駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮の日々の記録◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆LIVE予定、11/4大久保ひかりのうま、11/19難波「音」、11/27神楽坂カグラネ、12/7碑文谷APIA40◆

見習い車掌の声だけが

「出発進行~~~~!!」

の声がホームに響き渡る

過剰なほどに、壁の立った、綺麗な、声。

ああ、と、見なくてもわかる、

声から湯気が立ち上る、

見習い車掌が 乗っているのだ

見習い車掌の温度は高い

 赤い頬、引き締まった腰は、まだ現場に対して

 少し引けている

 急病人が出たら きちんと対処するぞ・・・・

 命をあずかるものとしての 覚悟に満ちた身体は

 制服に比してまだぎこちない

 制服との比率が微妙に違う

 

「出発 進行ーーーぉ!!」

 地下ホームに反響して減衰しない

 見習い車掌の声が・・・

 ときに その声が 少し 違う と思うのは・・・

 彼は 乗客に向けてその声を発していない

 彼は ぎこちない体躯を震わせて・・・

 となりで腕組みをする指導者に向けて声を発している

 

 「レピーター 点灯! よし!」

 

 とまどいを隠したその唇は赤い

 見習い車掌の温度は高い

 彼は 教科書で覚えたことと

 指導係に怒られたことと・・・

 それから、 この鉄の塊が発する、しゅっしゅっしゅ、声を、把握するのに精一杯、信号の光、駅員の伝書鳩は、光、ああ、なんと、乗客がそんなにたくさん乗ってくるのか、入るのか、モニター確認、反対側には乗り入れ線から来た各駅停車、ぎゅうぎゅうの客、しかし車掌、どこかでその扉を閉めなくてはならない、その瞬間が、閉めるべき瞬間が、まだ彼には届かない、彼には訪れない、えいやっと、ぶったぎり、閉めて・・・・あ、はさんだ、赤いランプともって、電車はますます遅れてしまうのね・・・

 見習い車掌は、どこまでも硬い。美しい横顔はどこまでもまっすぐだ。

 白くて硬い、まだマネキンみたいなあなたを、揉んで揉んであげたい、ラッシュのひとなみのカタチに染めてあげたい、そんな乗客が、ここにいます・・・・。

 

★うそどばん

 

 う そ ど  ばん 。

    うそ ど ば ん 。

今日はとくに変わったことは何もなかったです。最近ふつうに忙しいというか、それなりにやることがあって、幸せです。

1月28日の梅島ユーコトピアライブの演目がやっとオケが出来て、声を出し始めています。日曜日の夜遅くなのだけど、よろしかったらいらしてくださいね★