駅員観察日記(はてな編)

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夜明け追いかけてサンライズ

というわけで改めまして・・・サンライズ出雲に乗車しました。

寝台車らしからぬ、クリーム色のボディに驚き、内装の柔らかさ、綺麗さに驚き・・・

北斗星に引き続いてのB寝台ソロでしたが、サンライズの2階は、なんと、窓がまーるくなっていて、寝そべると星空が見えるのです。

これには感動すら憶えました・・・。

夜空に抱かれて移動できるなんて・・・。

冷え切った冬空は空気が澄み渡り

オリオンが追いかけてくるのが見えました

そのほかにも名も知らぬ星が

たくさん列車と共に動いていました

まるで星座のはこぶねに乗ったようで

ゆらり ゆらり 

空でも飛んでいるみたい・・・快適でした

豪華な雰囲気、すてきな車内。

寝台車ではじめてシャワーにも入ってみました。

シャワーカードは車掌から買うのです・・・

そう・・・車掌!

車掌は都内からJR西日本でした。

漆黒の制服をひらひらさせながら黒い蝶々の車掌がわたしの部屋にやってきました。

わたしのほうが高い場所にいるので、上から目線で車掌を見下ろしてしまいます。

やや高齢、細身で、しわの多い、やさしげな車掌でした。

わからないこと いろいろ 尋ねたりして・・・

たとえば ひげそり用と書いてある電源は、パソコンとかにもつかっていいということで、ほっとしました。

しかし、昨日のブログを書き上げたとき、ゲップがとまらず、

ちょっと酔ってるなあと思いました。

主観的にはそんなに気持ち悪くないのですが、

胃の中の液体がせり上がってきます。

ブログなど書くからいけないんだな・・・

静岡県のどこかで 夜遅いから今夜のアナウンスはこれで最後だよの声を聞きました。

車掌さんも着替えて眠るのかなあ・・・とか

夜空の星が綺麗だなあ・・・とか

不安とさみしさのなかで 何かに守られているような気になって

わたしも眠って・・・

起きたのは・・・

放送再開された 岡山。

放送内容は、「切り離しでちょっと止まりますが、ここの売店で買い物をして乗り遅れないでくださいね、そういうお客がいるんですよ、けっこうたくさん・・・」という旨を繰り返し述べていました。

そう、車内販売がないので お腹をすかせている人などは 売店はありがたいことでしょう。

わたしも外に出て カキンと冷えた夜明けの空気を吸い込みながら

切り離しのようすを見守っていました。

朝です

星はいつのまにか沈黙してしまった

にんげんたちが目覚めてくる時刻

車掌が見守るなか

ひとつの夜はふたつの朝へと切り離された

ひとつは四国へ

ひとつは山陰へ

西へ向かうのはサンライズ出雲

わたしは夜明けに追いかけられることになるだろう

東から届く夜明けがわたしをおいかけてくる

背中に輝く赤い夜明けを浴びて

わたしは西に向かっているのだということを知る

夜明けとなり わたしも喉がかわいてきました。

しかし 電車内の自販機にはあまり 魅力的な飲料がありません。

ふつうにドリップコーヒーは好きですが 缶コーヒーは飲むと気分が悪くなってしまうわたしです・・・。

ふだん 飲まないようにしているのですが・・

でも あまりに喉が渇いてしまったので つい 缶コーヒーを飲んでしまった

すると・・・・

・・・・汚い話ですみませんが のんだものがせり上がってくる・・・・

あまり自覚してませんでしたが やっぱり 寝台車に酔っていたようです。

缶コーヒーを飲んだことをふか~く後悔しつつ 

洗面台で嘔吐・・・

うううう・・・。

・・・やっぱり 優しいゆりかごのようでも これは乗り物なんだと・・・

あまくみてはいけないなあと思いました。

そこから松江までの数時間は 寝てすごしました(~~)。

キンと冷えた松江に到着して

いろいろ お勉強 頑張って

久々に逢う仲間と美味しいものもたくさんいただきましたが

しかし

実は まだ ゆらゆら がったんがったん 揺られているような感じがするわたしです・・・。

きょう 地震なんて なかったですよね・・・

つねに地震がおきてるみたいな気分です・・・。

寝台車の思い出は・・・

車掌とつねに一体化しているようで

不安で こわくて だけど 楽しくて 未知なる世界で・・・

ひとりぼっちの夜 見守ってくれたのは星座と車掌さんでした。

わたし星座のなかにいた

車掌も星座と遊ぶのでしょうか

白い手袋で星を捕まえて星座のタペストリーを編み上げるのでしょうか

車掌のみせる夢の世界で移動したみたいな

不思議な一夜をありがとう、サンライズ・・・

まだあなたに乗っている気がします。

おやすみなさい。