駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮の日々の記録◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆LIVE予定、11/4大久保ひかりのうま、11/19難波「音」、11/27神楽坂カグラネ、12/7碑文谷APIA40◆

新宿駅の雨の片思い

べっちゃ。

電車の窓から見ていた

ああ、

向かいのホームで 駅員が 女性と 歓談しているわ・・・

それは新宿駅 夕方のざわめき

そんな緊迫しているはずの駅で

駅員の 柔らかな笑顔 

ああ、わかる、それは別に知り合いとか恋人とかじゃない、ただの、乗客の、若い、女性ね、そういうひとに向ける笑顔ったら、もう、クシュ、ああ、駅員が笑って噴出す、なんて、意外!!

・・・新宿駅の自転は速い

・・・列車が通り過ぎて 次の列車が来る、つかの、魔!

駅員、若い女性とお話できて、左右確認、少し笑って、また確認、あら、うれしそう、よかったね、頬から肉が零れ落ちそうな、笑顔、いい笑顔というのは 家族や知り合いじゃない、ただの他人に ただの乗客に 見せる 顔なのだ、げにすばらしき、駅員の笑顔 わたしもすっかりごちそうさまです・・・・べっちゃ、列車のガラスにへばりついて、それを見ているわたしが、南へ流れ流れてゆき、ます・・・・・

今日はアルバイトでした、なんとか、なんとか、こなします・・・。ああ、同業者とお話をしたいなあ・・などと思ったりしました。同じことの繰り返しなので、スキルが上達してない気がして不安です。

そんなことはともかく、新しい動画「も・れ・る~大きな宇宙の嶋村」アップしました。先日の「てっちゃん215」からです。鉄道模型が走り回る不思議な雰囲気を、ぜひ味わってみてくださいね。「も・れ・る」は新作なので詩を下に張っておきます。

「も・れ・る」

毎度 地下鉄ひび割れ線に 

ご乗車ありがとうございます と

青ざめた顔の運転士

2両めには

噴火しそうなサラリーマンがいた

音の/出てない/イヤホン/耳から

もれる 

もれる

月夜の海辺で夜光虫たちが粘液を交換しあっている 

音がする

わたしは10両目のガラスにもたれて

津波の/予感を/聞いている

もれる 

もれる

もれる 

もれる

 差し込む、差し込む、差し込む、いたみに

 差し込む、こらえる運転士

 コルクの栓をくださいひとつ

 手袋の指で運転士

 懐中電気の電池の液漏れ

 万年筆から涙のひとつぶ

 それでもメトロはメトロは前に

 シュー!

 飲み込む、飲み込む、飲み込む、空気の

 飲み込む、こらえるサラリーマン

 守ってあげたい内肺葉が 

 ウラを表の、エマージェンシー

 自動嘔吐のプログラミング

 空気を切り裂く日本刀

 臨時ニュースをお知らせします

 もれる 

 もれる

 トンネル、トンネル、トンネル、のなかを

 トンネル、ねずみがかけてゆく

 暴露ウィルスにやられちゃったね

 空気を読めないおしゃべり次郎

 電子カルテの経路に立てば

 患者情報の雨あらし

 それでもメトロはメトロは前に

 シュー!

 苦しい、苦しい、苦しい、わたしが

 苦しい、こぶしをいま開く

 何にも、何にも、何にも、いらない

 失禁まぎわの波打ち際で

 言ってはならない言葉が踊る

 言ってはならない言葉と踊る

 臨時ニュースをお知らせします

 

 もれる 

 もれる

 もれる

 もれる

 ここはどこですか

 わたしどうなったの

 覚えてないのって

 覚えてないです

 もれるってすてき

 わたしどうなったの

 なんで怪我しているの

 なんで血が出てるの

 地下鉄に乗ったまでは覚えているんだけど

 なんでまぶしいの

 地下なのに

 なんで

 ひび割れから光が差し込んできた

 地上までもうすぐだ

 あな あな あな 

 穴から光が差し込んでくる

 地上までもうすぐだ

 地上には・・・

 たんぽぽが咲き乱れているんだろうなあ

 羊雲が地平の果てまで広がっているんだろうなあ

 富士山見えるかなあ