駅員観察日記(はてな編)

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いま駅員がカーテンを広げる

わたくしなら 平気ですから・・・

駅員は誰よりも 

触車のそばへと向かう

覚悟を決めたね、ファーラウェイ・・・

いま駅員がカーテンを広げる、

お客、落ちるな、落ちるな、お客、

人間のかたちをもらった駅員が

綺麗な指を大きく広げ

体中から白い粘液を発射し

ねばねば

乗客を守ろうとして

いる

こんなに夜遅いのに

夜の新宿の乗客ときたら魔法にかけられて

ぎっしりと みっしりと

ホームに詰め込まれて

危ないじゃないか・・・

駅員が肩口でわたしを見やる

駅員にはいくつもの目があるのだ

そして

お客さん あなたが転落しそうなときには

お客さん あなたを抱いて

夜の、山の手、ファーラウェイ

夜の、湾岸、どこまでも・・・

ああ、こんな夜遅くのホームでも、怖くはないわ、

いつも駅員に抱かれている

いつも駅員の粘り気のある白い液体に

包まれて

食虫花のときめき

優等生のせせらぎ

咲かない花が

足元に

でも、最近わたしが使うくらいの駅には駅員さんがあまりいません。

駅員さんがいること自体、ぜいたくな感じになってきたのかなあ・・・。