駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮の日々の記録◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆

運転士の手袋と 「・・・ぅハァッ!」

このところは昼間の移動が多く、車掌や駅員だけではなく運転士さんを見ることが多くありました。

特に、東急の運転士は、両手をそろえてハンドルを握っている、そのキッチリしたお姿がなんとも端正だと思いました・・・・

両手を前中央に出しているから、背中が小さく細くみえる・・・

前には大きな東京の風景が、鋭角だよ、広がっている

端正で、静かな背中だ・・

と思った瞬間、

運転士の右手が踊りだす

そして、

 「・・・ぅハァッ!」

と、前を指差した

ぴんと張った指先

静かに躍動し、そして静止する。

なんて鋭いモーション

運転士とわたしは同じ風景を見ていたつもりなのに

運転士の体にはまったく違う命令系統があるらしい

長い指で握るのは安全という名のハンドル

運転士のなかで広がってゆく記憶のスクリーンロール

そして彼は

眼前の光景とそれとをつき合わせ

「and/or/not・・・・」

瞬間・瞬間の判断を下しながら

わたしには何も見えていない標識を

見極め・・・

あ、また来る!

「・・・ぅハァッ!」

その腕を その指を 前に 伸ばすのだ

あなたには何がみえるのですか

わたしにはまだ あなたの指先が何を指し示しているのか

わからない

ただ あなたが 「・・・ぅハァッ!」と声をあげるたびに

運転室のガラスがパリンと割れて

激しい風を 浴びているような

あなたの厳しさにはげしく打たれるような

そんな 気になります

 ☆    ☆

 今日もアルバイトでした。なんか一段落すると昼寝ばかりしている日々です。

 車掌さんの服のシワがいいなあ~と思いながら、電車で爆睡してしまいました。

 鉄道員さんは素敵だな~~~と最近あらためて思います。服のしわ、服のしわ。

 ふと思ったことは、わたしには親子の情愛が足りないのではないかということです。子供はいませんが、親はおります、が、自分の親だから特別だという感覚がちょっと足りないようです。お世話になった分、面倒を見なくてはという責任は感じていますが。そういえば恋愛もそんなにひどく思い入れることがないような気がします。あるのは性欲だけです。そういえば日本への愛も足りないような気がします。ありとあらゆる帰属意識が足りないのかもしれません。でも、わたしをはぐくんでくれた東京は好きです。