駅員観察日記(はてな編)

◆駅員さんが好きなポエトリーアーティスト松岡宮の日々の記録◆CD「Limited Express 383」Amazon等で好評発売中!◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

泣かないで中目黒

今日は見舞いに行かなかった

夫が入院してあしかけ5日

こんなにもはやく 自分がダメになってしまうなんて

・・・驚いている

独身の頃の、落ち着きのなさ

時間と未来をもてあまして

家に居着いていられなくて

真冬に自転車であちこちを走り回っていた

あの頃の とぼしさを 思い出す

時間は増えたはずなのに 何も生産的なほうに向かず

やっとのことで身体を起こして

古い本やCDをブックオフで売って

340円をかせぐ

・・・・おとこのぬくもり が ほしい

男、ではなく、男のぬくもり、が・・・・

ただ布団の中に居るだけでいい 

ぬくもりが ほしい

同一性のある他者、じゃなくて

ぬくもりが それ単体で わたしのお部屋にあるような・・・・

そんな 男の ぬくもりが ほしい

わたしよりも少し体温が高くて やや肉づきの良い 悪臭のしない

そんな 男のぬくもりを お金で買いたい

2100円くらいで 置いておきたい

そうだ、男のぬくもり、という布団を開発すれば、いいのかもしれない

夫が数日 いないだけで こんなに トゲトゲとした 自分に 戻れた・・・

ああ、駅員に逢わねばならぬ・・・

というわけで 意味もなく中目黒に 行った

中目黒のベッカーズ いつも電車から見えた

だから ベッカーズから 駅員が見られるのではないか・・・

と思ったが

位置が低すぎて

東横線のスカートの中くらいしか 見えなかった・・・・

だけど 駅員は素敵だね

クリスマスの灯りに似合って よく輝いている

この 寒さが なつかしい 

わたしの身体は いかにも何も持っていない

この身体の軽さが 懐かしい

「お客さん 危ないですから 下がってください」

の声が ダイレクトに突き刺さる

あれはわたしに言っている 声だ

そして駅員がなぜか 大きなバケツを持って走る

あの中に入っているのが

わたしなのだ

カンテラの光はわたしを突き刺すためのまぶしさだ

なぜだろう この寒さに むき出しになって寒さも感じないわたしの身体を

駅員が 抱く・・・というか 突き刺してくる

お客さんダダダダダ・・・・ 回送ですよドドドドド・・・・

駅員はわたしにとってツリーの星だった

駅員は高い空の星あかり

つまり わたしには届かないもの

遠くで輝いている

もの・・・・

そのわずかなぬくもりを いつも てのひらで集めて

駅員 駅員

と 抱かれていたのだ

中目黒駅はどことなく薄暗いけど

すべてを受け止めるあたたかさを持っている気がした

こんな冷え冷えした気持ちのときに 東京に住んでいてよかった・・・・

国家試験の勉強もしてみた

行政訴訟ってなんだろう?もぐもぐ、だめだこりゃあ。

とくに、相続では全問、不正解・・・マルバツなのに、全問不正解って、相続に向かない才能があるんだわ?

そうして 寒さのなかで 免疫力が低下して

1回の発熱と3回の下痢を経験した2週間後

やっと 夫のいない生活に慣れた ころ

退院してくるのかな・・・?

(片付けなきゃね・・・・。)

だけど わたし 思い出した

そして わすれたくない

寒さが あるのです

さみしさが あるのです

電車と ホームの隙間から 吹き上げる吹雪が あるのです

シャツと 皮膚の隙間から 吹き上げる吹雪が あるのです

だからそれを ふさごうと 必死なのです

駅員 駅員 もっと 叫んで・・・・!

ただの 普通の 中目黒の 冬景色です