駅員観察日記(はてな編)

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幼 虫 愛

ああっ・・・・

ふわん ふわん やわらかい・・・・・

はじめて幼虫に触れてみたときの

その 思いがけない はかなさ

わたしが少しでもちからをこめたら壊れてしまうわ

和紙で作ったペニスの折り紙

手のひらの中で

おさなく はかなく 小さなものが わずかに脚を動かす

これまでこんな感触は 知らなかった

わたしの体の芯が温まって蠟を流し そっと身体のすべてに浸潤する

・・・

好き。

できる

できる

これなら できるかもしれない

わたしなら できるかもしれない

わたしは それができる人間、いや、生物なのだ・・・・

和紙で作ったペニスの折り紙

そして 誰も見てないのを確認しながら そっと キスをしてみた

匂いのない 音もない 冬の日差しにやさしいキス

そのくちびるはとても柔らかで

これまでわたしが感じたことのない 感覚が わたしの身体を 貫いた・・・・

・・・・できる できる わたしは あなたとなら できる 震える 震える わたしはあなたが苦手だった だけど いま この感触・・・・できる できる 抱く なぜか笑いがこぼれる わたしの 身体が 受け付けなくて 求めている 拒絶しながら 歓喜する 幼虫もなにやら黒い尿を漏らしはじめ もだえる わたしたちは している している 愛を している・・・・

誰も見てませんよね

幼虫とのキスは禁断のにおいに満ちていた

まだ幼い 年端もゆかぬ幼虫を襲ってしまったという 罪の意識・・・・

だけど幼虫は身体をねじって快楽に溺れている

言葉ももたぬ幼生 

無力でか細い生命のこより が

侘び・寂び・

伸び・エビ・

ウェーデルン!

夫のいない日々のさみしさを埋めるのは

「男のぬくもり」ですら なくても 良かったのだ

幼虫愛のシーツを窓辺に広げて 今夜 できるわ わたしなら・・・・できる。

和紙でつくった折鶴の祈り

集まれ 集まれ 金色の笛で高らかに呼べ

今夜 世界のすべての幼虫よ

わたしの布団にあつまりなさい

あれは数千年むかし

いつか あなたとわたしは愛を交わしたかしら

そして またこうして 出会えたという奇跡に出会いにおいで

はるかな星のコンパスを辿りながら

こいこい幼虫 あつまれ幼虫

100万の幼虫に抱かれて 花畑のなか わたしは眠ります

ふわん ふわん・・・・

抱きしめたら壊れてしまいそうな はかないぬくもりを皮膚に感じながら

和紙で作った愛のあずまや

幼虫たちと抱き合って眠る

こんな感触は これまで知らなかった

ウィークエンドは幼虫愛

ええ、ゆっくりそこに居てくださいね

ふふ、夫が帰ってきたら 驚くかしら