記す

埃だらけのガード下で 上のほうを向くと

いまでもそこで頑張って苦しんでいる人々がいる

・・・いいのですよ、お客さま、車掌は、お客さまの好きなように、生きていただきたい・・・

埃の雨がひとつ降り

降りてしまえば 過去の日々

思い出すのは車掌の抱擁

・・・お客さまがどっかに飛ばないように

 ・・・車掌がしっかりと抱きしめてあげますからね・・・

あれは

男性の香りもしない ただの清潔で暖かい抱擁

だけど

わたしを守ってくれた

ごめんね車掌

わたしはすっかりあなたから降りてしまったひとになった

改札外からこれを記す

あなたがわたしを守ってくれようとしたのに

わたしのほうから遠ざかって

しまった

夕陽がもうすぐ姿をかくす

埃だらけの地平で見守る

今日も車掌が電車の後ろにいるよ

両手をひろげて抱きしめているよ

ほのぼのとした家の灯りを守るため

乗客は花を届けたいひとで

乗客は手帳を大事にするひとで

それぞれの小さな幸せをまもるひとのため

燃える車掌の皮膚呼吸

夕映えに黒ずむ車掌の制服はそのためにあり

お客さま

お客さま

どうか終着駅まで ご自愛を・・・

なのに

ごめんね

途中で 降りてしまったりして

とどろき駅です。

というわけで今日は補遺レコーディングでした。

オクターブ上のファルセット下さい」

とか

お茶でも頼むみたいに 簡単に言われました・・・難しかった(~~)

でも丁寧に作ってもらって、わたしも作品も幸せものです・・・。

そしてとうとう、CDタイトルとジャケット案について考えておくように宿題が出ました。

何も考え付きません・・・

どうしましょう・・・。