駅員観察日記(はてな編)

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またまたさけちゃうの

むかしわたしは、国の研究機関の流動研究員だった。

いまもフリーの立場でささやかに研究には携わっており、ある国立の研究所に研究生という(通常は学生さんが多い、ささやかな)身分が残っている。もと上司をはじめ、こんなノロマなわたしにみんな、今でもよくしてくださる。感謝するばかり。

さて、近年不正な研究費などで有名になった科研費。日本で最大の研究助成、科研費。カッケン、ケッカン、クモマッカ、ぽろぽろろ・・・・。この制度、さいきんは研究機関の人間でなくとも出せるようになった(奨励研究)。これに出してみようかしら、などと思い立った、わたし。

「わたしは一応ある研究所に研究生の籍があるんですが、通常の科研費ではなく奨励研究申請を出せますか?」と科研費の問いあわせ窓口に問い合わせると、「いまは研究者には研究者番号というのがありますが、その番号をお持ちなら、通常の科研費に出せる立場なので、奨励研究ではなく通常の科研費に出してください」とのことであった。そこで研究所に問い合わせてみると、「あなたは申請をしていないので、研究者番号を出していません。研究者番号を出すのも時間がかかるので、当研究所を通さずに個人として奨励研究で出してくださったほうが良いでしょう」との返事であった。

右に行けば左に押されて、左に行けば右に押されて。すみません、中途半端で・・・・どのひとも、どのひとも親切で、自分の中途半端な立場を申し訳なく思う午後であった。雨、雨。

・・でも、ああ、この構図は、とってもどこかで、見たことがある。

 「すぱっとGo~!]

ひとをふたつに分ける。何らかの変数で、上からふたつにひとびとを分ける。あなたは研究者ですか、否ですか、とQualifyする、そんなナタがある。名づける。刻印する。ああ、かつてわたしは研究職にいた、いまは正式にはそこにはいない、でも研究するかもしれない、ちょっぴりそれらしい籍もなきにしもあらず、研究します、できます、よい研究できますように、努力します、なんて、そんなやつは、いないも同じ、なのだ、きっと、きっと。

わたしは仕事上は旧姓を使っていたり、戸籍などが必要になる場面では新姓だったり、それでまわりが迷惑しているのもよくわかるし、心苦しいかぎりだが、わたしのなかに生じている、苗字を変えることによる精神的混乱や迷惑が、漏れ出しているだけなんです。わたしも、マ行のひととして生きてきたのに、いきなり「ハ行」のひとになれ、なんて、混乱しています。自分がどっちの人間だか、わからないのです。ごめん、わたしの混乱は、わたしひとりだけでは抱えきれないので、他人も巻き込み二つ苗字があるという吐きそうな状態を一緒に味わってもらいたいと思っているのです、性別がふたつあるひと、苗字がふたつあるひと、またまた裂けちゃう、また裂ける・・・。

 カオスって言葉のなかに カオがあるのは 偶然ですか?

 

 ああ、わたしだって、わたしだって、なんら実質がなさそうなもの 駅員性というものが、絶対的なんです って。