駅員観察日記(はてな編)

◆ポエトリーアーティスト松岡宮の日々の記録◆このブログはアクセスカウント以外のアクセス解析をいたしません◆LIVE予定、11/4大久保ひかりのうま、11/19難波「音」、11/27神楽坂カグラネ、12/7碑文谷APIA40◆

車掌追い

その四角い空間から抜け出せない車掌

地下鉄のチューブに取り込まれた蛾の夫婦が寄り添う夢が膨らむ

ふらり ふらり・・・

蛾の出口はガラス瓶のふた

出られない・・・

出られない はずの

車掌 さっきは右側のドアを閉め

車掌 今度は左側のドアを開き

フォーっとボタンを押しながら

駅の安全確認を する・・・・

紺色の彼がくるりと廻れば

ジャケットのすそが まわる

車掌 

滑らかな羽をささやかに震わせフラクタルの軌跡で投射され続ける物語みたいに

カーブで外周ぞいに膨らむ車掌の身体はゴムで出来ている空気膨らむ頬の膨らみ

今夜車掌のみる夢はチューブの出口の朝のよう

自由自在の存在感で

またあなたは地下鉄のトンネルのかたちにたわむ

身体のかたちをかえてあそんでいるシャボン玉を見てあこがれる憧れの車掌の横顔

わたしは手を伸ばし彼を捕まえようとする

わたしは手をどんどん大きくして

生命線のたくましさで彼を握り締めようと

してみる